2026.04.19
獲れたてロブスターにプレミアムワイン三昧。南十字星を望む美しい大自然も魅力の西オーストラリアが最強!
オーストラリアといえばシドニーやメルボルンが定番の旅行先。東部は「行ったことあるよ」というオヤジさんも多いと思いますが、今、“西オーストラリア”がアツいんです。今回は西オーストラリアの州都パースに近い沿岸都市「マンジュラ」や、ワイナリー巡りができる「スワンバレー」を訪れました。
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取材・文・写真/小浜みゆ 編集/森本 泉(Web LEON)
「マンジュラ」でロブスター・クルーズ、「スワンバレー」でワイナリー巡りの旅

▲ 海上で、獲れたてのロブスターを味わう贅沢を。
ロブスターを自分で獲れるクルーズがあるらしい──そんな夢のような話を聞いて、やってきたのは西オーストラリア州の町「マンジュラ」。海からロブスターを引き揚げ、それをその場で味わう、男のロマンに満ちた体験ができます。
そして西オーストラリア最古のワイン産地「スワンバレー」では、ワイナリー巡りを満喫。ワイン好きの彼女の心も満たして、ふたりの時間を密にする旅へと出かけてみませんか。
獲れたてのロブスターが美味しすぎる! マンジュラで特別なクルーズ体験

▲ クルーズはマンジュラの桟橋から出発!
ロブスターを獲れる体験ができるのは、シーウエストのクルーズ体験「ワイルド・シーフード・エクスペリエンス(大人AU$379)」。日本から直行便が飛んでいるパースより、クルマで約1時間の「マンジュラ」という場所が出発地です。
マンジュラの湾岸エリアは、一家に一台、クルーザーを持っているような富裕層たちが住むエリア。クルーザーに乗っているのはファミリーのほか、カップルも、若い女の子だけのグループも! 休日にクルーザーに乗ることは彼らにとってのノーマルで、「いつかはここで、俺もクルーザーを……」と夢を見ずにはいられません。

▲ 西オーストラリアのワインやビールを満喫。
陽気な船員たちと一緒に船に乗り込み、ゲストが全員集まったら出発! ワイルド・シーフード・エクスペリエンスはアルコールや食事がインクルーシブで、西オーストラリアのプレミアムワインの産地・マーガレットリバーにあるワイナリー「Howard Park Wines」の白・赤・ロゼ・スパークリングのほか、ビールやソフトドリンクも自由に飲むことができます。

▲ 海風を感じながら、彼女とワインが楽しめます。
クルーザーは2階建てで、2階のデッキは西オーストラリアならではの太陽と潮風を感じられる空間。真っ白なクルーザーは、彼女も満足させる美しさです。まずはスパークリングワインで乾杯!

▲ 「ザバーン!」と豪快に音を立てながら、勢いよく海から引き揚げます。
穏やかな入江のコメットベイに出たら、お楽しみのロブスター漁。あらかじめ海に仕掛けが沈められているので、それをゲストの手で引き揚げます。スタッフが器用にロープを引っ掛け、ロープを引くと、海から仕掛けが現れました!

▲ ロブスター、5匹も入ってました!
最初の仕掛けの中に入っていたロブスターは5匹。サイズが小さいものや、卵を持っているロブスターは海に返さなくてはいけないので、獲った後にしっかりチェックします。この日は合計10匹以上のロブスターをゲット!釣れた瞬間は、ほかのゲストも含めて、みんなで一緒に大盛り上がりです。

▲ クルーズの上で味わう、豪華な西オーストラリア産のシーフード!
ロブスター漁のあとは船上にテーブルがセッティングされ、コース料理のスタート。シーフードを中心にした8品が提供されます。ちなみにこの日、スタッフの一人としてゲストを盛り上げてくれたのは、日本語が話せるハルカちゃん。オーストラリアの夏だけシーウエストで働いているそうですよ!

▲ キャプテンが自ら、ロブスターをさばいてくれました。
前菜はアブロロス島産のホタテのロースト、そしてフリーマントル産のタコやシャークベイ産のクルマエビなどが盛り付けられた贅沢なシープードプラッター。メインとして登場したのは、先ほど海から引き揚げた新鮮なロブスターのお刺身です! 「生でロブスターが食べられるなんて……」と私も感激しっぱなしでした。

▲ ガーリックバターを効かせたプリップリのロブスター、ものすごいおいしいやつです。
そして生だけではなく、オージースタイルの「ガーリックバター焼き」でもロブスターを堪能。このロブスターはウェスタン・ロック・ロブスターという種類で、バッセルトン〜シャークベイ近海でしか採れない種類です。海から獲って1時間もせずに調理されたロブスターを食べれば、彼女もとびきりの笑顔を見せてくれるはずです!
シーウエスト(マンジュラクルーズ)

▲ マンジュラはサイクリングデートも気持ち良い!
マンジュラはデンマーク人アーティスト、トーマス・ダンボさんによる屋外インスタレーション「ジャイアンツ・オブ・マンジュラ」も有名。アメリカ、フランス、ドイツ、中国、韓国、チリなど、世界中で170以上展示されている作品がここにもあります。マンジュラには5つの作品があり、今回は「バイク・キオスク」でeバイク(1時間 AU$45〜)を借りて作品の一つを見に行きました。

▲ トーマス・ダンボさんの作品「SANTI IKTO」。
美しい海岸線を気持ち良く走っていくと、高台の上に巨人を発見! 「SANTI IKTO」という作品で、天に向かって雨乞いをする様子が表現されています。廃材を使った作品に込められているのは、持続可能な環境への想い。巨人の足にのぼって撮影するのもOKです。
トーマス・ダンボ・ジャイアンツ・オブ・マンジュラ
西オーストラリア最古。「スワンバレー」でワイナリー巡り

▲ スワンバレーにある「マンドゥーン・エステート」のブドウ畑。
西オーストラリアはプレミアムワインの宝庫としても有名です。ワイン好きな彼女をスマートにエスコートするなら、パースからクルマで約30分で到着する「スワンバレー」がオススメ。短期旅行でも、効率的にワイナリー巡りを楽しめます。アクセスが良いのはもちろん、西オーストラリアで最も古いワイナリーエリアという点も魅力。車窓から両脇にブドウ畑が広がる様子は、ワイン好きにとってたまりません!

▲ テイスティング料金は4杯AU$10〜、プレミアムワインは7杯AU$25。
最初に訪れたのは、「マンドゥーン・エステート」。2008年創業とスワンバレーの中では比較的新しいワイナリーで、スワンバレーやマーガレットリバーをはじめ西オーストラリアのブドウを使用したワインを造っています。

▲ テイスティングで、ふたりの好みのワインを見つけられます。
ワイナリーに到着したら、早速ワインテイスティングを! 数あるワインの中でも、注目は貴重な古樹のブドウを使用した「Block 1895 Verdelho」です。マンドゥーン・エステートは歴史あるRoe家のブドウ畑を受け継いでいて、このワインは1895年に植えられたヴェルデーリョを使用しています。
パッションフルーツや柑橘のトロピカルな風味、そして100歳を超える古樹のブドウならではの凝縮感が絶妙なおいしさ。ボトルはAU$34で、プレミアムなワインですが手に届きやすい現地価格ですよ。
マンドゥーン・エステート

▲ デール・ティルブルック・エクスペリエンス(2時間 AU$90〜)。
マンドゥーン・エステートはワイナリー以外にホテル、ファインダイニング、ビール醸造所などがあり、いろいろな楽しみ方ができます。「デール・ティルブルック・エクスペリエンス」は先住民族の血を引くデールさんとお話しながら、先住民族の食生活を学べる体験。ビタミンCが豊富な「フィンガーライム」やミネラル補給にもなる「ソルトブッシュ」などを実際に味わいながら、健康の知恵を知ることができました。レモンマートルのお茶を飲み、デールさんのお話を聞いていると自然と心が休まります。
デール・ティルブルック・エクスペリエンス

▲ テイスティング料金は5杯AU$15(ワイン購入者は無料)。
続いてワイン&ランチを楽しみにやってきたのは「サンダルフォード・ワインズ」。1840年創業の、西オーストラリアで最も歴史があるワイナリーです。日本人ウェルカムで、日本語のワインメニュー表も! テイスティングはスワンバレー産のブドウを使用した「1840シリーズ」のヴェルデーリョやグルナッシュ、冷涼な気候のペンバートンで造られたシャルドネなど30種類近くから選べました。

▲ Dardanup lamb rump(AU$52)。
サンダルフォード・ワインズはレストランも大人気。エグゼクティブシェフのアラン・スパニョーロさんが生み出す、モダン・オーストラリア料理を味わえます。ここで絶対に食べてほしいのが「Dardanup lamb rump」。西オーストラリアの南西部に位置するダーダナップで育った、生後12ヶ月未満の子羊の腰〜お尻の柔らかな赤身肉をローストした逸品です。
ひと口食べると、驚くのはその柔らかさとなめらかさ……! 羊のミルクのヨーグルトソースをつけて食べるとより旨味が引き立ち、「1840 シラーズ」と合わせたら天にも昇るおいしさでした。彼女を満足させられるレストランですが、本当に人気なので、席を予約しておくのがスマートです。
サンダルフォード・ワインズ

▲ ハウス・オブ・ハニー「ジャラハニー」TA+ 30 370g AU$52.50。
モテる大人でい続けるために、何より大切なのは健康管理。今、有名人などを中心に日本でもジワジワと愛用者が増えている西オーストラリア注目の健康食品が「ジャラハニー」です。
ジャラハニーとは、西オーストラリアだけに自生するジャラの木のハチミツ。マヌカハニーに匹敵する、抗菌・抗炎症作用を持っています。日本はもちろん、シドニーなどほかの地域では手に入りにくいので西オーストラリア土産にぴったり!

▲ ハウス・オブ・ハニーでは、ジャラハニーの試食が可能です。
希少なジャラハニーをはじめ、西オーストラリア産の未加工・非加熱・無添加の品種別ハチミツを購入できるのがスワンバレーにある「ハウス・オブ・ハニー」。試食もでき、黒糖のように濃密なジャラハニーの味を確かめてから購入できます。
ジャラハニーは「TA+ 20」や「TA+ 30」というように殺菌・抗菌作用の指標が示されていて、「TA+ 20」はマヌカハニーのUMF 5+〜10+、「TA+ 30」はマヌカハニーのUMF 12+〜15+に匹敵。ほかのはちみつに⽐べてGI値が低く、糖尿病が気になる人にも選ばれているそうですよ。
ハウス・オブ・ハニー
ロマンティックに♡ピナクルズで夕陽&星空を眺める

▲ 西オーストラリアの絶景スポットとして有名な奇岩群「ピナクルズ」。
スケールの大きい自然体験も、西オーストラリアならではの過ごし方。「絶景が見たい!」という彼女を連れていって欲しいのが「ピナクルズ」です。
砂漠の上に巨大な石灰岩の柱が何本もそびえ立つ光景は、まるでSF映画に出てきそうなほど非現実的! レンタカーを借りて行くことも可能ですが、ツアーに参加するのが一般的です。今回は日本語ガイド付きでラグジュアリーなバスや4WDのツアーを専門とする「オーストラリアン・ピナクルツアーズ」にお世話になりました。

▲ 雨風で削られる奇岩群。数年後の景色は、今とは変わっているかもしれません。
ピナクルズが最も美しく輝くのは「サンセット」の時間。高台までのぼると、奇岩群の後ろに沈む夕陽を見ることができます。オレンジ色に染まる奇岩群は、より幻想的……!

▲ ちょうど雲に隠れているあたりに、南十字星が見えました……!
ピナクルズ周辺にはほとんど建物もなく、人口の光がなくて暗いので、星空鑑賞にも最適。この日は日本ではほとんど見られない、南十字星(サザンクロス)も見ることができました! ロマンティックな星空は、ふたりの距離もぐっと近くなります。
オーストラリアン・ピナクルツアーズ
西オーストラリアのワインを深堀り。「ワイン・マスタークラス」に参加

▲ 西オーストラリアのワインについて教えてくれたソフィーさん。
パースで過ごす最終日の提案としてオススメのワイン体験がペティション・ワインバー&マーチャントの「ワイン・マスタークラス(AU$85)」。西オーストラリアにあるスワンバレー、マーガレットリバー、パースヒルズ、フランクランドリバーといったワイン生産地の特性を学びながら、ソムリエによるその日のおすすめを6種類テイスティングできます。

▲ チーズやドライフルーツと一緒に、西オーストラリア産ワインを堪能。
例えば「Frankland Estate ‘Alter Weg’ Risesling 2024」は南西部のフランクランドリバーで育ったブドウを使用した白ワイン。南極から吹く冷涼な風が入り、寒暖差が激しいフランスランドリバーは、リースリングの栽培に適しています。華やかながら10カ月以上フレンチオーク樽で熟成しているため、作り手の手腕を反映させたコクを楽しめました。
西オーストラリアが、なぜおいしいプレミアムワインを生み出すのか── ソフィーさんによると、「ワインの本場であるフランスは伝統を重んじますが、西オーストラリアでは若い世代が思うがままに自由な発想で生産しているのが理由です」とのこと。しかし小規模生産なので、良いワインは西オーストラリアでのみ消費されてしまうんだとか。これは、もう西オーストラリアに行くしかないですね!
黒の大理石のバスルームが洒落てる! ラグジュアリーブティックホテル「QT パース」

▲ 客室「QT King」。センスあるインテリアが部屋を彩ります。

▲ クールな黒の大理石のバスルーム。
西オーストラリア旅の拠点として、オヤジさんにイチ押しのホテルがトレンディな「QT パース」。インダストリアルシックなベッドルームや黒の大理石のバスルームで、ラグジュアリーな時を過ごせます。

▲ メインはパンケーキやエッグベネディクトも選べます。
レストラン「Santini Grill」で迎える朝も、QT パースの醍醐味。スマッシュド・アボカド、コールドプレスジュース、コーヒーなどオーストラリアの朝の定番をセットメニューで楽しめます。ちなみパースは、朝5時台からオープンするカフェもあるほど、朝型の人が多いんだとか! いつもは夜型のオヤジさんも、西オーストラリアでは朝、頑張って起きてみてくださいね。
QT パース
ロブスターを自分で引き揚げ、好きなだけ地元ワインに舌鼓。そんなプレミアムな体験ができる西オーストラリア。愛する彼女と一緒に、好みのワインを探す時間も思い出に残りそうですね。“旅の目的はお酒と食事”というカップルに、特にオススメですよ!
取材協力 西オーストラリア州政府観光局
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