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2026.04.05

【ニュージーランド・グルメ旅】ナチュラルワインにステーキ、フォーまで。オークランドを拠点に巡る10のスポット

ニュージーランド最大の都市・オークランド。そにには、島国ニュージーランドの豊かな食を生かすレストランやバーが数多くあり、食が旅を盛り上げてくれる。では、どこに行けばいいのか、10のスポットをピックアップ!

BY :

文/大石智子(ライター)
CREDIT :

編集/森本 泉(Web LEON)

とにかくワインが充実。海の幸も山の幸も美味しいニュージーランドグルメ

日本から直行便で約10時間半に位置するニュージーランド・オークランド。国の最大都市だけあって、そこにはニュージーランドの魅力を表すレストランやバーが集まっている。また、少し足を伸ばせば、自然豊かな見どころもたくさん。そこで、前回ご紹介した「JWマリオット・オークランド」を拠点にどう遊ぶか、10のスポットをご紹介。

前回の記事はコチラ

「Ahi.」の鰻の前菜。

▲ 「Ahi.」の鰻の前菜。

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【1】 Pici

ナチュラルワインとフレッシュチーズが好きなら、必ず行ってほしい店

早い時間はさくっと予約なしで入れるはず。

▲ 早い時間はさくっと予約なしで入れるはず。公式サイトはコチラ

「Pici」はSt Kevin’s Arcadeという歴史あるアーケードの中にある隠れ家的ワイン処。古い建物をリノベーションした店が集まるアーケードで、「Pici」 も趣があって絶妙にお洒落。窓には全裸でパスタとワインを楽しむ女性の絵が描かれ、ステンドグラスもライトもかわいい。目黒や学芸大学の路地裏にあったら、一気に流行りそうな雰囲気である。

カチョエぺぺ(22NZD)とNZ「O Natural M&M」のピノ・ノワール主体の赤(18NZD)。

▲ カチョエぺぺ(22NZD)とNZ「O Natural M&M」のピノ・ノワール主体の赤(18NZD)。

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「Pici」ではニュージーランドとイタリアを中心に小規模生産者のナチュラルワインを扱う。ワインバーの雰囲気もあるけれど、ぜひお腹ペコペコで訪問を。実はシェフがイタリア人で、パスタは手打ち。カチョエぺぺを頼んだところ、もにゅっとした食感のピチ(太い手打ちパスタ)がペコリーノチーズと黒胡椒のソースを纏い、乳化がいい感じ。やや粉っぽいけどクセになるピチが、少しスパイシーで軽やかな赤ワインと合う。

ストラッチャテッラ(25NZD)とNZ「Melange Wines」のオレンジワイン(21 NZD)。

▲ ストラッチャテッラ(25NZD)とNZ「Melange Wines」のオレンジワイン(21 NZD)。

一番美味しかったのは、フェンネルのピクルスとストラッチャテッラのサラダ。写真からハーブとチーズのフレッシュさが伝わるかと思う。ストラッチャテッラはいわゆるブッラータの中身で、ここのは地元のイタリア人チーズ職人マッシモさんによる作りたて。牛のミルクの美味しさが凝縮したようなチーズだった。酪農大国ニュージーランドとイタリア人チーズ職人の出会いだなんて最高。フェンネルのピクルスが少し甘めなのもチーズと合う。

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【2】 Jervois Steak House

ニュージーランドビーフのステーキをがっつり食べるために行く店

大半はニュージーランドビーフだが、アメリカ、オーストラリア、日本の肉も揃える。

▲ 大半はニュージーランドビーフだが、アメリカ、オーストラリア、日本の肉も揃える。公式サイトはコチラ

ニュージーランドへ行ってステーキを食べずに帰るわけにはいかない。向かったのは、前に観光局の方に聞いた「Jervois Steak House」。オーセンティックなレンガの壁と牛マークにときめくが、ステーキも王道だ。頼んだのはカンタベリーアンガスのTボーン(800g)。アメリカ製ブロイラーグリルを駆使し、870℃の高温で一気に焼き上げる。

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すべてのステーキは赤ワインソース付きで、他に8種のソースを揃える。Tボーン(99 NZD)。

▲ すべてのステーキは赤ワインソース付きで、他に8種のソースを揃える。Tボーン(99 NZD)。

熱々の鉄板にのるのは、赤みが美しい肉塊。牧草をたっぷり食べて育ったニュージーランドの牛は、サラダのように盛り盛り食べるものと思う。そこまで熟成させず、大地の恵みを味わうようにナチュラルに食べる印象だ。肥沃な牧草地帯で放牧され、草食動物本来の姿でのびのび育った牛は、きちんと運動もしている。だからこそ肉はやわではなく、噛むことに喜びがある。健康な牛を食べて、こちらも健康になりそうな味わい。

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【3】 AMANO

ニュージーランド産ワインを飲みながらのランチに最適

朝食からランチ、ディナーまで提供。

▲ 朝食からランチ、ディナーまで提供。公式サイトはコチラ

「AMANO」は中心部の海の近くにある、人気のベーカリー&レストラン。倉庫を改装したインダストリアルな空間にドライフラワーや生花が飾られ、彩りがいまっぽい。料理はイタリアンをベースに、生牡蠣やラムなど、ニュージーランドらしい食材を提供する。店内にベーカリーがあるので、サワードウやフォカッチャもお試しを。

右・生牡蠣(6個45 NZD〜)。

▲ 生牡蠣(6個45 NZD〜)。

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鴨レバーのパテ(28 NZD)。

▲ 鴨レバーのパテ(28 NZD)。

ワインはニュージーランドとイタリアが中心。国内の代表的なワインを多く揃え、例えばマールボロのソーヴィニヨン・ブランや、セントラル・オタゴのピノ・ノワールなど。シャンパンも8種は常備する。この日、序盤のおすすめとして登場したのは、クイーンズタウンのワイナリー「Wet Jacket Wines」のピノ・グリ。変わった名前は、冒険家がジャケットを濡らしたという逸話のある南島の入江、“Wet Jacket Arm”に由来する。

ワインはグラス(15 NZD〜)、ボトル(75 NZD〜)。

▲ ワインはグラス(15 NZD〜)、ボトル(75 NZD〜)。

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【4】 REMEDY COFFEE

ニュージーランドの焙煎所のセレクトショップのようなカフェ

アットホームで手作り感のある店内。

▲ アットホームで手作り感のある店内。公式サイトはコチラ

ローカルも観光客も集う「REMEDY COFFEE」は、小さくて居心地のよいカフェ。「Flight Coffee」や「Slow Coffee Roasters」などニュージーランドで選りすぐりの焙煎所の豆を扱うので、ここに行けばこの国のコーヒー事情を掴むことができる。本や雑貨など、店主の好きなものが飾られている内装を見るのも楽しい。平日は朝6時半から営業しているので、早朝散歩に寄るにも便利。

コーヒー(3.5NZD〜)はロングブラックが主流のものの、ハンドドリップもあり。

▲ コーヒー(3.5NZD〜)はロングブラックが主流のものの、ハンドドリップもあり。

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【5】 Bare Wine NZ

目利きのフランス人が選ぶ、ニュージーランドのナチュラルワインが揃う

▲ この店を目指す人しか通らない小径に立地。公式サイトはコチラ

「Bare Wine NZ」はニュージーランドとフランスのナチュラルワインを揃えるバーで、ボトルも販売する。店主のひとりは、フランス・リヨン出身のロマン・ミショーさん。ロマンさんは、フランスの有名ワインショップ「Antic Wine」で経験を積んだ後、12年前にオークランドへ移住。ワインの輸入に携わった後、「職人的で、最小限の介入で造られた美味しいワイン」をテーマに仲間とこの店をオープンした。

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現状フランスワインの方が多いが、ニュージーランドの新しい生産者も積極的に扱う。

▲ 現状フランスワインの方が多いが、ニュージーランドの新しい生産者も積極的に扱う。

ここの面白さは、トップクラスのブルゴーニュの生産者も知るロマンさんが、ニュージーランドのワインを仕入れること。グラスワインは好みを伝えたら数本を試飲のうえ、選ばせてくれる。リヨンを感じさせるバーフードを用意し、食事目当てでも訪れたい。


ニュージーランド南島ネルソン地方「TINCAN」のロゼなど(グラス約12NZD〜)。

▲ ニュージーランド南島ネルソン地方「TINCAN」のロゼなど(グラス約12NZD〜)。

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【6】 Ahi.

国内外のフーディーからも注目を集める最旬レストラン

テ・マトゥク産オイスターやロングフィン鰻を使った前菜(コース139NZD〜)。

▲ テ・マトゥク産オイスターやロングフィン鰻を使った前菜(コース139NZD〜)。公式サイトはコチラ

「世界のベストレストラン50」のサイトで、“50 Best Discovery(注目のレストラン)”としても掲載されている「Ahi」。店名はマオリ語で火を意味し、薪火でニュージーランドの食材を輝かせる。シェフは食材ハンターのごとくニュージーランド全土から食材を厳選。店から南に30kmの場所にはオーガニック栽培の自家菜園も持っている。

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RIWAI(リワイ)というマオリ語の名前のクリスピー・アグリア種ポテト。

▲ RIWAI(リワイ)というマオリ語の名前のクリスピー・アグリア種ポテト。

メニューにはマオリ語を多用。タマリロというマオリ語名のフルーツや、在来種のにんじんなど、ニュージーランドに古くから根づく食材を大切に調理する。初めて見る食材に好奇心がくすぐられ、この国の未知の地域を発見できるはず。ニュージーランド産ワインの他、オリジナルカクテルも豊富。

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【7】 Phở Yến

ニュージーランドビーフの牛骨スープに、汁好きアジア人の心が満たされる

レアビーフがのったフォー(23NZD)。

▲ レアビーフがのったフォー(23NZD)。公式サイトはコチラ

ニュージーランドは牧草牛大国。ならば、健康な牛をたっぷり使った“汁”だってあるはず。そこで探したのは、オークランドのフォー専門店。フォーの出汁は、基本牛骨。きっと、ベトナムから移住してきた人が故郷の味を求めて、ことこと牛骨を煮ているはずなのだ。そんな気持ちで本当にヒットしたのが、「Phở Yến」。まさに移住者が35年受け継ぐレシピでハノイのフォーを作る店である。


立地はアジア料理店が立ち並ぶDominion Road。道沿いに「麻辣」「海鮮丼」「私房菜」といった文字が並び、心が躍る。そのなかで黄色い看板の「Phở Yến」に辿り着くと、少しの行列が。

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2025年5月に開業した「Phở Yến」。

▲ 2025年5月に開業した「Phở Yến」。

大鍋の中は牛肉団子スープ。追いスープも可能(8NZD)。

▲ 大鍋の中は牛肉団子スープ。追いスープも可能(8NZD)。

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店内に入ると、たっぷりのハーブと大鍋に入ったスープが目に入り、期待が高まる。そして卓上にやってきた熱々の牛骨スープを飲むと、ぎゅ〜っと口内から喉、胃袋まで出汁が染み渡る気持ち。ニュージーランドビーフの清らかな旨みが全面に表れたスープが琴線に触れる。18時間も牛骨を煮続けて作ったスープは、アジア人のガソリン。思わずオックステールスープをお代わり。

揚げパン(2NZD)入りオックステールスープ(15 NZD)。

▲ 揚げパン(2NZD)入りオックステールスープ(15 NZD)。

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【8】 Matakana Farmer’s Market

ローカル食材が揃ってマヌカハニーもお買い得

営業は8:00〜13:00。混雑する前の朝早めに到着するのがおすすめ。

▲ 営業は8:00〜13:00。混雑する前の朝早めに到着するのがおすすめ。公式サイトはコチラ

オークランドからクルマで北に1時間の街マタカナは、毎週末の「Matakana Farmer’s Market」が人気。洋服から自家製パンにローカル食材、ミートパイまで、小さな店が立ち並び、小腹を満たすにもいい。マーケット内は犬が入れないので入口に犬の託児所があり、飼い主を待つ様子にまず癒される。

アルバイトの少年たちが待機犬の面倒を見ている。

▲ アルバイトの少年たちが待機犬の面倒を見ている。

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ニュージーランドの特産品といえば、マヌカの木から作られる蜂蜜マヌカハニー。MGO(メチルグリオキサール)値が高いほど抗菌活性が高く、健康食品として人気だ。このマーケットでは、「Matakana Honey」というMGO850まであるブランドの商品を販売。日本でMGO850は1万円以上するのに、ここでは半額以下だった。他、「Matakana Home」という家具店のリネンやキッチン類がお洒落だったので、お好きな方はぜひ。

「Matakana Honey」のショップ。

▲ 「Matakana Honey」のショップ。

ナチュラルなデザインの小物が充実の「Matakana Home」。

▲ ナチュラルなデザインの小物が充実の「Matakana Home」。

少年たちのオレンジジュース屋。

▲ 少年たちのオレンジジュース屋。

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【9】 Brick Bay Wines & Sculpture Trail

オークランドから1時間のドライブで、ワインとアートと自然を堪能できる

ワイン畑の目の前でちょい飲みできるバーカウンター。

▲ ワイン畑の目の前でちょい飲みできるバーカウンター。公式サイトはコチラ

オークランド中心部からクルマで1時間ほどにある「Brick Bay Wines & Sculpture Trail」は、東京ドーム約16個分の敷地にワイン畑が広がり、2kmの散策コースにはアートが点在。「Brick Bay Wines」は少量生産のワイナリーで、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリの白ワイン、ボルドー系のブドウから作るロゼが人気だ。併設するレストランでランチがてらワインを試して、気に入ったものを帰りがけに買うのがいい流れ。

自然の中にアートが点在し、一部は購入可。

▲ 自然の中にアートが点在し、一部は購入可。

レストラン「The Glass House」にてソーヴィニヨン・ブランと地元のチーズなど。

▲ レストラン「The Glass House」にてソーヴィニヨン・ブランと地元のチーズなど。

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【10】 ワイヘキ島

オークランドまで行ったら訪れたい、ワインの楽園

温暖で乾燥した気候でボルドーブレンドやシラーが有名。

▲ 温暖かつ乾燥した気候で、ボルドーブレンドやシラーが有名。

ワイヘキ島はオークランドからフェリーで40分に位置するワインの名産地。島には30以上のワイナリーがあり、「Stonyride Vineyard」や「Cabel Bay Vineyards」「Mudbrick Vineyard」が代表的だ。ビーチも綺麗なので、オークランドのホテルに荷物を置いたまま1泊するのもいいプラン。「Cabel Bay Vineyards」などはオーシャンビューのレストランでワインを楽しむことができる。

12月から3月は水温が上がり、ビーチで泳げるシーズン。

▲ 12月から3月は水温が上がり、ビーチで泳げるシーズン。

以上が、オークランド拠点のおすすめスポット10選。オークランドは日本から直行便があり、都会の流行も大自然も気軽に感じられる街だから、充実した滞在となるはず。5連休でも行けるので、GWや夏休みに検討してみてはいかが?

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大石智子(ライター)
出版社勤務後フリーランス・ライターとなる。男性誌を中心にホテル、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチのため、毎月海外に渡航。スペインと南米に行く頻度が高い。柴犬好き。Instagram(@tomoko.oishi)でも海外情報を発信中。

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