DJ 大塚広子が選ぶ「夏の夕暮れどきを彩るドライブミュージック」13曲【試聴可】

ヒップホップ、ソウル、ジャズなどなど幅広いブラックミュージックをこよなく愛する、女性DJ、大塚広子さん。その繊細かつ大胆な選曲でフロアを沸かせる、実力の持ち主です。
そんな大塚さんに、LEON.jpのためだけのドライブ用プレイリストを制作して頂きました。
テーマはずばり、「夏の夕暮れどきを彩る曲」。さてさて、どんな内容かは、実際にご自分の耳でお試しください！

「ドライブと聞くとまだ見ぬレコードを探し求めて、車で関東郊外のレコード店巡りに明け暮れた学生時代を思い出します。もちろん車内では有名DJたちのミックステープ、ミックスCDが大音量でかかっていました」

そんなレコードに対するストイックな思い出を語ってくれた大塚広子さん。
渋谷のROOMのレギュラーイベントで15年以上レジテンスを勤めてきたというそのキャリアが物語る通り、かなり硬派かつ、本格派な選曲に定評があります。
ニューヨーク、スペインでのDJ招聘、2度のFUJI ROCK FESTIVAL 出演、総動員数3万人に及ぶアジア最大級のジャズ・フェスティバル「東京ジャズ2012」にDJとして初の出演などなど、華々しい経歴に加え、ラジオで菊地成孔氏と共演するほどの音楽知識も持っている実力派。

というわけで、今回のオリジナル・プレイリスト、いかがな内容なのか？！

「イメージしたのは、今でも夏になるとドライブに行きたくなる母の故郷の近くの九十九里の海にいるサーファー達。趣味のサーフィンに興じた後、火照った身体をクールダウンしながら、帰途につく車内で聴く音楽です。まだ道も混み始めない夕暮れ前には、疾走感あるフュージョンやAORで爽快に。夕暮れに向けてメロディが際立つソウル、ヒップホップの歌モノやジャズで、夏の終わりを感じる郷愁感を演出しました」

ジャンルを縦横無尽に横断しながら、ひとつのストーリーを紡ぐ、これぞプロのDJ、という選曲。
ぜひ、夏の終わりのドライブにご活用して頂きたい次第！

「Jungle Kitten」Manfredo Fest
夏にぴったりハマるテンポのいいブラジリアン・フュージョン。「爽快なドライブにぴったりだと思います。キラキラした日差しや自然いっぱいの空気を感じる曲です」

「The Light」Common
輝き続ける永遠のヒップホップ・クラシックス。「一人きりの車内、ガラガラの田舎道では、恥ずかしげもなく口ずさめるナンバーをかけるのもいいかな、と」

「You Can Fight」Becca Stevens
現代ジャズ・シーンにおける人気実力派、女性アーティストの一曲。「アコースティックな音色で綴った緩急あるアレンジと、豊かなメロディが素晴らしい、ドライブにぴったりな曲です」

DJ、サウンドプロデューサー、音楽ライター。2004年以降、ワン&オンリーな"JAZZのグルーヴ"を起こすDJとして日本中のパーティーに出演。2014年より自身のレーベルKey of LIfe+を主宰し、RM jazz legacyなど新たな切り口でジャズミュージシャンをとりあげた作品をリリース。http://djotsuka.com