2026.02.02
お金は使わないのに、モテモテの男の正体とは?
人気放送作家にして戦略的PRコンサルタントでもある野呂エイシロウさんが、長い業界生活の中で見聞きし、あるいは遭遇した、恋するオヤジさんたちの愛すべき艶話をこっそり披露する連載です。
- CREDIT :
文/野呂エイシロウ イラスト/早乙女道春
■ 「手に入る男」
この間、ある女友達と飲んだらバッグを新調していた。そのブランドの常連客にならないと手に入らない代物だ。中古品かな? と思ったが……。「似合うね〜さすが」と褒めてみた。「実はこれ、新しい彼氏に買ってもらったの。でも、お金は自分で払ったんだよ」と言った。頭にクエスチョンがつく。

「彼氏、このブランドでよく買い物をしているので、その関係からこのバッグも年に幾つか手に入るの」。サラリーマンの彼は、これまで付き合った彼女のためにバッグを“買ってあげる”のではなく、“買う”をしてあげているらしい。
自分のお金で高価なバッグをそう何個も買うわけにはいかないので、女性の代わりに買い物をして、次々と購入履歴を作って信用を得ているのだという。
ブランドからは転売ではなく、彼女へのプレゼントに見えるというのだ。お金は使わないが、モテモテの「買える男」である。今から見習おうと思う。

● 野呂エイシロウ
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。気さくな人柄と豊富な知識、そして巧みな話術にファンも多い。現在は戦略的PRコンサルタント業務など、多忙を極める。
2026年2月号より














