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2026.01.07

■ vol.186「日本橋天ぷら ふじなみ」

2026年、大人の天ぷらデートで行っておきたいお店はココ!

美味しいもの、素敵な空間でデートを楽しみたい大人カップルのみなさまへ。新年明けて、ぜひ足をお運びいただきたいのは、2025年10月にオープンした「日本橋天ぷら ふじなみ」です。天ぷら道42年の料理長が繰り出す料理、天然素材にこだわった空間、作家ものの什器etc.五感を満足させる天ぷら体験を、ぜひ!

CREDIT :

文/渡辺ゆり子 撮影/福本和洋 編集/吉田奈緒子(Web LEON)

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすくご指南します!

その道42年! 天ぷらを極めた料理長の料理、ワイン、空間すべてが一級です

みなさ~ん、天ぷら、大好きですよね?


きっとお気に入りの天ぷら屋さん、いつか行ってみたい天ぷら屋さんがあることと思います。かくいう私も天ぷらが大好きで、定期的に通っているごひいきのお店があります。


さて今回ご紹介する「日本橋天ぷら ふじなみ」は、2025年10月にオープンしたばかりの新しいお店。なので私もコチラはお初だったのですが、一度行っただけですっかりファンになってしまいました!

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場所は天ぷらの発祥地である日本橋エリア。地下鉄銀座線・三越前駅から徒歩約3分のビル街の一角にあります。大きなビルが立ち並んでいる区域なのだけど、緑が多くて安らぐ雰囲気もあり、最近気になっていました。

▲ 天ぷらの道を歩んで40年の安達料理長が腕を振るう。

料理長の安達忠宏さんは、18歳で名店「つな八」で修行を始め、さらに和食店で和食の流儀を学ぶこと12年。そして、山の上ホテルの「てんぷらと和食 山の上」で料理長を勤め上げて、コチラの料理長に就任した経歴の持ち主。その熟練の技が、私がいただいたお料理からも十分に伝わってきました!

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▲ 全国から取り寄せた、選りすぐりの野菜や魚介類。

食材はどれも、安達料理長が全国の生産地に足を運び、選りすぐったものばかり。この日に仕入れたのは、千葉県産のカブ、群馬県の下仁田ネギ、長崎県産のアナゴ、山口県産の甘鯛などなど……。見た目からも新鮮さが伝わってきます! こちらのお料理はコースディナーのみですが、安達料理長の技が光る天ぷらをいくつかご紹介しますね。

▲ ごま油も最適な割合でブレンドし、食材ごとに揚げ分けている。

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▲ 冒頭に供される、エビ脚の素揚げ。

私が「このお店は確か!」と直感したのは、最初のエビ脚の素揚げを食べた時。数年前、天ぷらのリサーチで毎日のように天ぷら屋さんに通っていたことがあるのですが、その時に最初に出される天ぷらで、その店の料理のクオリティがわかるようになってしまったのです。


今回は一品目で「おっ! この味は格別」とピンと来て、お料理は最後まで大変美味しかったので、私の勘は正しい! なんて、うれしくなってしまいました。

こだわりはお料理だけでなく、お酒の品揃えにもあります。日本酒よりもあえてのワイン、シャンパーニュが中心。私のような葡萄酒好きにはうれしいポイントです。実際、「日本橋天ぷら ふじなみ」の繊細で軽やかな天ぷらには、ワインやシャンパーニュがピッタリとマリアージュしていました。

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▲ 衣のまとわせ方も絶妙!

食材ごとに揚げる温度、時間、衣のつけぐあいの黄金比を、安達料理長が1品ずつ見極めて丁寧に揚げてくださいます。熟練の技で繰り出される天ぷらは、揚げ上がりも芸術的。料理長の所作に見惚れて、油の音にも耳を傾けたくなる五感の料理です。

▲ 衣の軽やかなサクサク感とエビのプリプリ感がたまりません!

熊本県・天草から届いたエビは、兵庫県豊岡市のミネラルたっぷりな「誕生の塩」でどうぞ。エビの甘味を塩が引き立てます。

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▲ 肉厚で食べ応えたっぷり!

大ぶりに切られた熊本県の赤ナスは天汁で。薄切りでないところが、技に自信がある証拠です。ほっこりとジューシーな果肉に、ツユが沁み入りますよ!

▲ 大ぶりの下仁田ネギの甘みと歯応えを楽しめる。

太さと水分のある下仁田ネギを天ぷらにするなんて、やはり安達料理長はタダ者ではありません。甘みが引き出されて口当たりまろやかなコチラは、しょう油と鮪節をかけていただきます。柔らかい風味の鮪節にも、セレクトのセンスを感じます。この一品を食べれば、ネギの天ぷらが好物になってしまうかも!?

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▲ 旨みが凝縮されたレアな舞茸を味わえるチャンスが!

コチラは、新潟県・魚沼産の天然大黒舞茸。しかも土に出てきたばかりの赤ちゃんで、1カ月に1回、仕入れがあるかないかの希少物。この小さなサイズが1kgほどの大きさになるまで、2年はかかるのだそう。コレを食べられるタイミングに来店できたら、ありがたく思いましょ。

▲ 薄い衣をふんわりとまとって、白子フリークには最高な食感に!

白子は名産地の北海道から。白子は塩水に漬けて臭みを取ってからボイルし、揚げるのだそう。濃厚なクリーミーさを揚げることで引き出す技に感動!

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▲ しっかりとした味付けのタレがまぶされていても、スルスルと胃の中に入ってしまう!

そして、コースの締めを飾るのはかきあげ天丼。食材本来の美味しさを引き出す、引き算を極めた数々の天ぷらを提供した後に、醤油ベースの甘ダレのかき揚げを出されるのが、安達料理長の心憎いところ。天ぷらの醍醐味をしっかりと堪能するコースのエピローグにふさわしい天丼です。

▲ 照明も手元のお料理が映えるように調整された、高級感あふれる店内。

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土壁に木のぬくもりを感じるシンプルだけど随所にこだわりがある色と材質の使い方がシックで

お洒落な店内は、8席のカウンターとプライベートで使える6席の個室もあります。こちらのお部屋も洗練された大人の空間。


食事中は、お皿の1枚1枚、揚げたての天ぷらを置く真鍮のトレイなどなど、随所にちりばめられたこだわりの什器も堪能しながら、安達料理長の所作も目で楽しめます。ぜひ極上の天ぷらデートを体験してみてください。もう、他の天ぷら店には行けなくなるかも!?

日本橋てんぷら ふじなみ

■ 日本橋てんぷら ふじなみ

住所/東京都中央区日本橋本町2-2-5 日本橋本町二丁目ビル1F

営業/17:00〜22:00(L.O.20:30)

定休/水・日曜、祝日


予約・お問い合わせ/TEL03-6262-1133


⚫︎ディナーコース1万7000円〜


詳しくはコチラ

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渡辺ゆり子

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「モテたいオヤジの通ぶり!レストラン」でも連載中。2025年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が18周年を迎えた。

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