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2019.06.14

雨の日の相棒。英国と日本どっちの老舗傘ブランドを選ぶか。

スーツ姿にビニール傘では画竜点睛を欠くというもの。大人にはリッチに見映える名傘が必要不可欠です。そこで、英国のフォックス・アンブレラ、日本の前原光榮商店をリコメンド。これを読んでぜひ一本! 持っておくのが嗜みですよ。

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写真/島本一男(BAARL) スタイリング/髙塩崇宏 文/瀧川修平

英国王室御用達か、日本の皇室御用達か、それが問題だ!

現代における傘の主流は言わずもがな洋傘ですが、実は和傘のほうが長い歴史を持つらしい。一説によると、和傘が中国から日本に伝来したのは今から1000年以上前の話なんだとか。一方、“英国紳士の嗜み”なんて言われるほど傘を持つ文化が発達したイギリスで普及したのは18世紀に入ってから。その間に何百年も開きがある事実は、あまり知られてはいません。

では、なぜ英国紳士の間で傘を持つ文化が熟成したのか。きっかけは、イメージもデザインも女性的だった当時の傘に、男性の嗜みたるステッキの要素をプラスするという職人の発案でした。この目論見が大ヒット。より細く巻かれた傘がステイタスを持つようになり、傘畳み職人なんて職業まで成り立つようになったのことです。
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1868年にロンドンでスタートしたフォックス・アンブレラは、まさにそのステイタスを体現する代名詞的存在でした。スチールフレーム構造やナイロン傘地の生みの親にして、王室関係者も愛用するハンドメイドモデル。まさにLEON.JPの読者諸兄が携えるに値する名品と言えましょう。
フォックス・アンブレラの工場。熟練の職人の手によってフォックス・アンブレラの傘は作られています。写真は絶妙な力加減で持ち手を成形しているところ。
では、より歴史の深い日本にはそれに値する傘は存在しないのか。英国でいうロイヤルワラントよろしく皇室御用達として名高い、1948年創業の前原光榮商店謹製こそ日本が誇る名品と言えます。後続を象徴する菊花紋章になぞらえた16本の骨が織り成す「16間雨傘」は、質実剛健にして見映えも良好。
前原光榮商店の工場。こちらは傘の要である骨を削っているところ。前原光榮商店の傘もまた、ひとつひとつのパーツを職人が丁寧に作り上げることで誕生します。
フォックス・アンブレラが英国紳士の嗜みとすれば、前原光榮商店は日本男児の憧れと言っても過言ではありません。
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◆フォックス・アンブレラ 

もはや雨避けにもなるステッキです

3万2000円/フォックス・アンブレラ(ヴァルカナイズ・ロンドン)
フォックス・アンブレラの定番は、艶めくハードウッド製のハンドルと64cmの親骨による「マラッカハンドル」。ステッキのようにシャープな佇まいは、柄の根元で露先を束ねるために施された、職人の手作業で作られる玉留めの賜物。軽さと強度を兼ね備えた8本骨のU字綱スチールフレームを開発したのも同社の功績です。
開いた際に美しい弧を描くのもU字綱フレームの醍醐味。黒い傘地を選べば、紳士の嗜みたるコウモリ傘そのものです。
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◆フォックス・アンブレラ 

三者三様の魅力が詰まっています

左:3万8000円、中央:31万1000円、右2万9000円/フォックス・アンブレラ(ヴァルカナイズ・ロンドン)
左から、グレイハウンドハンドルがアイコニックな「アニマルヘッド」。写真のグレイハウンド他、フォックスやラビットなどさまざまな動物からチョイスできます。中央は使うほどに味わいが増す、最も高額なシルバー925製。右は「ダークポリッシュ」。いずれにせよ一生モノの選択肢ゆえ、予算と使うシーンに応じて選びたい。

◆フォックス・アンブレラ 

歴史的な意匠を再現しました

6万3000円/フォックス・アンブレラ(ヴァルカナイズ・ロンドン)
折り畳み傘「テレスコピック」のヴァルカナイズ・ロンドン限定コレクション「118」。ハンドルは同社の創業時にステッキとして展開していたシルバープレート製の復刻品を転用。親骨が58cmまで伸びるため、長傘感覚で使用可能です。
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◆前原光榮商店 

若者には到底似合わない大人の一本

3万2000円/前原光榮商店(前原光榮商店)
中骨に樫の木、柄に節のある寒竹を使用した16間雨傘「シャドウ16」。名前の由来は、糸の織り柄を交互に変えることにより光の当たる角度で太巾が浮き出るシャドウストライプから。手元の房飾りもエレガントな印象にひと役買います。
骨が多いと丈夫な上、和傘を彷彿させる雰囲気に。開いた際に周りの目を引くのは言うまでもありません。他に8本、10本、12本が展開されますが、差別化を求めるなら断然16本がオススメです。
裏面を異なる糸で織りあげたバイカラー仕立ても持ち味。和のテイストを強調するなら、写真のダークブルー×エンジがベストチョイスです。他、ブラック×グリーン、ネイビー×ブラウンの全3色展開。
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◆前原光榮商店 

好みで選べるバリエーションも豊富!

左、中央:各2万6000円、右:3万4000円/前原光榮商店(前原光榮商店)
左から、パイピングのように2トーンカラーに仕立て上げられた16本骨傘「ボーダー16」、裏にストライプ生地が用いられた10本骨傘「グレイン10」、左と同じく縁だけ濃色で引き締めた16本骨傘「ソリッド16」。エゴノキや楓製の柄も含め、全て専門職人の手作りというから愛着もひとしおです。

◆前原光榮商店 

折りたたみ傘もクラシック感漂います

1万5000円/前原光榮商店(前原光榮商店)
親骨58cmの8本骨折り畳み傘「ボーダーTU」。円柱の柄には前原光榮商店のアイコンたるトンボ洋傘のメタルプレートが。クラシックな雰囲気もアドバンテージです。
※掲載商品は原則税抜です

■ お問い合わせ

ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255
前原光榮商店 0120-63-2288

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