2025.12.13
【イケオジのヒゲ】ファッションと同じ。伸ばしても剃っても、自分に似合ったヒゲならカッコいい
男のお洒落とヒゲの関係を紐解くべく、人気ヘアスタイリストASASHIさんのバーバー「ASASHI BARBER TORANOMON」へ。本場ロンドンでもバーバーを営んでいたASASHIさんに、自分らしいヒゲスタイルの見つけ方のヒントを聞きました。
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写真/トヨダリョウ 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
40・50代になると経験値が味になって顔に出る。ヒゲもその1つだから、自分にとって自然なスタイルを見つければいい

左/ASASHIさん
三重県生まれ。1998年に渡英し、ロンドンでヘアスタイリストとして活躍。2008年に帰国後、数々のモード誌や広告、ファッションショーなどで活躍したのち2013年に再渡英。2015年にロンドンに「ASASHI BARBER LONDON」をオープン。2019年に帰国後、ヘアスタイリストとして活動を続けながら、2024年東京・虎ノ門に「ASASHI BARBER TORANOMON」をオープン。
右/高橋 大
酒とタバコと音楽を愛するWeb LEONの現場監督こと副編集長。1970年生まれ。服も持ち物も黒ばかりの黒好き。ヒゲ歴は、30代であごヒゲを伸ばし始め、コロナ禍でたまたま伸びた口ヒゲが周囲に好評で、現在に至る。目下の悩みはヒゲの白髪バランス。
ASASHIさん(以下、ASASHI) ありがとうございます。最近は徐々にご近所のお客様も増えてきて、少しずつ地域に認めてもらっているかなと感じています。
高橋 まさに“街の床屋さん”ですね。

東京でバーバーをオープンすると決めた時に、虎ノ門は候補になかったのですが、ビルの合間に建つこの物件がとても気に入って決めました。渋谷や青山からのアクセスもいいし、実際に街を歩いてみるとオフィス街なので平日はサラリーマンで賑わっているけれど、週末は本当に誰もいなくなるのがすごく気持ちいいんですよね。街の雰囲気がロンドン時代にバーバーがあったリバプールストリートにも近いので落ち着きます。
高橋 撮影のお仕事がない日はこちらにいらっしゃるんですか?
ASASHI この空間が好きなので、なるべくお店に立つようにしています。ファッションの撮影とはまったく違う環境ですが、現場で培ってきたことが活かせていると思います。
欧米の人はヒゲを整えすぎない。日本より無精ヒゲの人が圧倒的に多いんです
バチバチにラインを決めている人もいますけれど、圧倒的に無精ヒゲの人が多い。向こうでバーバーをやっていた時に感じましたが、ロンドンの人たちはあまりウェットシェービングをしないんですよね。
高橋 えっ、そうなんですか? ウェットシェービング、気持ちいいのに。

日本だと床屋はヘアカットとシェービングがセットというイメージが強いので、ヒゲが生えていなくてもシェービングをする人が多いんです。床屋という空間で、ホットタオルに包まれてシェービングしてもらうと、すごく気持ちいいですからね。
意外とロンドンの人たちは、シャンプーもせずパッとカットしてくれればオッケーという人が多いんですよね。日本人のほうがヒゲや眉毛を気にして、きちんと整えている人が多い気がします。
高橋 いわゆる英国紳士みたいな立派なヒゲをたくわえた方も多いのかなと思っていました。
ASASHI ごくたまにしかいませんね。ただ日本人よりもヒゲが濃いし、クセがあるのでヒゲのスタイリングがしやすいかもしれませんね。僕は結構クセがあるほうですが、基本的に日本人のヒゲはクセがなく真っ直ぐに伸びるので、口ヒゲのスタイリングが難しいんですよね。
髪型がオールバックなので、ヒゲを整えすぎないことでヌケ感を出しています
ASASHI 僕はあまり整えすぎるのが好きじゃないので、伸びてきたらバリカンで剃るだけ。特別なことは何もしていないんです。うちのバーバーでもお客様からの要望があればもちろん整えますが、きちっとラインを出したりはしていませんね。

また長さがあると顔の輪郭も変わるので、顔の形や髪型とのバランスが大事。僕はラインよりもシェイプを重視しています。もちろん長すぎると清潔感がなくなるので、そのあたりのさじ加減も重要です。
高橋 ASASHIさんがヒゲを伸ばそうと思ったきっかけはなんですか?
ASASHI 海外にいるとヒゲが伸びていても気にならないんですよね。だんだん剃るのが面倒くさくなってきて、無精ヒゲでいたら「これは楽だな」と。30代半ばで伸ばし始めて以来、ずっと伸ばしています。
毎日帽子をかぶっていると帽子がないと落ち着かないように、剃っちゃうと感覚的には裸みたいでしっくりこない(笑)。髪型は基本的にずっとオールバックなので、ちょっと抜けたところがあったほうがいいかなと思って、ヒゲはあまり整えないようにしています。

ヒゲがないほうがお洒落な人もいっぱいいる。生やすも生やさないも自分にとって自然かどうかで決めればいい
ASASHI ほお骨のあたりや首までポツポツとヒゲが生えていると清潔感が損なわれるので、いらない部分はきれいに剃ったほうがいいですね。それと口ヒゲが伸びすぎて唇にかかると、食べ物がつきやすいし清潔感に欠けるかなと。
高橋 口ヒゲは僕も気をつけています。僕の場合、あごヒゲはほぼ白いのに、口ヒゲと髪にあまり白髪がないのがアンバランスだなと感じていて。まだらな状態が気になっている読者は多いと思いますが、何かアドバイスをもらえますか?
高橋 すごく共感できます。僕もASASHIさんの考え方と近くて、髪を染めるのはもちろん、ダテ眼鏡をかけるのも嫌なんです。

ASASHI どうだろう。僕個人としては、白髪とのコントラスが強いので、黒い服はほとんど着ませんね。
高橋 そうなんですね! 逆に僕はいつも真っ黒です(笑)。
ASASHI 似合っていればいいと思います。“こうすれば、誰でもお洒落になる”っていうのはないので、ヒゲもファッションもその人の雰囲気や生活スタイルに合っていればカッコいい。ヒゲがないほうがお洒落に見える人もいっぱいいますしね。
自分に何が似合うのかを知るためにも、いろいろと試してみるのが大切です。ヒゲを生やしてみたり、剃ってみたり、髪も刈り上げてみたり。そうするなかで、徐々に自分のスタイルが見えてくると思います。
高橋 僕もファッションではいっぱい失敗してきました。ヒゲもトライ&エラーを繰り返すことがポイントかもしれないですね。

■ ASASHI BARBER TORANOMON
住所/東京都港区虎ノ門1-12-13 材木ハウス1F
TEL/070-3253-1011 ※予約優先制
営業時間/11:00〜20:00(日祝〜19:00)
休/月曜
HP/https://asashi-barber.com
Instagram/@asashibarber













