【新作】吉田カバン・ポーターのミリタリーバッグがオトコ心をくすぐる理由

メンズファッションでは、オトコ心をくすぐるミリタリーアイテムが常に人気。そんな中、ポーターから新たなミリタリーモチーフのシリーズが登場しました。その名も「ポーター フライングエース」。タフな作りにおいては、早くも大傑作と評される同シリーズの詳細を紹介しましょう。
 
摩擦や屈曲に強いナイロンフィラメントを高密度なオックスフォードピケ調に織り上げた生地は、1950年代初頭のUSエアフォースのフライングスーツ“K-2A”に着想を得たもの。各部パーツやポケットなどのディテールにも強いこだわりが反映されています。なにせ金属パーツには、実際に米軍が現役で採用している特殊セラミック塗料の“セラコート”が使われていますから。この辺りの本気っぷりと抜かりなさは、さすがポーターです。
 
ポーターにおけるミリタリーモチーフの新看板と目されている今回のシリーズ。いざ手に取ると、その細部に至るまでの凝りように納得するはずですよ。

ミリタリーバッグといえば、やっぱりヘルメットバッグは鉄板。もちろんこのシリーズにも、ラインナップされています。こちらはショートタイプ。ジップ、スナップボタン、面ファスナーとタイプの異なるポケット使いが目を引く中、当時は酸素マスクのコードを固定していたオキシジェンタブに着想を得たポケットがさらに欲をくすぐってくれます。

ショルダーストラップは、一般的なパーツ×テープの組み合わせをポーター独自の仕様で縫製し、ワンタッチで滑らかな上げ下げが可能に。また耐久性を高める“セラコート”を施した金属パーツも特徴です。

初期のMA-1フライトジャケットで見られる、酸素マスクのコードをクリップするオキシジェンタブ。スマートフォンなどを収納するのにちょうどいいポケットになっています。

肩掛けと手持ちの2WAY仕様となるこちらは、収納力が高く男女問わずおすすめです。シンプルに見えますが、“セラコート”を施した金具やオキシジェンタブ型ポケット、P.Y.AIR FORCEと記したオリジナルのインシグニアが、あくまでミリタリーを主張します。

フライトスーツの足元のディテールをモチーフに、サイドにはジップが配され、開けるとマチ幅を拡張することができます。内装には、ノートPCの収納に適したクッションポケットや小物の整理に便利な吊りポケットが。

糸からオリジナルで開発した、摩擦に強く軽量なオックス生地。さらに生地の表面にシレー加工を施すことで、独特な光沢感とハリ感を楽しませてくれます。こちらはデイパック。メインコンパートメント内装にはオリジナルのおミルスペックタグが縫い付けられ、さらに気分を高めます。

サイドのスナップボタンを開けると、クリアポケットが。本体側にはストレッチ素材のポケットが配されるなど、ポーターらしい実用的な作りになっています。

すべてのモデルには、フライトジャケットや機体にカスタムペイントを施す米空軍のカルチャーに着想を得たオリジナルのキャラクター、“パイロットドッグス”をデザイン。同キャラクターを描いたステッカーも下げ札で付属します。