2026.06.13
Web LEON Recommends
話題の会員制クラブ「ソーホーハウス東京」に潜入! 石井編集長はメンバーになれるのか?
Web LEON編集部が東奔西走し、集めまくった注目のモノ・コトから選りすぐったオススメの逸品のみをご紹介する連載「Web LEON Recommends コレモテ!」。今回はLEON統括編集長・Web LEON編集長の石井が東京・青山に上陸した話題の会員制クラブ「ソーホーハウス東京」に突撃。なぜ世界の洒落者たちはここに集うのか? メンバー選考の基準とは? そして、果たして石井編集長はメンバーになれるのか!?
- CREDIT :
写真/久保田育男 文/秋山 都、石井 洋 編集/秋山 都(ともにWeb LEON)

◆ 【ソーホーハウス東京】

▲表参道グリッドタワー11〜14階に、2026年4月オープンした「ソーホーハウス東京」 。ルーフトップには東京を見晴らすプールとテラスを備える。
世界中のクリエイターたちが集う会員制クラブ「」ソーホーハウス」が、ついに東京・青山に上陸。ロンドンで生まれ、現在は世界50拠点以上、約20万人のメンバーを擁する巨大コミュニティ。その存在は知っていても、実際に足を踏み入れたことのある人はまだ少ないでしょう。
話題のレストランやホテルなら予約を入れればいい。しかし、「ソーホーハウス」はそうもいきません。入会には審査があり、誰でもメンバーになれるわけではないのだから。では、いったいどんな人が集い、何が行われているのか。そして、世界中のクリエイターを惹きつける理由とは何なのか?
その謎を解き明かすべく立ち上がったのが、我らが編集長・石井洋。「ソーホーハウス東京」のジェネラル・マネージャー、岡田友嗣さんを訪ねて、対談が実現しました。「ソーホーハウス」って、そもそもどんな場所?。メンバー選考では重視されるクリエイティビティとは? 果たして石井編集長は「ソーホーハウス」のメンバーになれるのでしょうか??

▲ 岡田友嗣ジェネラル・マネージャー(左)に、「石井さん、うち、ネクタイはドレスコード的にNGなんです」と言われ、この後慌ててハズした石井編集長(右)。
【推薦者】 LEON統括編集長 ・Web LEON編集長 石井 洋
なぜ世界の洒落者は「ソーホーハウス」に集うのか?
石井 いよいよ東京に「ソーホーハウス」がやってきました。世界的に有名なクラブですが、日本ではまだ「なんとなく知っている」という人も多い気がします。まず、「ソーホーハウス」とはどんな場所なんでしょう?
岡田 よく「高級会員制クラブ」と説明されることがあるんですが、実は少し違うんですよね。もちろん上質な空間ではあるんですが、いわゆるラグジュアリーを押し出しているわけではありません。むしろ、かなりカジュアルです。ドレスコードとしては短パンやビーチサンダルでも歓迎ですし、逆にビジネスアタイアはあまり推奨されていないくらいで。
石井 なるほど。普通のジェントルメンズクラブとは真逆ですね。ぼく、今日はタイドアップしてきちゃったんですが……。
岡田 実はネクタイはドレスコードとしてNGなんですよ(笑)。ロンドンには伝統的なジェントルメンズクラブがありますが、「ソーホーハウス」はそのカウンターとして生まれた部分もあると思います。格式やステータスではなく、“遊び”や“居心地”を大切にしている。だからラウンジでも電話、ZoomなどのオンラインミーティングもNGです。
石井 つまり、ここはコワーキングスペースではない、と。
岡田 効率的に働くための場所ではなく、人と人が偶然出会ったり、会話したり、リラックスするための場所なんですよね。

▲ 「ソーホーハウス東京」には42のゲストルームがあり、メンバーは宿泊可能。
石井 その思想は、英国での創業時から変わらず、引き継がれているのでしょうか?
岡田 創業者のニック・ジョーンズは、もともとは料理人でした。ロンドンのソーホー地区には劇場が多く、俳優や脚本家、アーティストが集まっていたんですが、当時は彼らが夜遅くまでくつろげる場所があまりなかった。そこで始めたカフェが流行し、さらに上階スペースが空いたことで、「仲間たちが集まれる場所を作りたい」という流れから、1995年にクリエイティブな人々の交流の場として「ソーホーハウス」が始まりました。
石井 最初からビジネスではなく、交流が目的だったんですね。
岡田 そう、だから今でも、「ソーホーハウス」はマーケティング発想よりユーザー目線が強いんです。会員制施設はとかく「人脈」や「ビジネスマッチング」を前面に出しがちですが、私たちはそこをセールスポイントにしていません。
石井 でもここには世界中の面白い人が集まっていると聞いているし、ネットワーキングを目的に入りたいという人も多いでしょうね。
岡田 結果的にはそうなるかもしれませんが、人脈作りのための場所ではないんです。むしろ、偶然の出会いを楽しむ感覚に近いかな。お金では買えないし、計算もできない……だから面白いんですよね。
メンバーに求められているのは“クリエイティビティ”
▲ 日本出身、日本に拠点を置くなど、日本に縁のあるアーティスト40名の作品がコレクションされている。
▲ ハウス内ではオールデイメニューを気軽に楽しめるほか、ハウスブラッスリーではシェアスタイルで楽しめるモダンブリティッシュ料理を提供。
▲ クラブスペース、ダイニング、ウエルネススタジオなどがある13階と、、プールやバーラウンジのある14階をつなぐ、シンボリックならせん階段。
▲ 老舗の喫茶店の佇まいを思わせる、時を重ねたような質感の壁が印象的なバーラウンジ。

▲ 日本出身、日本に拠点を置くなど、日本に縁のあるアーティスト40名の作品がコレクションされている。

▲ ハウス内ではオールデイメニューを気軽に楽しめるほか、ハウスブラッスリーではシェアスタイルで楽しめるモダンブリティッシュ料理を提供。

▲ クラブスペース、ダイニング、ウエルネススタジオなどがある13階と、、プールやバーラウンジのある14階をつなぐ、シンボリックならせん階段。

▲ 老舗の喫茶店の佇まいを思わせる、時を重ねたような質感の壁が印象的なバーラウンジ。
石井 たしかにここには独特の温度感というか、ヴァイブスが感じられます。
岡田 メンバーが“このコミュニティを一緒に作っている”という意識を持っているんです。日本だと、お客様とスタッフは上下関係になりがちですが、ここでは違います。スタッフもメンバーも一緒に空間を育てていく感覚がある。そこはすごく特徴的ですね。
石井 面白そう。ぼくもメンバーになりたいと思いますが、「ソーホーハウス」のメンバーになるには収入や資産は関係ないと聞いています。代わりに欠かせないと言われているのが、“クリエイティビティ”ということですが……ちょっと難しいなぁ。どんな意味なんですか?
岡田 わかりやすいのはアーティストや表現者ですが、「ソーホーハウス」は、単純に職業だけで線引きしているわけではないんですよ。
石井 たとえば、ぼくら編集者はクリエイティブなのか、とか……ギリギリですか(笑)?
岡田 僕らは、創造的な活動をしている人だけではなく、創造的な活動を支えている人も含めて考えています。いわゆる“クリエイティブ・キャピタル”ですね。メディアの人、プロデューサー、あるいは銀行員や弁護士でも、自分の仕事がクリエイティブな世界に貢献しているという自負がある方は多くいらっしゃるでしょう。

▲ 「ソーホーハウス東京」ジェネラルマネージャーの岡田友嗣さん。
気になるメンバーの審査方法が今、明かされる!
石井 その審査方法もかなり独特だと聞きました。
岡田 まずはアプライしていただきます。日本側で、「どれだけ熱意を持っているか」を含めてスクリーニングします。その後、英国のメンバーシップチームが判断し、合格者だけに連絡が来る仕組みなんですよ。
石井 その“選ばれる感覚”も含めて、「ソーホーハウス」の世界観なんでしょうね。
岡田 日本ではこの4月にオープンしたばかりなのでコミッティメンバーを選出し、その後、メンバー2名以上のご紹介で新たなメンバーを増やしていくことになると思います。現在のウェイティングリストは世界で11万人ほどいるのですが、石井さんもぜひアプライしてみてください(笑)。
東京ならではの刺激的な時間
石井 メンバーはここでどんな時間を過ごすのでしょうか?
岡田 朝7時から夜12時まで、メンバーご自身のアイデアで自由に過ごすことができます。ヨガクラス、ミュージックライブ、トークショー、クイズ大会まで、さまざまなイベントがほぼ毎日開催されているので、それにご参加いただくのも楽しいでしょう。
石井 東京ならではの特徴はありますか?
岡田 やっぱり“食”ですね。鮨ワークショップもありますし、江戸前鮨の文化を体験できる企画も予定しています。レストランも、星付きレストラン経験者のシェフがメニュー監修するなど、日本ならではの繊細さを大事にしています。
石井 これだけ世界中に展開しているのに、どの都市にも“その街らしさ”があるのが魅力的ですね。
岡田 そこはすごく意識しています。「ソーホーハウス」は、どこへ行っても「ソーホーハウス」でありながら、その街のカルチャーを映す場所でもあるんです。
「ソーホーハウス東京」で体験できるクリエイティブな時間とは?

石井 最後に。「ソーホーハウス東京」は、東京にどんな変化をもたらすと思いますか?
岡田 “効率”や“コスパ”では測れない価値を思い出させてくれる場所になればいいなと思っています。偶然の出会いとか、誰かとの雑談とか、そういう一見無駄に見える時間の中に、新しい発見や学びってあるじゃないですか。
石井 それこそ、クリエイティビティの源泉かもしれませんね。
岡田 まさに。「ソーホーハウス」は、施設ではなくコミュニティ。だからこそ、世界中の人が憧れ、惹かれるんだと思います。
推薦者が語る「ココがすごい!」
くつろぎと刺激が同居する新時代のコミュニティーです!
「ソーホーハウス」が、いよいよ日本に、東京に進出すると聞き、興味津々でした。各国それぞれの雰囲気を纏うことでも知られていますから、“東京”はどうなるのだろう、とも。そして、結論! これが実にセンス良し。日本の伝統的な技術を使ったインテリア、オリエンタルな調度品、ヨーロピアンな家具etc.それぞれの個性が溶け合い、実に“東京”なのですね。いい意味で雑多な感じが絶妙なバランスの上に成り立っていて、とにかくくつろげてしまうという感覚……皆さんに伝わるでしょうか? 個人的に期待しているのは、「ソーホーハウス東京」ならではのイベント、そしておそらく、否、確実に繰り広げられるであろうスペシャルでシークレットなパーティー。センスや雰囲気で繋がるコミュニティーに参加できる喜びにニヤリとしたいアナタ、ぜひメンバーシップにお申し込みを。え? お前もいるのかって? それは神のみぞ知る……であります。

石井 洋(LEON統括編集長・Web LEON編集長)
LEONのすべてを統括するオトコ。アメカジ、ヴィンテージをルーツに持ちながら、ドレススタイル、イタリアンカジュアルまで幅広く着こなす、ファッション番長でもある。本取材では、入会の面接を受けに行く心持ちでタイドアップをキメるも、むしろドレスコード的に「OUT!」と聞き、慌ててタイを外した青春真っ只中の52歳。
「ソーホーハウス」ってなんだ!?
レストラン経営者のニック・ジョーンズによってロンドンで創設された会員制クラブ。映画、音楽、ファッション、デザイン、メディアなど、クリエイティブ分野で活躍する人々と、その活動を支える人々のためのコミュニティとして1995年にスタートした。現在はロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ベルリン、香港など世界50拠点以上で展開し、会員数は約20万人。その特徴は、単なるラグジュアリーホテルやビジネスクラブではなく、「クリエイティブな人々が交流し、新たな発想や出会いを生み出す場」であること。レストランやバー、プール、ウェルネス施設、イベントスペースなどを備えたハウスを世界各地にオープンしている。


■ ソーホーハウス東京
住所/東京都港区南青山3-8-35
メンバーシップ料金(年間)/エブリハウス 62万円(Under27:37万5000円)、ローカルハウス50万5000円/ Under27:29万円























