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2025.05.18

ラーメンにも好きなだけ乗せられる自作チャーシューのススメ

“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、意外にも簡単な「チャーシュー」を作ります。自分で作るからラーメンにもたっぷり乗せることができて至福!

BY :

文・編集/秋山 都(編集者・ライター)
CREDIT :

レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太  

ラーメンにも、ビールのつまみにもイケるチャーシュー

野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ あっさり、やわらかに煮上がっているチャーシュー。ラーメンにたっぷり乗せて食べるのも美味!
最近、寝る前にベッドのなかでショート動画を見るのがクセになりました。なかでもラーメンの大盛り動画につい反応してしまいます。二郎系の「大ブタ」や家系のチャーシューメン……どれもおいしそうでお腹がすいちゃうんですよね。な~んて、野本やすゆきさんと雑談していたら、「まあ深夜はちょっとアレですけど、自分で作ってみればいいんじゃないですか。チャーシューは意外に簡単だし、自分で作るとヘルシーにも作れますしね」と野本さん。たしかに自作チャーシューは脂の入り具合や厚さなど自分好みに調整できますね。作り置きできるから、酒のつまみやチャーハンの具など色々に使えそうだし……早速教えてください!
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「チャーシュー」を作ってみよう!

野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚

材料(2人分)

豚肩ロース(かたまり肉)    500g
生姜           1かけ
ニンニク        1かけ
ねぎの青い部分       適量
A水          5カップ
A酒          100ml
A醤油         100ml
A砂糖                                60g
サラダ油          大さじ1

今回は豚の肩ロースをかたまりで使います。豚バラのブロックでも良いそうですが、少しでもヘルシーにしたいので、今回は肩ロースで。ちなみにチャーシューとはもともと叉焼という中国料理の技法で、調味料を塗った肉をオーブンなどで串焼きもしくはつるし焼きにするのが本来だそうですが、日本のラーメン店などでは一般的に煮豚を指すことが多いようです。なので、今回野本さんに教えていただくのも、日本流チャーシュー。ですが、焼豚の風味も味わいたいから、いったん焼き目をつけて香ばしさを加えているのが野本さん流のアレンジです。
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焼豚 野本やすゆき レシピ
▲ 生姜はよく洗えば皮をむかなくてもOKです。
ではまず、豚を煮る際に加える香味野菜の下ごしらえから。といっても、生姜は皮をむいて薄切りに。にんにくは包丁の背で押しつぶしておきます。さらに、ねぎの青い部分もとっておいて使います。
野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ にんにくは包丁の腹の部分をあて、体重を乗せるようにしてつぶします。
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次に、肉に焼き目をつけます。今回はあらかじめタコ糸が巻かれている肩ロース肉を購入しました。このタコ糸が無い状態で料理すると鍋の中で豚肉が暴れてしまうため、火が均一に入りません。もしタコ糸が巻かれている肉が手に入らない場合には、適当で良いのでクルクルと巻いて縛って焼きましょう。
鍋にサラダ油を熱し、かたまり肉をドーンと入れて焼き目をつけます。肉を回転させながら、天地も忘れずまんべんなく、こんがりとした焼き色がついたらOK。
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野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ 豚肉を焼いた同じ鍋でそのまま煮るので、洗い物が少ないのもうれしい。
次に、豚を焼いた同じ鍋にそのままA(水・酒・醤油・砂糖)、生姜、にんにく、ねぎの青い部分を加えて一煮立ちさせます。
野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ アクを取るのは最初に沸騰した一度だけ。これが原則です。
途中アクが出たらとり、落とし蓋をして中弱火で60分ほど煮ます。この落とし蓋、うちには無いんですけど……と野本さんに相談したら、クッキングペーパーで代用するアイデアを教えてくれました。なるほど、これなら鍋の口径に関わらず、いつでも落とし蓋が可能になりますね。
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野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ 60分ほど中弱火でじっくりと煮たチャーシュー。ドドンと大迫力。
煮上がったチャーシューは必ず粗熱をとってから薄切りにします。もし可能であれば、保存袋に汁ごと入れて冷蔵庫で一晩休ませると、味が馴染んでよりおいしくなります。
野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ 冷蔵庫で休ませたチャーシューを切るときは再度鍋に戻して温めてから切りましょう。
出来上がったチャーシューはそのまま食べてよし、ラーメンに乗せてよし、炒め物に入れてよし、と多方面で活躍してくれます。500gは大きいと思いましたが、あっと言う間に食べ終わってしまうので、ご心配なく!
野本やすゆき レシピ チャーシュー 焼豚
▲ この日は白髪ねぎをのせてそのまま味わい、その後ラーメンにもトッピングしました。
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野本やすゆき

● 野本やすゆき (料理研究家)

東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。

今日の気分はチャイニーズ⁉

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