2025.05.28
INORANが着る、“奏でる”オトコのスタイルPART 3
時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンスがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第12回目のゲストは、日本を代表するロックバンド、LUNA SEAのギタリスト、ミュージシャンとして活躍するINORANさんです。
- CREDIT :
主演/INORAN 写真/HIRO KIMURA(W) スタイリング/中本智士、河又雅俊 ヘアメイク/丹羽寛和(maroon brand) 文/安岡将文 撮影協力/CLUB251 編集/石井 洋、津坂泰輔(ともにLEON)、吉田奈緒子(Web LEON)

大人なモードの遊び方
第12回 主演 : INORAN(ミュージシャン)
“奏でる”オトコ PART 3

「自分のストーリーにピタッとハマる服って、必ずあるんです」

INORAN 自分が積み上げてきたもの、スタイルや美意識、もっと言えばストーリーとマッチする服を選びます。さまざまなブランドがあるなかで、自分のストーリーにピタッとハマる服って、必ずあるんですよ。表面的なトレンドやデザインで選ぶというよりも、デザイナーにシンパシーを感じるかどうかを重視しているんだと思います。


INORAN 特別ハードにトレーニングをしているというよりも、日々の食事を気をつけています。特に水をしっかりと飲むことを意識しています。
── 音楽活動からアパレルのプロデュースまで多岐にわたりご活躍し続けていますが、そのバイタリティーの源は何ですか?
INORAN 人との関係性です。友人はもちろん、日々出会う素晴らしい感性の方達から、大いに刺激を受けています。音楽とはまるで関係のない方でも、その人が持っているアイデアやセンスから学ぶことはたくさんあります。そうした人との関係に、これからも敏感であり続けたいですね。なぜなら、どれだけ長くキャリアを積もうとも、自分が持っていないもの、足りないものってたくさんあるんです。視野を広くして、謙虚になれば、まだまだ世界は広がっていくし、学ぶべきことは自然と見えてきますから。
「たった1回のライブが、人生を変えてしまうことがある」

── 今年で55歳になられますが、年齢を意識されることはありますか?
INORAN 意識しないことはないですね。人間、いつかはゴール、終わりを迎えますから。だからこそ後悔しないように、今を精一杯生きるってことですよね。
INORAN ユーモアって大事だと思うんです。オヤジじゃなくても、人として必要なんじゃないかな。それと冒険しようという気持ち。このふたつを持っているオヤジって、人として魅力的です。
── 最近、何か冒険されましたか?
INORAN それはもちろん、ライブですよ! どんなにキャリアを重ねても、ライブは毎回冒険ですから。

「何事にもオープンマインドで、いつまでも青クサくいたい」
── 当時の音楽シーンはかなり熱かったですよね。ライバルも多くいたのではないかと。

INORAN う〜ん、あまり考えないようにしています。物事って予定通りにいかないものですから(笑)。自分が行きたいと考えもしていなかった場所へ、出会った人が導いてくれることもあるし。その時のために、何が起きてもその事象を楽しめるような気構えでいたいとは思っています。人生って贈り物だから。
INORAN そんな簡単なモノじゃないよ!(笑)

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Profile
INORAN(イノラン)
1970年9月29日生まれ。神奈川県秦野市出身。中学時代にギターと出会い、高校時代にバンドを結成。LUNA SEAのギタリストとして1989年より活動を開始し、1992年にメジャーデビューを果たす。1997年にソロデビュー。2000年にLUNA SEAが“終幕”したのち、本格化させたソロワークでは、DJ KRUSHやロックバンドFEEDERのベーシストTAKA HIROSEなど、世界的アーティストとの共作を発表する一方、2008年は映画『《a》symmetry』の音楽プロデュースなど、多岐に渡る音楽活動を展開。2010年、LUNA SEAが“REBOOT”したのちも精力的に活動を続ける。2025年2月のGLAYとの対バンライブが話題を呼んだことは、記憶に新しい。
また、昨年には自身がプロデュースするアパレルブランド「Four Hydrangea」を中心に揃えるオンラインセレクトショップをローンチするなど、現在も多岐に活躍する。
2025年6月18日には、RYUICHI(LUNA SEA)、H.HayamaとのプロジェクトTourbillonで、ニュー・アルバム『BOUNDLESS』をリリース。6月28日より東名阪にてライヴツアーを開催する。
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