春コーデのスパイスに！ 着こなしの幅が広がるアウターとは？

春の訪れを感じさせる季節とはいえ、まだまだ寒い日もありますし、朝や夜はけっこう冷え込むことも。そんな時に活躍するのが、やっぱりダウンベスト。ちょっと小寒い時は、コートのインナーやGジャンの上に。イタリア男よろしく、ジャッカ エ ジレなんて着こなしも。暖かくなってきたら、Tシャツに羽織るのもお洒落ですよね。まあ、要するに、真夏以外は一年中使えちゃうってこと。

で、そんな超万能なダウンベストですが、今買うならどんな一着がいいのか。最も重要なのが、ダウンや中綿の量が控えめな“ちょい薄”であること。ダウンたっぷりのもこもこよりもシルエットがスマートで、インナーとしてもアウターとしても幅広い着こなしが可能です。

次に意識したいのは色。袖なしとはいえ、ダウンならではの重さがありますから、軽やかな印象を与える白やベージュ、シャーベットなどのライトカラーがオススメです。

リネンにウールとシルクをブレンドした表生地。通年で着られますが、サラリとした風合いと爽やかなセージカラーが相まって、やっぱり春コーデに合わせたくなります。風が気になる日には、こんな感じにスプリングコートと。グレースラックスとであくまでアーバンにまとめつつ、それでもベストとコートのメリハリレングスが、春のアクティブ感を匂わせてくれます。

ダウンベストに色落ちしたブラックデニム。そして足元にはスニーカーと、80年代のアメカジを想起させるコーディネート。それでも品良いのは、全体のトーンが軽いから。薄色にまとめ、インナーにはニットを合わせたことであくまで大人顔に。ダウンが薄手でモコモコしていないのが決め手なんです。

ダウンではなく超断熱マイクロファイバー素材を使用した中綿入りのベストですが、薄くて暖かいのはさすが。モデル名は「セニオ」で、防水加工が施されたポリエステル素材により急な春雨も安心。ゴルフにも使えそうな着心地ですが、そんななかにもメタルジップがラグジュアリー感を主張してくれます。

レザーダウンは春には不釣り合い？ いえ、こんな薄手のパンチングレザーなら、見た目にも体感的にも軽やかです。バックとフードにはナイロンを。スポーティな雰囲気と上質感を両立した素材使いってわけです。コードにはオレンジのディップを配し、ちょっとしたストリート感も。

薄手で軽量、さらに柔らかな生地感が魅力となるサンダンスベスト。その軽さと柔らかさの理由は、ダウンパックを使わず直接封入しているから。止水ジップの採用からわかるとおり、撥水性も搭載。こんなクリーンなホワイトは、大人カジュアルをリッチに格上げしてくれますよ。