この夏、大人が選ぶべきはコレ！ ちょいアメカジな注目Tシャツ５選

大人になると、Ｔシャツ一枚を選ぶにせよ、あれこれと考えを巡らせる必要が出てきます。選びのポイントは複数ありますが、首元、素材、色の３点はしっかり見定めたいところ。

まず旬なのは、定番のクルーネックタイプ、しかもバインダーネックや目の詰まったリブを備えたものなら、ジャケットを着た時にも首元がまとまりやすく、活用できるシーンが広がります。

加えて、大きめサイズでも首元がしっかりサマになりますから、１枚で着やすいのもポイントかと。

次に素材ですが、上質であることは言わずもがな。高級素材ももちろんアリですが、こなれ感にこだわるなら、ウォッシュや加工によって“くったり”とした表情のあるコットンが理想的です。着心地も優しくなりますから、一石二鳥。

最後に色ですが、大人の程よく枯れた肌色に馴染みのいいフェードカラー（くすんだ色）は、それだけでワンランク洒落っ気がアップして、しかも色気を演出しやすくなります。いまどきなアメカジの香りもさらりとまとえるのも魅力。

百聞は一見にしかず。以上のポイントを網羅した５枚をピックアップしました。

ベースボール型の胸ポケットがアメリカンな雰囲気を感じさせる一枚です。ガーメントダイによる繊細な色出しもさることながら、コットンジャージーに長けたブランドだけあって、ドライタッチと抜群の伸縮性はさすが。

折り返しが太めの袖口と裾などに見られるワイルドなディテールには、男のワイルドさ＝色気を感じます。

約5オンスの天竺素材を使用し、随所に細かなダメージ加工を施した、ガーメントダイの生地は必見。この芸の細かさ、洒落者なら見抜けますよね？　

さらに生地表面の自然なムラ感、ドライタッチで油が抜けたような風合いは、こなれた雰囲気を醸し出しつつ、着心地も快適でいうことなし！ やや短めの着丈のバランスも、スッキリ見えてよろしいかと。

旧式のローゲージ編み機で編まれたウエアハウスの定番がこちら。ムラ糸で編まれたシャドウボーダーは、無地でありながらうっすらとボーダー状の陰影が浮かび上がる手の込んだ仕様です。

着込むほどにネックラインが緩み、自然な前下がりが生じる仕上がりですが、首元は補強してあるので、長く愛用してもだらしなく見える心配はございません。

アナトミカの定番として人気なのがこちら。一番のポイントは身頃のサイドシームがない丸胴仕様。縫い目が肌に触れることがない分、着用時にストレスを感じないってわけです。

12番単糸によるオリジナルのヘビーオンス生地は、まさに質実剛健。適度にゆとりのあるシルエットが、素材の雰囲気とあいまって、ちょっとワイルドな男を演出してくれますよ。

サステナブル時代にぴったりのTシャツがこちら。素材は「オーガニックラフィー」。これは、オーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を集め、50%のバージンオーガニック綿と掛け合わせた有機リサイクルコットンなんです。

そんな素材を別注染色し、吊り編み機でヴィンテージ風のソフトな天竺に仕上げちゃいました。着丈は短め、身幅はやや広めで、スマートな見た目と楽ちんさを両立していますよ。