気をつけて！ 大人のスポーティな着こなしが陥りがちな落とし穴とは？

スウェットやリブパンなど、スポーティなアイテムの多くはコンフォート性が高いです。でも、実はそれこそが鬼門。楽チンさを求め過ぎて、スポーティ転じてダラしなくなっている人が結構多いんです。

一度楽を経験するとさらに求めてしまう気持ちはわかりますが、ここはひとつ褌を締め直して、気抜け過ぎないことを意識しましょう。

今回ご紹介するのは、レザーであえての重さを加える、モノトーンでスタイリッシュに見せる、シンプルかつ爽やかにまとめる、の３テクニック。脱力に振り切らず、むしろ逆のエッセンスを取り入れるのがポイントです。

存在感の大きさからスポーツ演出には持ってこいなダッドスニーカー。その軽快な印象を抑えるには、やっぱりレザーアイテムが有効です。

ダブルライダースのロックな雰囲気に加えて、さらに全身をブラックで統一し、オトコらしさを主張。とはいえ、チグハグにならないようライダースはソフトなラムをチョイスしています。また、巾着バッグによる抜け感も活用したいところです。

ソックタイプのスニーカーとストレッチフーディという、スポーツ要素がコーデの大半を占めるこちら。それでも、モノトーンでまとめることで都会的な洗練さが漂います。

さらにポイントは、スーパー140sウールを採用したハイゲージニットとストレッチの効いたスラックス顔のイージーパンツ。上質さと大人な落ち着きを示すことで、軽快さを程よく抑制します。

変形スタジャンにストレッチTシャツ、そしてスウェットリブパンツにスニーカーと、スポーツ度マックスなコーデですが、品良く見えるのはシンプルだから。

ロゴやマークを一切排除したミニマルなデザインは、ラグジュアリー感さえ漂います。唯一スニーカーにはアイコンがデザインされていますが、モノトーンならおとなしめ。子どもっぽさを感じない、大人スポーツの好例です。