2026.09.30
スマートグラス、結局どれがいいの? “同時通訳”ができる「INMO GO 3」を実機レビュー!
カメラにAI、翻訳、ナビゲーション……いまや百花繚乱のスマートグラスですが、結局どれを選べばいいのでしょう? 今回注目したのは、リアルタイム翻訳で“言葉の壁”までスマートに変えてくれる「INMO GO 3」。その実力を、フォトグラファー兼ガジェットYouTuberの中西 学がレビューします!
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企画/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(Web LEON)
“何ができるか”ではなく“何に使うか”

▲ AIスマートグラス「INMO GO 3」9万9800円/イノモ日本
「スマートグラス、結局どれがいいの?」
スマートグラス戦国時代とも言える今、そんな疑問を抱いている人も多いでしょう。実際に私自身、これまで「Rokid」や「Ray-Ban Meta」、「Oakley Meta」など、さまざまなスマートグラスをご紹介してきましたが、これだけさまざまなモデルが登場すると、スペックやデザインだけで選ぶのは難しいと感じています。

ハンズフリーで写真や動画を撮る。音楽を聴く。AIに質問する。翻訳する──。アプローチは異なりますが、各ブランドに共通しているのは「スマホを取り出さずに、もっとスマートに」という思想。
だからこそ今、スマートグラスは「どれが一番ハイスペックか」ではなく、「自分は何をしたいのか」で選ぶ時代に入っているのかもしれません。
そこで今回は、この7月に発売となったAIスマートグラス「INMO GO 3」を実機レビュー。フォトグラファー兼ガジェットYouTuberの私、中西 学がお届けします!
スピーカーとセットで“同時通訳”

まずはスペックを見ていきましょう。カメラ、翻訳、AIアシスタント、ナビゲーション、テレプロンプターと、いまどきのスマートグラスに求められる機能はひと通り揃っています。

▲ 「INMO Speaker」9900円/INMO
でも、注目すべきはそこではありません。特筆すべきは双方向の翻訳機能です。
たとえば外国語の相手と話す時、「INMO GO 3」は相手が話した言葉をリアルタイムで翻訳し、メガネのディスプレイに字幕として表示してくれます。
さらに別売りの専用アクセサリー「INMO Speaker」と組み合わせると、自分の発言が相手の言語へと翻訳され、音声で届けてくれるのです。

▲ 「INMO Speaker」の着用イメージ。
つまりコレ、ただの“翻訳できるメガネ”ではなく、AIを介して“ほぼ同時通訳”を行ってくれるというアイテムなんです!
「メガネ」としての佇まいをチェック

▲ 本体重量は約58g。スマートグラスらしい機能を詰め込みながら、普段のメガネに近いスッキリとしたフォルムに仕上げられています。
通訳機能は後ほど詳しく触れるとして、続いて外見を見ていきましょう。毎日身につけるものだからこそ、「メガネ」としての完成度は重要です。
本体重量は約58g。アルミニウム合金と、高強度かつ軽量なポリアミド樹脂を組み合わせたボディには、5軸CNCによるマット加工が施されています。
テンプル幅は約8mm。スマートグラスにありがちなゴツさが抑えられていて、全体的にかなりスッキリとしたフォルムです。
さらに日本発売モデルはヒンジのカラーリングが黒×シルバーに変更されています。グローバル版の黒×赤と比べると、より落ち着いた印象に。いかにも「ガジェットを装着しています!」という主張が抑えられているので、ビジネスシーンでも取り入れやすいデザインです。
また、エアクッション式の鼻パッドを採用し、テンプルも左右最大15度まで角度調整が可能に。長時間身につけることを想定して、掛け心地にも工夫が凝らされています。
さらにはスマートグラスで気になるプライバシーにもしっかり配慮。撮影時にはカメラインジケーターが点灯し、カメラを使わない時には付属のカメラカバーでレンズを物理的に覆うこともできます。公共の場や人混みで使うことを考えると、こうした仕組みがあるのは安心材料ですね。

▲ 度付きレンズに変更可能。
また、「INMO GO 3」は度付きレンズにも対応。公認作製店(「JUN GINZA」等)では、専用インサートフレームと度付きレンズを作ることができます。AIグラスなのに、いかにも“機械”っぽくない。日常のメガネに近い感覚で身につけられる佇まいは、「INMO GO 3」を毎日使ううえで大きなポイントです。
「INMO GO 3」なら相手の顔を見たまま会話ができる

さて、ここからが「INMO GO 3」の真骨頂です。先述の通り「INMO Speaker」と組み合わせれば2言語間でのリアルタイムな翻訳会話が可能になります。
これまでのAIスマートグラスにも相手の言葉を翻訳してディスプレイに表示したり、音声翻訳してくれる機能はありました。ですが、自分の言葉を相手へ伝えるとなると、スマホに表示された翻訳文を見せる──といったテキストコミュニケーションになっていたと思います。
その点、マグネットで着脱できる「INMO Speaker」なら、自分の胸元などにピタッと装着するだけで、しゃべった言葉をすぐに翻訳して伝えることが可能に。そう、スマホをいちいち見ることなく、相手の目を見ながら自然な会話をすることができるんです。

翻訳機能も充実しており、オンラインでは78言語を認識し、98言語への翻訳出力に対応。主要9言語(日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、タイ語)ではオフライン翻訳も利用できるとのこと。
※オフライン翻訳の場合もスマートフォンとのBluetooth接続は必要です。
これは海外出張の多いビジネスマンにとっては非常にうれしいポイントです。
ホテルのチェックインでスタッフと話す。レストランで料理について尋ねる。タクシーで行き先を伝える。あるいは、海外のビジネスパートナーと会話する。そんな時にいちいちスマホを取り出して翻訳アプリを操作するのではなく、相手の顔を見たまま話せるわけです。
私自身、海外の商品発表会に参加する機会がたびたびありますが、現地のスタッフやインフルエンサーと直接コミュニケーションが取れれば、ただ説明を聞くだけでは得られない情報まで引き出せそうです。
これは単なる“翻訳機能”というより、コミュニケーションにおける“所作”を変えてくれる機能。「INMO GO 3」と「INMO Speaker」の組み合わせには、そんな新しい会話の可能性を感じました。
翻訳だけじゃない!日常でも仕事でも使える高い実用性

▲ 両眼にグリーンMicroLEDディスプレイを搭載。解像度640×480ドット、視野角30度、最大輝度1500ニトのスペックを備えます。
もちろん、「INMO GO 3」でできるのは翻訳だけではありません。両眼にグリーンMicroLEDディスプレイを搭載し、回折光学導波路によって視界の中に情報を表示します。
解像度は640×480ドット、視野角は30度、最大輝度は1500ニト。屋外での使用も考えたスペックです。
さらに800万画素・120度の超広角カメラに加え、4基のマイクと2基のスピーカーも内蔵。実際に使ってみても、4基のマイクは音声をしっかり拾ってくれる印象で、文字起こしも実用的に感じました。
そのほかにも、写真に写った文字を翻訳する。目の前にあるものについてAIに質問する。ナビゲーションを確認する。そしてテレプロンプター機能を使えば、プレゼンの原稿を視界の中に表示することもできます。
海外旅行なら、街の看板や美術館の説明文、レストランのメニューを確認。仕事なら会議の内容を記録したり、必要な情報を確認したり。プレゼンでは、視線を大きく落とさず原稿をチェックできます。
これまでなら、そのたびにスマホを取り出していたことが、目の前で完結します。AIを“聞く”だけでなく、“見る”。この視覚情報とAIの組み合わせこそ、スマートグラスならではの面白さです。
“充電待ち”しなくていい!? 交換式バッテリーもユニークです

そして、実用面でもうひとつ注目したいのが「バッテリー」です。どれだけ便利なスマートグラスでも外出先で電池が切れてしまえば、そこから先はただのメガネ……。
毎日使うことを考えればバッテリー問題はかなり重要です。そこで「INMO GO 3」が採用したのが、交換式バッテリーです。
容量は270mAh。本体装着用とは別に、予備バッテリーが1個標準付属します(計2個同梱)。面白いのは、その交換方法です。テンプルの先端部分がマグネット式になっていて、バッテリーを簡単に着脱できます。電池がなくなったら充電が終わるまで待つのではなく、予備バッテリーにサッと交換して使い続ければOKです。

▲ 付属する交換式バッテリー。
公式ではバッテリー1個あたり約8時間、高負荷使用時は約2.5〜3時間。発表時の公表値では、翻訳モードで最大約3時間、テレプロンプターで最大約3.3時間、音楽再生・通話で最大約4.5時間とされています。
さらに充電ケースを使えば、バッテリーを約3〜4回フル充電できます。
「充電が終わるまで待つ」のではなく、「交換しながら使う」。少し前まで“未来のガジェット”だったスマートグラスを、毎日の道具として使うことを考えると、この仕組みはかなり理にかなっています。
自分好みに拡張できるアクセサリーも充実

▲ 別売りの「AI Ring 4」を使えば、グラス本体に触れることなく指元から操作可能。よりスマートに使いこなせます。
「INMO GO 3」は、アクセサリーが充実しているのも面白いところです。たとえば別売りの「AI Ring 4」は、グラスのテンプルで行う操作を指元で行えるコントローラーです。

操作のたびにメガネへ手を伸ばさなくても、リングを使って指元からコントロールできる。これもなかなかスマートです。
さらに、強い日差しの下でディスプレイを見やすくする「クリップオンサングラス」なども用意されています。
本体だけですべてを完結させるのではなく、自分の用途に合わせて使い勝手を拡張していく。こうした“痒いところに手が届く”アクセサリーが揃っているのも、「INMO GO 3」の特徴であり魅力です。
「INMO GO 3」の本体価格は9万9800円で、「INMO Speaker」は9900円。決して安い買い物ではありませんが、「INMO GO 3」の面白さは、スペック表の数字だけを見ていてもなかなか伝わりません。
スマホではなく、相手の顔を見る。そして、自分の言葉で話す。この自然なコミュニケーションこそ「INMO GO 3」が見せてくれるスマートグラスの新しい可能性です。
海外旅行や海外出張で、外国語でのコミュニケーションをもっと自然に、もっとスマートにしたい──。そんな人にとって「INMO GO 3」は、スマートグラスの有力な選択肢になりそうです。
※掲載商品はすべて税込み価格です
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イノモ日本 https://inmojapan.store/

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