トミー ヒルフィガーのショーが実にSNS的なワケ

こんにちは。
LEON.JPの堀川です。

先日まで、上海におりました。
トミー ヒルフィガーのファッションショーが開催されたのです。

通常、メンズコレクションと言われるものは、年2回ほど、ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークを中心に発表されています。1年先のシーズンのコレクションが扱われ、世界中のバイヤー、メディアが参加します。

最近はブロガーやInstagramのインフルエンサーらが招待されることも一般的になってきましたが。

また、メンズ、ウィメンズと、それぞれ男女別々に発表されていたショーの形態も、ここ数シーズンは男女一緒に行うことが多くなり、徐々にレディスのショーにメンズコレクションが組み込まれています。

男女混合が一般的になるきっかといえば、エディ スリマンが、2005年ディオールを手がけたあたりからでしょうか。スキニーな男女モデルが交互にランウェイを闊歩するさまは、大きなインパクトがありました。

そんななか、世界の主要都市で独自のショーを展開中なのが、トミー ヒルフィガー。PVH（フィリップ・ヴァン・ヒューゼン）の傘下になり、アイコニックなセレブを絡めて独自でショーを発表できるというのはSNS的であり、他にはない強み。今回のショーは、2016年のニューヨークからスタートし、2017年にはロサンゼルス、ロンドンと凱旋しています。

で、今回の上海での、「TOMMY NOW ICONS “SEE NOW, BUY NOW”」は2018年の秋のコレクションがド派手なビル群を背景にパーティーのように展開されたのです。

1000人を超える関係者やVIPらが集結。開場前には熱狂的なファンが集まり、一種騒然とするほどの盛り上がりとなったわけです。アジアのお客様は熱かった。上海の顧客も満足のデキだったのではないでしょうか。

ランウェイと同時に、70カ国以上のオンラインストアでランウェイの同じコレクションルックが買えるのです。これもまた凄い仕組みです。

ますます細分化していくショーの新しい形態を間近にしながら、改めてコレクションの意味を考えてしまうのでした。

TOMMY HILFIGER
https://japan.tommy.com/