こんなオヤジになりたい〜！ なFromナポリの伊達オトコとは？

今回ご紹介するティト アレグレット氏は、ナポリ仕立ての原点、かのロンドンハウスで自身のキャリアをスタートさせ、その後、チェザレ アットリーニなど錚々たるブランドのVMDやスタイルディレクターを勤めきた人物。現在彼は自身の名を冠したブランドを立ち上げており、今回はその展示会のために来日。一見コワモテ風ですが、その実、ユーモアとサービス精神に溢れ、どこかスティーブ・マックイーンを彷彿とさせる好漢であります。

深〜いプラケットのポロシャツにスカーフをイン、そこに２タックチノを合わせた合わせは、今のトレンドをほんのり滲ませながら、大人の余裕を感じさせる、この春夏に真似してみたいスタイリングですよね。

今回の来日は2018年秋冬商品の展示会。これから展開するアイテム群を一挙に見せていただきましたが、む〜、シブい。ベーシックをひとヒネリ、てな塩梅絶妙の服ばかり。写真の紺ブレは、ポリッシュのメタルボタンがさり気に輝く２B仕様。胸元が広く開くため、ベースがトラッドなのに艶も感じさせてくれて。当然ですが、ナポリ仕立て由来の軽やかな着心地であります。

こちらは極太のピークドラペルが際立つ"攻め"の一着。顔立ちがしっかりしているので、むしろカジュアルなデニムなどとコーディネートしたくなりました。

こちらも気になった一着で、これまたギュイン！なピークドラペルのチェスターですが、着心地がホント、軽やか！ ガウンのように体を優しく包み込んでくれます。

裏をめくるとシブい色目のチェック柄が。そう、実はこちらはダブルフェイスで風でヒラリとコートがめくれた刹那、「お〜、やるなぁ〜」の賞賛が受けられることかと。

展示会中、ティトさんと様々なお話をしました。好きなバイクの話、かなりの腕前と聞くお料理の話、それから❤なお話も。「次は絶対ナポリに来いよ！」と本気の目で語ってくれた氏の笑顔に、企画考えたいなぁ、と強く思ったワタクシでした。

では！