【クリュッグ×est】秋の味覚と泡が寄り添う、テラス＆ディナープラン

フォーシーズンズホテル東京大手町のレストラン「est（エスト）」では、今月、10月25日まで、世界屈指のシャンパーニュ・メゾン「クリュッグ」とともに、秋の味覚を堪能する特別なテラス＆ディナープランを実施しています。このテラスは期間中、本プランをオーダーした方限定の特別な空間に。

この度、友人と体験してきましたので、リポートさせていただきます。

“Emotion, Saison, Terroir”―感情・季節・産地。その三つの言葉を名に持つ「est」は、フランス料理の伝統と日本の美意識を融合させたガストロノミー。総料理長ギヨーム・ブラカヴァル氏の手による一皿は、95%以上の食材を国内の生産者から直接仕入れ、素材そのものの生命力がお皿の上に演出されているかのよう。

ミシュランガイド東京で45年連続一つ星を獲得するその評価の裏には、生産者への敬意と、日本の四季に寄り添う哲学がある、そう言えるかと。

テロワールを尊重しながらも、軽やかで現代的なエレガンスがある。──それが「est」の美学なのですね。

冒頭にもお伝えしましたが、今回のメイントピックスは、地上39階、広がる大都会東京の摩天楼を望むテラスに設けられた特設バー「KRUGテラス」‘でのひとときのハナシ。選び抜かれた3種のクリュッグを、お好みで、グラスで楽しむことが可能とのこと。（詳細は下記のデータ箇所にて！）

ご用意されているのは「グランド・キュヴェ 160 エディション」、「172 エディション」、そしてヴィンテージ「クリュッグ 2011」。１杯をじっくり楽しむのもよし。70mlずつ3種を飲み比べるテイスティングセットもあり、クリュッグというメゾンの“哲学”そのものを体験する、そんな楽しみ方も。

私と友人はその後のディナーでも飲むことを想定して、可愛らしく１杯のみいただきました（それでもなかなかたっぷりついでいただき、ほろ酔いになったなぁ）。テラスは心地いい気温でありながら、時折吹くビル風がなかなか強かったので、ジャケットなんかの羽織ものを持参するのが正解です。

テラスで心地よく泡を感じたあとには、ダイニングへ移動。オープンキッチンではないですが、ガラス窓で区切られたキッチンはテーブルからこんな感じで覗き見できます。半劇場型、とも言えるかも？

お料理に使われるのは季節の素材のキノコや野菜といった秋の恵み。全9種類あるうちの食事から、印象的だったものを一部紹介させていただきます 。

まず1つ目はお花のような前菜。花びらはホクホクの栗かぼちゃとジャガイモが使われています。

目の前でソースをかけていただき、完成。ソースはエシャロットや白ワイン、生クリームなどをベースに3種のハーブを加え、キャビアの老舗「キャビアリ」のキャビア クリスタルで贅沢に仕上げたもの。爽やかでありながら濃厚……！

華やかな見た目でありながら、かぼちゃとじゃがいものお味が主役で野菜そのものの味がとっても濃くて。花びらを解くように、あっという間に完食となりました。

2種類あるうちのメインの1つはサーロインのステーキ。ソースにはコニャックが使われ、お肉の表面を覆っているのはヒバアーチと呼ばれる沖縄特有のスパイスとのこと。青っぽい風味に山椒のようなクセもあり、甘みのあるソース、ジューシーなお肉とよく合います。

お料理のなかで特に印象的だったのが上記のプレデザート。なんと、ナスを使っています。ナス伝楽からインスピレーションを得た、という逸品は実際に味噌も使用されているのですが、シナモンやナスのジャム等も使用され、口当たりは完全にデザート。それでもナスの風味はしっかり感じられるのが不思議。

甘すぎないので満腹でも別腹でさらりといただいちゃいました。

ペアリングにはソムリエがセレクトしたワインや日本酒を合わせていただきました。それぞれにストーリーのある構成は聞いていて楽しくより食事の時間を満ち満ちたものにしてくれます。

説明していただいたのはソムリエ上杉さん。エレガントでありながらも興味い深いお話を軽やかにお話しされる空気感は堅苦しさがなく、暖かな心地よさが。またお話し聞きに行きたいなぁ。

このプランは10月25日までの限定開催。クリュッグのエディションが変わるように、秋の食材、そして秋風の空気もまた一瞬の輝きでしかありません。だからこそ、今しか味わえない出会いがある、と言えるはず。大切な人との記念日にも、自分へのご褒美にも。お見逃しなきように。

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