【注目】橘ケンチ氏がプロデュース！ 中目黒のネオ角打ちで味わう和製アペリティーヴォが新しい！

こんにちは、LEON.JPのモリモトです。
本日は新しい「そば居酒屋」のお話です。江戸情緒に思いを馳せつつ、日本酒とそばで“ネオ角打ち”が楽しめる。しかもプロデュースは、あのEXILE 橘ケンチ氏というのですから、女子ウケが悪かろうはずがありません。

場所は小洒落た店が軒を連ねる中目黒。花見の季節に訪れれば絶景間違いなしの目黒川沿いのロケーションです。そんな絶好の地に「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」が9月8日にオープンしたのですが、その直前の試食会に伺ってきました。

当日は橘氏の他、店のメニューブックを作成したブックディレクターの幅充孝さん、そしてこの店のために新たな日本酒を作ってくれた京都・松本酒造の杜氏、松本日出彦さんが参加してのトークショーも開催。店のオススメメニューとペアリングの日本酒をいただきながら楽しい時間を過ごしてきました。

しかし何が驚いたって、橘氏の本気具合がハンパないんです。実は彼が日本酒の美味しさに目覚めたのはほんの3年前。とある会食で訪れた日本酒バーで、日本酒と料理のペアリングを体験し衝撃を受けたのが、そのきっかけだったとか。そこから仕事の合間に暇を見つけては蔵元巡りをしてこの3年で70～80の酒蔵を訪れ、杜氏さんや蔵の関係者たちと話をして、物凄い勢いで知識を吸収。その集中力には恐れ入ります。

結果、橘氏はお気に入りになった日本酒を揃え、そばを食べる前に軽く酒肴で呑む文化「そば前」をコンセプトに、こちらの店をプロデュースしてしまったという次第。確かにいま、角打ちは女子にも人気高いですからね。私も門前仲町の折原商店とかよく行きますが、いつも若い女子（とオヤジ連中）で混んでおりますよ。

はい。で、こちら主役となる日本酒は、すべて橘氏が日々交流を重ねる酒蔵のもののみ30銘柄、40～50種類が常にメニューに並びます。飲み比べにぴったりな試飲サイズ（30ml・250円）も用意して、橘氏が交流を重ねる、酒蔵の日本酒とのぺアリングを提案してくれるのです。

中でも目玉が京都・松本酒造とコラボした日本酒「守破離橘」。酒米はこの酒のためだけに用意された兵庫県の田んぼから収穫した山田錦を使用。田んぼの環境が生むお米の個性を生かした極めてプライベート感の強い、そして完成度の高いしっかりとした味わいの酒になっています。

さらにこの店、料理も美味い。そば屋の酒肴メニューということで、決して種類が多いわけではないのですが、それぞれが手の込んだもの。酢飯の代わりに大葉、ミョウガ、ガリなどの香草で巻き上げた「メアジのちょいと巻き」やそば粉入りの自家製皮でひと口サイズに仕上げた「そば餃子」、それにだし割りも楽しめる「おでん」など、どれも満足いく味わいです。

いま、LEONではメインの食事の前に軽くつまんでお酒を1杯2杯楽しむアペリティーヴォ（はイタリア語ですがフランスならアペリティフ）を推奨しているのですが、まさにこの店のコンセプトの「そば前」は和製アペリティーヴォ。

中目黒にはガッツリとメインをいただく美味しい店がたくさんありますが、そんな食事デートの最初の一軒にぜひおすすめです。