いまだけ、恵比寿で楽しむ。神戸牛とジンの意外な関係♡

こんにちは、LEON.JPの岸澤です。近頃、バーでボトルに漢字の書かれたジンをよく見かけませんか？　それはいま、クラフトジンが酒シーンの一大ジャンルになりつつあるからなのです。

日本では、和のボタニカルを使ったジンへの注目が高まっていますが、このジン人気は世界的なもの。2008年、イギリスでのクラフトジンブームを皮切りに、欧米・アジア各国で大きな成長を見せているのです。アメリカでは、2018年度の輸出数量は前年比1551.3％にも上るのだとか（！）。

ジンは原料にジュニパーベリー（セイヨウネズ）を使ったスピリッツというのは皆さまご存知のことと思いますが、その他の原料の配合は各醸造所に委ねられています。だから、バラエティに富んだ香りが楽しめるのが特徴なのですね。そんなクラフトジンブームに新潮流の到来を予感させるフレーバーが限定で登場しました。

それが、ドイツ・ブラックフォレストに拠点を構える「モンキー 47」が手がけた「モンキー 47 エクスペリメンタムシリーズ 2y01：トーキョー」。もともと、天然のボタニカルを使用した少量生産のメーカーとして知られているのですが、今回はとりわけ数少ない世界274本限定！　

その特徴の最たるものは、神戸牛の脂で風味付けをしている点。これまた近年のトレンドであるミクソロジーで用いられることの多い、"ファットウォッシュ"という行程を経ているのです。

脂がどうやってお酒に？と気になるトコロでしょうが、その方法はこう。神戸牛脂をベースとなる「モンキー 47 ドライジン」に加え、その後冷却させることで、脂を固めて取り除きます。それを蒸留させることで、脂の風味だけがお酒に移るのです。なので、実際に"お肉の味が感じられる"というよりかは、コクが増して口当たりが柔らかくなった感じ。

この試みは"シリーズ"とあるように、今後もフレーバーを変えて展開していく予定だそう。その栄えある1作目に神戸牛を使った理由は、「本物だから」だとブランド創設者のアレクサンダー・シュタイン社長は語った。氏がビーフのファットウォッシュをするにあたり追求したのは、「量は少なくても本物のビーフであること」。スペシャルなビーフを求めたところ、神戸牛にたどり着いたのだそう。

ジン作りはアロマで絵を描くことと語る氏が、「エクスペリメンタム」を作るにあたってイメージしたのは"日本食"と"日本のキッチン"。素材を活かしたシンプルな味わいをジンで表現したのだそう。日本の伝統的なスパイスである山椒を材料の一つに採用したのもそのため。独特のピリリとした風味が爽やかです。

そんなプレミアムな「エクスペリメンタム」はどう味わうべきか……。氏によると「純粋な味だから、シンプルに味わって欲しい。日本料理で出汁が美味しいと、単純な味付けでも美味しいように。カクテルにするなら、トマトが相性が良いですよ」とのこと。

そして、「これは、ハッピーになれるスピリッツ。だから、喜ばしい時に飲んで欲しい」という言葉も印象的でした。

「モンキー 47 エクスペリメンタムシリーズ 2y01：トーキョー」は生産数が少ないため、小売販売はありませんが、恵比寿のブランドアンバサダー店3軒のみで味わうことができます（なくなり次第終了）。きっと、大切な方とのひとときをハッピーにしてくれることでしょう。まったく新しい味わいをご自身でどうぞ。