2026.08.09
【試乗リポート】大人気の「ジムニーノマド」がアップデイト! さらに魅力が増した人気車種はどう進化したのか?
昨年発売され大きな話題になったジムニーノマド。シエラのホイールベースを拡大し、5ドアにしたことで快適性、高速走行の安定感も増した人気モデルに、早くもアップデイト版が登場! 今回はそのオフロードでの実力に迫ります!
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編集/高橋 大(atelier vie)
さらに機能を充実させて魅力度アップ⁉

▲ ロングホイールベース化で後席が広くなったことが外観からもよくわかります。
スズキが「ジムニーノマド」の装備を充実させて、2026年7月1日に発売しました。クルマを楽しみのために乗りたい、と常日頃思っているオヤジさんにぴったりですぞ。
ジムニーノマド(以下・ノマド)は、1.5ℓエンジンとパートタイム4WDシステムを組み合わせたドライブトレインを、4ドアボディに載せたモデル。
ジムニーには同じエンジン搭載の「ジムニーシエラ」があります。こちらは2ドア。ホイールベースを延ばして、とりわけ後席の居住性を向上させたのがノマドであります。
高い実用性と、シンプルイズザベストの機能的なグッドデザインボディと、快適性を持っています。もちろん、操縦しての楽しさも、であります。
クルマで楽しみたいって思っているオヤジさんに、ノマドは、オフロードコースを走ると楽しいってことを教えてくれます。販売店が走行会を開くこともあるようなので、ご確認を。

▲ ブラックルーフの2トーンカラーも選択可能。
そもそもスタイルが魅力的です。サイドウインドウは直立に近い角度にすることで雪が溜まりにくかったり、ホイールアーチは台形でタイヤ交換など整備がしやすかったり。
ひとつひとつの造型に機能の裏付けがある。これも、ノマドらしさ。スポーツギアの感覚ですな。
「スポーツブランドを好む若いひとが、同じような価値観の延長でノマドに興味をもっています」(スズキの商品企画担当者)という事実もあるとか。
オヤジさんにも、そんな感覚、シェアできるのではないでしょうか。

▲ スペアタイヤは外に背負うのがいかにもオフロードという雰囲気。
ジムニー・ノマドのそもそもの受注開始は2025年1月。この時、注文が殺到したため、4日間だけで受注を中止したことが、大きなニュースになったものです。
実に多くのひとが、欲しい、って思ったんですな。今回、7月から生産台数を約3倍に増やして、あらためて受注が開始されました。
同時に、機能も追加されています。
衝突被害軽減ブレーキに車線逸脱抑制機能を追加した「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備。自動ブレーキの作動対象を二輪車まで拡大です。
フロントカメラ付ディスプレイオーディオ(スズキコネクト対応通信機)もオプションで搭載できます。
さらに、カラー化されたマルチインフォメーションディスプレイと、AT車にはアダプティブクルーズコントロールには全車速追従機能が用意されます。

▲ ロングホイールベース化で見た目のリッチさもアップしています。
車体色は7色。うち、「グラナイトグレーメタリック」が新色であります。ダーク系が5色。暖色系はレッドメタリックとアイボリーメタリックで、この2色はブラックルーフの2トーンです。
ノマドの魅力は、ここまで書いてきたように、機能性です。シャシーは剛性の高いラダーフレームで、サスペンションは前後ともに固定式。
4WDシステムは、室内のレバーで2駆と4駆を必要に応じて切り替えるパートタイム方式。本格的なクロスカントリー型SUVなのです。
ただし、経験者しか乗れないような、ごりごりのオフロード車ではありません。変速機は、5段マニュアルと4段オートマチックが選べます。
そうとうな手練れでなければ、オフロード走行はクラッチ操作が不要のオートマチック変速機が楽ちんで安心です。

▲ ヘッドルームもレッグルームも余裕がありヒップポイントが高くて前方視界も確保されています。
私が走ったのは、山梨県・河口湖町の「富士ケ嶺オフロード」。本格的ヨンクを楽しみたいというひとには、よく知られたコースです。
ここではフツウのクルマではまず無理、と思えるコースを、ノマドで走破しました。
特にスキー競技のモーグルと同様、巨大なコブが連続するコースが、ノマドの面目躍如です。
車体が大きく傾いたばあい、固定式サスペンションでは、下になったほうの車輪にしっかり車重がかかり、接地性が上がります。つまり、車輪のグリップが確保できるのですね。
ジムニーは電子制御のリミテッドスリップディファレンシャルギア搭載。このシステムは片輪がスリップした際、反対がわの車輪に駆動トルクをかけるもの。
この機構がないと、片輪がスリップするともう前へ進めません。

▲ 片輪が浮いても駆動トルクは失われません。
ノマドでは片輪が浮いても、慌てずさわがず、軽くアクセルペダルを踏み続けていると、ぐぐぐ~っと接地輪にトルクがかかって、クルマは難なく危機を脱出できるのです。
オンロードでも、かなり快適です。騒音はまったく気にならないし、乗り心地も良好なのです。
サスペンションにスタビライザーをもたないため、矢のような直進性というわけにはいきません。が、むかしのレンジローバーやランドローバーよりはるかに安定して走れますので、ご安心を。
■ Suzuki Jimny Nomade
全長×全幅×全高/3890×1645×1725mm
ホイールベース/2590mm
最低地上高/210mm
車重/1210kg(1200kg)
1460cc 4気筒 パートタイム4輪駆動
最高出力/74kW@6000rpm
最大トルク/130Nm@4000Nm
変速機/4段オートマチック(5段マニュアル)+副変速機
乗車定員/4名
燃費/13.6(14.9)km@l(WLTC)
価格/292万6000円
(カッコ内はマニュアル車・価格は同一)
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