
暑苦しい男らしさではなく、スマートになめらかに、強さをアウトプットしていきたい。そんな理想の男性像を思い描く時、それがそのままクルマになったかのような一台が、ロールス・ロイスのブラック・バッジシリーズなのです。
ブラック・バッジによってロールスオーナーの平均年齢が若返ったというのも頷けるほど変容しており、ちなみに今現在、ロールスオーナーの平均年齢は43歳だそうですよ。



これはハンドル左下にある∞マークのボタンを押すと、デジタルパネルの演出とともに最高出力が659psへ増幅。この時点で相当にパワフルですが、さらにこのインフィニティ・モードと合わせて起動できるのが、オトコをドキドキさせる「スピリテッド・モード」。
これはレースなどでスタート時に最大限の加速性能を引き出し、第一コーナーを有利なポジションで迎えるためのスタートダッシュ機能のようなもの。停止した状態でブレーキとアクセルを同時に踏み込み、ドルルル……という車体の脈動を感じた後にブレーキをリリース。すると、まるでギリギリと限界までひいた弓弦を放ったような、矢の如き強烈な1075Nmものトルクを味わうことができます。
時速100kmまで4.3秒とかからない加速力は、もはやスポーツカー並み。5.5mの全長と2.9tの車重では恐るべき加速力と言えるでしょう。エンジンの回転数、タイヤのスリップを制御することで得られるクルマの最大性能を体感するためのモード、それが「スピリテッド・モード」なのです。スペクターにだけ与えられたこのモードはロールス・ロイス史上もっとも速いそうですよ。


若く荒々しいパワーではなく、円熟味を増した大人の男性のような角の取れた強さこそが、ブラック・バッジ・スペクターとオヤジさん共通の魅力なのでしょう。ショーファーではなく自らハンドルを握り、ドキドキするドライブフィールを味わうブランドへと変貌を遂げているロールス・ロイス。そのいまと最新を、スペクターに乗っていると味わうことができます。

■ ロールス・ロイス ブラック・バッジ・スペクター
全長×全幅×全高:5490×2015×1575mm
車重:2900kg
バッテリー容量:102kWh
走行距離:530km(WLTP)
最高出力:485kW
最大トルク:1075Nm(スピリテッド・モード使用時)
0-100km加速:4.3秒
価格:5614万円〜/ロールス・ロイス
(ロールス・ロイス モーターカーズ)
URL:https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/showroom/spectre.html