2025.06.18
【試乗インプレッション】スバルの新型フォレスターに一気乗り! その進化をリポートする
アウトドアからシティまで万能の使い勝手で人気のスバルフォレスターに待望の新型が登場。マッチョさがましたルックス、磨き込まれた走行性能とユーティリティ性で注目を集める各モデルにジャーナリスト小川フミオが試乗!
- CREDIT :
写真/SUBARU 編集/高橋 大(Web LEON)
新旗フォレスターはグッとマッチョな顔つきになって登場

新しくなったフォレスター。デザイン開発にじっくり取り組んだというだけあって、主市場のひとつである北米でも十分競争力のある、立派な顔つきであります。
第6世代のフォレスターは、2.5リッターストロングハイブリッド搭載の「Premiumプレミアム」と「X-BREAK(エックスブレイク)」と、それに、1.8リッターターボの「スポーツ」。従来のマイルドハイブリッドは廃止となりました。燃費はうんと良くなっています。

見た目だけではありません。インナーフレーム構造が採用され、ボディ剛性がうんと向上しています。たいていのクルマは、アンダーボディとアッパーボディを別々に作りこんでから、後で合体させるものですが、フォレスターでは一歩踏み込んでいます。内部のフレームを組み上げた後にボディパネルを溶接する工法を採用しているんです。
このメリットをスバルの技術者は解説してくれました。「ボディ剛性が上がることでサスペンションの動きの自由度がさらに高まり、走行安定性や悪路走破性が良くなっています」。
二つのパワートレインのその違いは?

岩がごろごろしている悪路のコースも走りましたが、サスペンションが良く動いて、乗員の揺さぶられは、従来よりうんと減っていて、悪路でこんなに快適でいいのか、と驚くほどでした。
悪路でみごとな性能ぶりを示してくれた一方、さきに触れたとおり、オンロードでは良く出来たセダンなみの走りなので、みごとな両面性であります。

インテリアは、水平基調のダッシュボードがクリーンな印象で、そこに大型モニターがはまります。物理的なスイッチは少なめで、液晶モニター内で多くの操作を行います。
シートの出来も良く、長い距離を走っても疲労感は少なめ。後席は空間的な余裕もあって、なかなか居心地が良いのです。ここを倒せば大きな荷物が積めるし、スバルはアウトドアライフを楽しむために様々な用品を用意してくれているので、オヤジさん、新型フォレスターとともに、あの子をキャンピングに誘ってはどうでしょう。

SUBARU Forester S:HEVギャラリー









■ SUBARU Forester S:HEV(カッコ内はSPORT)
全長×全幅×全高/4655×1830×1730mm
ホイールベース/2670mm
2498cc直列4気筒ハイブリッド(1795cc直列4気筒) 全輪駆動
最高出力/118kW(130kW)+モーター88kW(なし)
最大トルク/209Nm(300Nm)+モーター270Nm(なし)
燃費/18.4km@L(13.6km@L)(ともにWLTC)
乗車定員/5名
価格/448万8000(408万8000)万円
■ スバル公式サイト
HP/https://www.subaru.jp
