【解説】G-SHOCKがスマホと連動!? 近未来な時計はこの5モデル

「腕時計の機能はシンプルな方がいい。だから、スマートウォッチに興味はない……」そんな人にもぜひ使って欲しいのがコネクテッドウォッチ。どちらもスマートフォンとつながるので、この２つを混同している人も多いでしょうが、実は大きく違うものなのです。スマートウォッチと違い、アプリを自由に追加することはできませんが、その分、使い勝手は極シンプル。

しかも常時スマートフォンと通信したりしないので、毎日充電する必要もありません。また、アラームやワールドタイムなど、時計本体では小さな画面表示・小さなボタンで行う機能の設定が、スマートフォンの画面から簡単＆快適に行えるので、使いやすさは抜群です。

なかには、スマートウォッチのように、紛失したスマートフォンの検索機能や、電話やメール着信の通知機能、機械式時計好きには見逃せない特別な機能を備えたモデルもあって面白いですよ。

スマートウォッチとも比較したい！という方は、こちらもチェック。

今年誕生35周年を迎えた「G−SHOCK」。これはその記念モデルの中でも、デジタル表示の初代「DW-5000C」のデザインを継承しつつ、ケース＆ブレスレットに初めてメタル素材を使用したもの。メタルといえど新構造の採用によって他のモデルと同様の耐衝撃性能を実現。また電波時計機能を搭載しているので、標準電波の受信エリアなら時刻を自動で修正してくれます。

また、スマートフォンと専用アプリでリンクしたときも、インターネットのタイムサーバの情報を使って時刻を修正。さらに、世界約300都市に対応するワールドタイム機能やリマインダー、アラームの設定も、スマートフォンの大きな画面から簡単＆快適に行えます。

近くでスマートフォンが見当たらないときには、スマートフォンから大きな音を出せる探索機能も備えています。iOS 10以降のiPhone、 Android OS 6.0以降のAndroidスマートフォンに対応。

全米オープンテニスで優勝を果たした大坂なおみ選手も愛用する、男女を問わず使えるクールなデザインのアナログ・コネクテッドウォッチがこちら。スマートフォンの専用アプリと接続すると、ネットの時刻情報で時・分・秒3本の針を正確な時刻に自動修正します。また、アプリ内の世界地図タップや都市名入力で、世界315都市の現地時刻に簡単に設定できるワールドタイム機能も搭載。もちろんアラームの設定もスマートフォンから快適に行えます。

さらに、電話やメール、SNSのメッセージの着信を針の動きと音で通知してくれるのが、このモデルの大きな魅力。これは電池交換式のコネクテッドウォッチでは珍しくないが、ソーラー駆動（光発電エコ・ドライブ）モデルとしては画期的です。もちろん、スマートフォンが見当たらない時に本体から音を出して、その場所を教えてくれるスマートフォン探索機能も搭載しています。

懐中時計の時代から高精度の時計やクロノグラフを作り続けてきたスイスの名門「ロンジン」。初のコネクテッドウォッチは、「年差（1年間の時間の誤差）±5秒」という超高精度が魅力のクォーツ腕時計「コンクスト V.H.P.」コレクションの最新作です。

こちらは、普通の時針に加えて24時間で文字盤を1周して第2時間帯（セカンドタイムゾーン）の時刻を表示するGMT針を備えています。

コネクテッド機能は大変ユニークで、専用アプリでスマートフォンのフラッシュを点滅させると、12時のインデックス上にある受光部が秒まで正確な現在時刻を受信します。WiFiやBluetoothなどの無線通信と違って機器のペアリングの問題もなく簡単なのです。

また、こちらは「V.H.P.」モデルと同様に、強い磁気や衝撃を受けるといったん針を止め、あとで正確な時刻の位置に復帰させるという、特別な安全機構も備えます。iOS 11.2以降のiPhone、Android OS 7.0以降のAndroidスマートフォンに対応。

「フレデリック・コンスタント」は、自社内で複雑時計のムーブメントを開発するに止まらず、コネクテッドウォッチのムーブメントも開発するほどの新進実力派ブランドです。

そのコネクテッドウォッチの最新作は、機械式ムーブメントの一部に同社自慢の「スマートウォッチ」ムーブメントを搭載。機械式時計でありながら、電子部分は、着けている人の活動量＆睡眠量を検出・記録するといった健康管理機能に加え、「キャリバーアナリティクス（ムーブメント分析）」という面白い機能を備えています。

それは、時計用の機械式ムーブメントの状態を1日1回自動的に計測・分析してその“健康状態”を記録し、問題があると教えてくれるというもの。機械式時計好きにとっては何ともうれしい機能です。なお、「スマートウォッチ」機能はiOSのiPhone、Android OSのAndroidスマートフォンのどちらにも対応しています。

スイスの伝統あるスポーツウォッチブランド「アルピナ」。そのコネクテッドウォッチの新作は、ダイヤル9時位置のUVセンサーで紫外線量を、12時位置の環境センサーで気温・高度・気圧を計測します。さらに電子コンパス機能も備え、アウトドアで役立つ1本に。こうした情報は6時位置のデジタルインジケーターにリアルタイムで表示されるので、特に登山やハイキングには最適です。

もちろん、日々の活動量と睡眠量の記録や、電話・メール等の着信通知といった基本の機能も搭載。なおコネクテッド機能は、iOSのiPhone、Android OSのAndroidスマートフォンのどちらにも対応します。