【SIHH速報DAY6 ※番外編】フランク ミュラー、ウブロ、ブルガリ、ゼニスの新作はコレ！

ジュネーブ速報の最終回は「SIHH」会場の外へ。この時期、ジュネーブではSIHHが行われることから、ジュネーブ市内外でさまざまな時計の発表会が行われます。フランク ミュラー・グループの「WPHH」だったり、3月開催の「BASELWARLD」に先駈けての「プレバーゼル」では、ウブロ、ブルガリ、ゼニスの発表会も行われているんです。

ジュネーブの市街地からほど近い閑静な村のジャントゥにつくられたフランク ミュラーの本拠地＝ウォッチランドで、毎年開催される「WPHH」。今年はウォッチランドの創設25周年で、かねてより続いていた新施設の建造などもようやく終了し、フランク・ミュラー氏の思い描く「時計のテーマパーク」が遂に夏には完成する予定です。

そしてフランク ミュラーの新作はこちらでスカファンダー。ケースなどのデザインは「ヴァンガード」に似ているものの、まったく新しいコレクションので、潜水服がモチーフ。ケースの左側に2つのプッシュボタンがあり、上を押すと5分、下を押すと1分、ダイヤル外周のインナーベゼルの目盛りが進む仕組み。「LOCK」と書かれたパーツはプッシュボタンの誤操作を防ぐロック機構。ラインナップは、このブルーと、レッド、ブラックの3モデル。価格や発売時期は未定です。

ここ数年来、レ・マン湖のほとりの高級ホテルを会場にした「プレバーゼル」を恒例としているウブロ。今年もプレとは思えないほど多数の魅力的な新作を披露してくれました。そのひとつのこのモデルは、2014年から続いているラポ・エルカーン氏の率いるイタリア インディペンデントとのパートナーシップの最新バージョン。昨年と同じくダイヤルとストラップにイタリアの名サルトリアのルビナッチのアーカイブ生地を使用しているのが特徴で、同生地を使用したイタリア インディペンデント社製のシートメタルのサングラス付き。今年はチェック柄に加えて新たにこのストライプ柄が登場。ネイビーに白のストライプが、まさにラポ氏のイメージたっぷりで洒脱です。

ちなみに石井編集長が付けるとこんな感じ。

ブルガリもウブロと同様に、レ・マン湖畔の高級ホテルを会場にした「プレバーゼル」を、ここ数年続けて開催。昨年はブランドアイコンの「オクト」をリデザインした新コレクション「オクト ローマ」を発表するなど、ウォッチコレクションをますます拡充しています。今年はその「オクト ローマ」にアンスラサイトサンレイ・ラッカー仕上げと、このブルーサンレイ・ラッカー仕上げの、2つの新しいダイヤルカラーを追加。今年のブルガリは「ブルーがテーマ」とのことで、なるほど、鮮やかなブルーの輝きがラグジュアリーでエレガント。予価61万円というハイコストパフォーマンスのプライスも魅力的。

ゼニスも昨年と同じく、レ・マン湖に浮かぶ大型ボートを会場にした「プレバーゼル」を開催。そして今年いちばんの注目作は、日本限定モデルの登場です。というのが、この「デファイ エルプリメロ21 ジャパン スペシャル」。モデル名のとおりに、昨年の「BASELWORLD」で発表され世界的大話題となった、1／100秒計測可能の「デファイ エルプリメロ21」がベース。独特のスケルトンダイヤルとストラップを白にしたのが特徴で、スポーティーで都会的な雰囲気がお洒落で格好いい。このラバーストラップのほかにアリゲーター×ラバーもあり、そちらもオススメです。