大人の青春よ、再び! 名作『ブルガリ アルミニウム』がついに復刻

青春とは“心のあり方”といいますが、その気持ちに変わりなくとも、思わず胸キュンしてしまうコトもある今日この頃。その“コト”こそ、我が青春の1ページとなったある時計の復刻──1998年に登場した『ブルガリ アルミニウム』です。

当時ハイブランドへの憧れはあるものの、ストリートカルチャーにどっぷり漬かっていたなかに、それは現れました。アルミニウムと硬質のブラックラバーベゼルの組み合わせは、既成概念を覆し、斬新かつスタイリッシュで。アルミケースはミリタリーウォッチを想起させ、男っぽさも漂い、瞬く間に当時の我々の腕を飾ったのです。

今回復刻された新作にはそんな熱い時代が蘇ります。とはいえ、素材や作り込みはアップデイトされ、クオーツだったムーブメントは本格的な機械式になるなど、決して古いアルバムを引っ張り出したわけでなく。むしろ圧倒的な軽さや心地よいフィット感は、気負わず付けられるデイリーウォッチとして、今の時代にぴったりかと。

今年の春、ブルガリCEOのババンさんとリモートで話した際、「お楽しみが待ってるよ」と意味深に微笑んだのを思い出しましたが、まさにこれだったのね。今やハイブランドとストリートが歩み寄り、隔世の感もありますが、そんな感慨もひとしお。付ければ第二の青春のスタートであります。