これがオヤジの「特別仕様」

「15周年を迎えた小誌の読者のために、特別仕様のアイテムを作ってくれませんか？」

そんな神をも恐れぬ提案に対して、本当に多くのラグジュアリーブランドが快諾してくれました。

本国のクリエイティブチームを巻き込み、日本だけでなく世界中で打ち合わせを重ねて生まれた15周年記念のコラボアイテムは、どれもが最高品質を保証。即完売必至ゆえ、ショップへ急げ〜！

世界に5本のみ！ のオールホワイトモデル

伝統と格式を重んじる時計業界では、顧客のワガママなどは基本的に対応が難しいもの……。ごくたまに受ける時は、世界的な時計コレクターや大富豪など“お金に糸目をつけない”という条件の下で許される、極上の遊びのひとつです。

そんな別注をあの人気ブランドのウブロが受けてくれただけでも大ニュース。しかも人気モデル「ビッグ・バン ウニコ」をべースとした別注モデルを作ってくれたのです。2005年に誕生した「ビッグ・バン」は、その圧巻の存在感で“時計をアクセサリー化”させた記念碑的モデル。搭載ムーブメント「ウニコ」は、クロノグラフ機構が表側から見える特殊な設計をしています。

このモデルをベースに、ケースやブレスレットをホワイトセラミックで作成し、スケルトンダイヤルもホワイト。そしてベゼルにはホワイトダイヤモンドをセッティングして、それは豪華な“オールホワイト”モデルが完成しました。しかもストラップも2本付属なので、シーンによる使い分けも可能。ウブロとLEONのヤンチャな心意気が融合したコチラ、これみよがしに楽しむのが正解です！

ドレスウォッチ級の繊細な仕上げとスポーツウォッチのタフさ＆機能性を併せ持つ時計が「ラグジュアリー・スポーツウォッチ（ラグスポ）」。静と動という正反対の要素を兼ね備えているため、幅広いスタイルに合わせやすいと評判ですが、今回のスペシャルコラボモデルでは、さらにラグジュアリー感が高められていて……。

ベースとなるのは、一昨年新作が登場した「ディアゴノ スクーバ」。ローマの遺跡パンテオンの円柱をイメージした優雅で艶っぽいピンクゴールドケースのダイバーズウォッチに対して、今回の企画のために開発したという“ラバーコーティングを施したアリゲーターストラップ”を組み合わせました。

通常モデルはラバーストラップですから、ワンランク上のラグジュアリー感と使い勝手の良さを手に入れたということになります。人気の高いモデルだからこそ、こういったディテールでの遊びが、かなり効果的。ゼンマイオヤジ垂涎の10本限定のワザありの一本ですよ。

フランク ミュラーの時計が人気を集めるのは、美しいデザインや独創的な機構もさることながら、何よりも時計師であるフランク・ミュラー氏の存在が小さくないはず。

1958年生まれと読者と世代が近く、創業から約20年でスイスを代表する時計ブランドへ成長させた氏のサクセスストーリーは、仕事も遊びも一生懸命のオヤジさんにとっては、強くシンパシーを感じる人物ではなかろうかと。

それゆえフランク ミュラーの時計は幾度となく小誌でもご紹介してきたわけですが、その関係もあり、15周年記念のコラボ企画も快諾。この度誕生したのが、艶っぽいトノウカーベックスケースのスペシャルウォッチなのです。

ポイントは一目瞭然。特徴的なビザン数字の“1”と“5”をダイヤモンドで飾って15周年を表現したところ。しかもほかの数字や針はブラックエナメルで統一することでダイヤルカラーとなじませているので、ふたつの数字がパッと目に飛び込んでくるように計算しているのも見事。デザイン巧者らしい時計に仕上がっています。

着用感と耐水性に優れるNATOストラップは、主にミリタリーウォッチに使用されるもの。また時計をカジュアルダウンさせる効果があるので、自分で別途ストラップを購入してカスタムを行う人も増えています。

このスタイルはファッション業界を中心に高い人気を誇っていますが、昨今ではそのトレンドを積極的に取り入れようという時計メーカーはほぼ皆無でした。

しかしティファニーは、この15周年記念に合わせて大英断。なんとフラッグシップモデルの「CT60」に、NATOストラップを組み合わせるという提案を受け入れてくれたのです！ もちろんこの組み合わせは、150年以上にわたって時計を作り続け、過去にはスイスにも工房を構えていた同ブランドにとっても初の試み。

それだけに細部にもこだわり、ダイヤルに合わせてカーキ×ブルーの配色を採用。さらにロゴ入りのメタル製パーツも今回のためだけに製作しており、彼らの本気が伝わってきます。にしても通常のアリゲーターベルトが付属してのこの価格はホント、お買い得ですぞ！