2026.03.14
国産時計の新鋭「Fukushima Watch」がスゴい! 知れば知るほど買いたくなる一本です
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回は時計ジャーナリストの高木教雄さんが「Fukushima Watch」の『Futaba』を選びました!
BY :
- 文/高木教雄
- CREDIT :
編集/岸澤美希(Web LEON)
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回、 時計ジャーナリストの高木教雄さんが選んだのは、Fukushima WatchのFutabaです。
選者:時計ジャーナリスト 高木教雄
被災地・福島発の国産時計マクロメゾン「Fukushima Watch」の第2弾!

▲ 「Futaba」自動巻き、SSケース(34mm)&ブレスレット。8万8000円/Fukushima Watch

Fukushima Watchは、その名の通り、福島県を拠点とする国産時計のマイクロメゾンです。創業者の平岡雅康氏は日本の時計メーカーに勤務した後、2018年に自身のブランド「mirco」(ミルコ)を設立。そして、福島でボランティア活動をする中で、時計を通じて復興支援をしたいと2022年、新たにFukushima Watchを設立しました。
本社を置くのは、原発事故の影響で5年以上避難区域となっていた南相馬市小高区。初作Odakaには、人が去り時が止まった街で生まれた時計で再び時間を取り戻すとの想いが込められています。
2作目となるFutabaの名は、福島県双葉町に由来し、豊かな自然が残り、古くは城下町や宿場町として栄えた街の未来の姿を、クラシカルモダンなデザインとカラフルな2トーンダイヤルに投影して生まれました。
「驚きの価格で満足度が高いから、5色全部揃えたくなる」(高木)

▲ 「Futaba」自動巻き、SSケース(34mm)&ブレスレット。8万8000円/Fukushima Watch
34mm径と小振りなケースに、1930年代のセクターダイヤルをアレンジしてブレゲ数字を配したデザインと、まさに個人的な好みにドンピシャです。
ムーブメントは、シチズン傘下のMIYOTA製の自動巻きを搭載。実機を触ると、スタイリッシュな7連ブレスレットの剛性も上々でしっかりとした作りであると分かります。それをこの価格で提供していることに、何よりも驚かされました。
▲ ヴィンテージ感とモダンさとを兼ね備えたダイヤルに、小振りな34mm径のケースで、年齢性別を問わずに付けこなせそう。
▲ 高級感のあるアプライドインデックスは、とてもアンダー10万円とは思えない仕上がりです。
▲ シースルーバックなのもこれまた驚き! 半世紀以上、世界中にムーブメントを供給しているMIYOTA製という安心感も◎
▲ ケースの磨きも申し分ない仕上がり。
▲ しなやかな7連ブレスレットも満足感を高めてくれます。

▲ ヴィンテージ感とモダンさとを兼ね備えたダイヤルに、小振りな34mm径のケースで、年齢性別を問わずに付けこなせそう。

▲ 高級感のあるアプライドインデックスは、とてもアンダー10万円とは思えない仕上がりです。

▲ シースルーバックなのもこれまた驚き! 半世紀以上、世界中にムーブメントを供給しているMIYOTA製という安心感も◎

▲ ケースの磨きも申し分ない仕上がり。

▲ しなやかな7連ブレスレットも満足感を高めてくれます。
これまで高級機を買ってきたのは、何だったのか? 9万円でお釣りが来るのに、満足度は十分に高いじゃないか! こんなにコスパが高いのに、売り上げの一部を双葉町の復興支援に充てるという、志も素晴らしい。

▲ ポップなカラーバリエーションも用意。各8万8000円/Fukushima Watch
シルバーのトーン・オン・トーンは、スーツにもカジュアルにも合わせやすい万能な一本。一方で、双葉町の風景や文化にちなんだカラバリは、差し色として重宝しそう。展開する5色全部を揃えても44万円。コンプリートしようかな?


● 高木教雄(たかぎ・のりお)
時計ジャーナリスト。1962年生まれ。大学では機械工学を学ぶ。1990年代後半から時計を取材対象とし、時計専門誌やライフスタイルマガジンなどで執筆。スイスで開催される新作時計発表会に加え、工房取材を積極的に行う。著書に『世界一わかりやすい腕時計のしくみ』(世界文化社)など。
■ お問い合わせ
Fukushima Watch https://fukushima-watch.com/



















