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2020.07.04

【プロが厳選】腕時計の名モデルの新作、コレがスゴイ!

腕時計の最前線で活躍するジャーナリスト3人が、2020年の新作からイチオシモデルを勝手にリコメンド。進化した定番モデルと、復刻モデルから、注目の4本を紹介します。

CREDIT :

文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、福田 豊(時計ライター)、鈴木裕之(フリーライター)

テーマ無きことが今年テーマと言われるほどに、多様化が一気に進んだ高級腕時計業界。

数多くの魅力的な時計に埋もれて時計迷子にならないよう、時計専門誌、ファッション誌、ライフスタイル誌でそれぞれ活躍する時計ジャーナリスト3人にオススメモデルを選んでもらいました。

2020年に飛躍的に進化した「定番モデル」に続いて、レトロと新しさを兼備した「復刻モデル」を、まとめてご紹介。年月によって磨かれた名作が揃いました!

広田雅将が選んだオススメは……

シャネル「J12 パラドックス」

▲「J12 パラドックス」自動巻き、高耐性ブラック&ホワイト セラミック×SSケース(38mm)×高耐性ホワイト セラミックブレスレット、5気圧防水。86万5000円/シャネル(シャネル カスタマーケア)
時計業界にセラミックスを広めた立役者が、2000年に発表された「J12」。硬くて丈夫なセラミックスを採用することで、どこでも使える万能時計としたのが、それ以前のセラミックスウォッチとの決定的な違いでした。

2019年には、高精度なムーブメントの搭載で万能時計感をさらにアップ。傷が付きにくいだけでなく、ショックに強く、長いパワーリザーブを持つ最新のJ12は、スポーツウォッチ以上にスポーツウォッチらしい存在となったのです。

そんなJ12に加わったのが、2色のセラミックスをあしらった「J12パラドックス」。白と黒のセラミックスをカットして組み合わせるという高度な手法が使われています。意外な二面性を暗示したい人はぜひ(笑)。
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鈴木裕之が選んだオススメは……

ブルガリ「オクト フィニッシモ S」

▲「オクト フィニッシモ S」自動巻き、SSケース(40mm)×ブレスレット、10気圧防水。130万円(7月発売予定)/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
年を追うごとに完成度を高めてきている「オクト フィニッシモ」。特にマイクロローター自動巻きと特殊なブレスレットを組み合わせたオートマティックの発表は衝撃的でした。

チタンケースでデビューしたオートマティックにSSケースが加わるのは2018年。ただしここまですべて、ケースもブレスもサンドブラスト仕様。オリジナルのオクトと言えば、複雑なファセットに施されたポリッシュとサテンの対比が一番の魅力だけど、さすがに超薄型のフィニッシモでは無理かと思っていたところに登場したのがこのモデル。

しかも防水性までアップさせて、実用性と装着感と美ボディが揃ってしまった。お手頃価格も含めて、これはもう定番の完成形で決まりでしょう。

定番モデルの新作をもっと見たい方はこちらから!
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広田雅将が選んだオススメは……

セイコー アストロン「1969 クオーツアストロン50周年記念限定モデル」

▲「1969 クオーツアストロン50周年記念限定モデル SBXD002」ソーラーGPS衛生電波修正クォーツ、18KYGケース(43.9×40.9mm)×クロコダイルストラップ、10気圧防水、世界限定50本。380万円/セイコー(セイコーウオッチお客様相談室)
1969年に発表された初代アストロンは、クオーツ革命の扉を開いた伝説の時計。セイコーはこのモデルをこれまでも何度か復刻しましたが、トドメを刺すのはセイコー アストロンの本モデルになるでしょう。

デザインと仕上げなどの意匠は、オリジナルを可能な限り再現。なのに、搭載するのは最新鋭のGPS付きクオーツというのがミソ。69年当時、最高の精度を誇ったアストロンを今に再現するなら、最高の正確さを誇る、GPSクォーツを載せるのは当然でしょう。

単なる復刻ではなく、その時計の成り立ちに敬意を払った本物のリプロダクション。安くはありませんが、手作業で仕上げられたケースや、世界最高精度のムーブメントなど、見ドコロは満載です。世界50本限定ゆえ、手に入れられた人は、実に幸運!
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福田 豊が選んだオススメは……

モンブラン「1858 モノプッシャー クロノグラフ」

▲「1858 モノプッシャー クロノグラフ」自動巻き、SSケース(42mm)×カーフストラップ、10気圧防水。53万4000円/モンブラン(モンブラン コンタクトセンター)
モンブランの「1858」は、スイス・ヴィルレの老舗マニュファクチュールであるミネルバのミリタリーウォッチからインスピレーションを得て生まれたプロダクトライン。これはミネルバが1930年代に発表した歴史的クロノグラフを再解釈した今年の新作。

オリジナルから受け継いだ、ブラックのダイアルにベージュのレイルウェイトラック、3時位置と9時位置の2つのインダイヤル、というレトロなデザインが特徴。また、テレメータースケール、アラビックインデックス、カテドラル針をベージュにしているのもヴィンテージ感満点で格好良い。

このステンレススティールケースのほかに、ブロンズケースの限定モデルもあり、そちらも大オススメです。

復刻モデルをもっと見たい方はこちらから!
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

シャネル カスタマーケア 0120-525-519
セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012
ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810

● 広田雅将(ひろた・まさゆき) 
1974年生まれ、大阪出身。時計専門誌『クロノス日本版』編集長。サラリーマンを経て2004年からフリーのジャーナリストとして活躍し、2016年より現職。関連誌含め連載を多数抱える。また、一般・時計メーカー・販売店向けなど、幅広い層に対して講演も行う。
高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

● 福田 豊(ふくだ・ゆたか)
ライター、編集者。『LEON』『MADURO』『ENGINE』『クロノス日本版』などの雑誌やwebで、ファッション、時計、クルマ、旅など、男のライフスタイル全般について執筆。webマガジン『FORZA STYLE』にて時計連載や動画出演多数。ロックTシャツの紹介をインスタグラムでやってます。
Instagram/@fukuda1959

● 鈴木裕之(すずき・ひろゆき)
1972年生まれ、東京都出身。フリーライター。時計専門誌『クロノス日本版』や『GQ』などで執筆。時計業界歴19年。共著に『ALL ABOUT RICHARD MILLE リシャール・ミルが凄すぎる理由62』(幻冬舎)がある。

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