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2020.06.29

【プロが厳選】あの名作腕時計の最新進化モデル3選

腕時計の最前線で活躍するジャーナリスト3人が、2020年の新作からイチオシモデルを勝手にリコメンド。今回は、今年一気に進化した定番時計から3本を選びました。

CREDIT :

文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、福田 豊(時計ライター)、鈴木裕之(フリーライター)

テーマ無きことが今年テーマと言われるほどに、多様化が一気に進んだ高級腕時計業界。

数多くの魅力的な時計に埋もれて時計迷子にならないように、時計専門誌、ファッション誌、ライフスタイル誌でそれぞれ活躍する時計ジャーナリスト3人がオススメモデルをチョイス。

今回は、モデルチェンジごとに進化を繰り返す“定番時計”を勝手にリコメンドします!

広田雅将が選んだオススメは……

シャネル「J12 パラドックス」

▲「J12 パラドックス」自動巻き、高耐性ブラック&ホワイト セラミック×SSケース(38mm)×高耐性ホワイト セラミックブレスレット、5気圧防水。86万5000円/シャネル(シャネル カスタマーケア)
▲「J12 パラドックス」自動巻き、高耐性ブラック&ホワイト セラミック×SSケース(38mm)×高耐性ホワイト セラミックブレスレット、5気圧防水。86万5000円/シャネル(シャネル カスタマーケア)
時計業界にセラミックスを広めた立役者が、2000年に発表された「J12」。硬くて丈夫なセラミックスを採用することで、どこでも使える万能時計としたのが、それ以前のセラミックスウォッチとの決定的な違いでした。

2019年には、高精度なムーブメントの搭載で万能時計感をさらにアップ。傷が付きにくいだけでなく、ショックに強く、長いパワーリザーブを持つ最新のJ12は、スポーツウォッチ以上にスポーツウォッチらしい存在となったのです。

そんなJ12に加わったのが、2色のセラミックスをあしらった「J12パラドックス」。白と黒のセラミックスをカットして組み合わせるという高度な手法が使われています。意外な二面性を暗示したい人はぜひ(笑)。
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福田 豊が選んだオススメは……

ウブロ「ビッグ・バン インテグラル」

▲「ビッグ・バン インテグラル」自動巻き、チタニウムケース(42mm)×ブレスレット、10気圧防水。222万円/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)
▲「ビッグ・バン インテグラル」自動巻き、チタニウムケース(42mm)×ブレスレット、10気圧防水。222万円/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)
「ビッグ・バン」は今日のウブロのブランドコンセプト「アート・オブ・フュージョン」を体現して生まれたコレクション。そしてその異素材の組み合わせやケースの多層構造といった独特のスタイルが世界中で大ヒットとなった、すなわち世界的定番です。

これは「ビッグ・バン」の誕生15周年を記念して登場したブレスレット仕様の新作。ケースと統合したデザインのブレスレットは今回が初。

ケースも細部が再設計され、ことにクロノグラフのプッシュボタンが、デビュー当時と同じデザインを採用しているのが大きな特徴です。インデックスがすべてバーになったのも、密かな注目ポイントです。
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鈴木裕之が選んだオススメは……

ブルガリ「オクト フィニッシモ S」

▲「オクト フィニッシモ S」自動巻き、SSケース(40mm)×ブレスレット、10気圧防水。130万円(7月発売予定)/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
▲「オクト フィニッシモ S」自動巻き、SSケース(40mm)×ブレスレット、10気圧防水。130万円(7月発売予定)/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
年を追うごとに完成度を高めてきている「オクト フィニッシモ」。特にマイクロローター自動巻きと特殊なブレスレットを組み合わせたオートマティックの発表は衝撃的でした。

チタンケースでデビューしたオートマティックにSSケースが加わるのは2018年。ただしここまですべて、ケースもブレスもサンドブラスト仕様。オリジナルのオクトと言えば、複雑なファセットに施されたポリッシュとサテンの対比が一番の魅力だけど、さすがに超薄型のフィニッシモでは無理かと思っていたところに登場したのがこのモデル。

しかも防水性までアップさせて、実用性と装着感と美ボディが揃ってしまった。お手頃価格も含めて、これはもう定番の完成形で決まりでしょう。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

ウブロ 03-5635-7055
シャネル カスタマーケア 0120-525-519
ブルガリ ジャパン 03-6362-0100

● 広田雅将(ひろた・まさゆき) 
1974年生まれ、大阪出身。時計専門誌『クロノス日本版』編集長。サラリーマンを経て2004年からフリーのジャーナリストとして活躍し、2016年より現職。関連誌含め連載を多数抱える。また、一般・時計メーカー・販売店向けなど、幅広い層に対して講演も行う。
高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

● 福田 豊(ふくだ・ゆたか)
ライター、編集者。『LEON』『MADURO』『ENGINE』『クロノス日本版』などの雑誌やwebで、ファッション、時計、クルマ、旅など、男のライフスタイル全般について執筆。webマガジン『FORZA STYLE』にて時計連載や動画出演多数。ロックTシャツの紹介をインスタグラムでやってます。
Instagram/@fukuda1959

● 鈴木裕之(すずき・ひろゆき)
1972年生まれ、東京都出身。フリーライター。時計専門誌『クロノス日本版』や『GQ』などで執筆。時計業界歴19年。共著に『ALL ABOUT RICHARD MILLE リシャール・ミルが凄すぎる理由62』(幻冬舎)がある。

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