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2024.04.02

美容クリニック院長:坪根隼次郎 編

“王道”という視点で選んだコスモグラフ デイトナとポルシェ911

お洒落な男性なら誰もがステキな時計を持っているものです。そこでこだわり男子に、こっそり愛用時計にまつわるエピソードをインタビュー。実に興味深いお話がアレコレと飛び出します。

CREDIT :

写真/鈴木克典  構成・文/長谷川 剛(Table Rock Script)

高い次元でバランスのとれたプロダクトに惹かれます

病院の院長先生らしからぬ(?)甘いマスクとスマートなボディのこの男子。ポルシェを颯爽とドライビングする腕元には、世界的な人気を誇るアノ時計が光ります。
▲ 高級スポーツカーと大人気クロノグラフの取り合わせは男子垂涎のカップリングです。そしてそのオーナーは都会的なイケメンというからもうパーフェクト。
形成外科医として有名市中病院等からキャリアをスタートし、独立後の現在は、個人経営の都内クリニックにて院長を務める坪根隼次郎さん。お仕事的にはお肌回りのエキスパートとして、患者が抱える美容のお悩みを、各種医療にて解決することがメインの業務と言います。そしてクルマをはじめ、時計やインテリアを趣味としつつ、都内マンションにて独身生活を楽しむ感度の高いメンズなのです。

非常にスッキリかつクールな印象の坪根さん。そして気になる時計も理論的にムダのない、ある意味合理的と言えるチョイスを貫いていました。
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都内マンションに暮らす坪根さん。合理的で高感度、そしてクリーンなライフスタイルに、人柄がしのばれます。
▲ 都内マンションに暮らす坪根さん。落ち着きがあって高感度、そしてクリーンなライフスタイルに、人柄がしのばれます。
「時計に興味を持ち出したのは10代の頃。当時は高級ブランドに強く憧れましたが、金額的にも学生時代には手に入れることができず、夢は一旦先送りに。社会に出て自分で実際に稼ぐようになり、やはり時計は必要だと気付いて、いろいろと探すようになりました。しかし著名な人気モデルをはじめ、あまりにも選択肢が多いことから非常に迷ってしまいました」(坪根)
腕時計もさることながら、インテリアの隙間にさり気なく置いておくクロックも非常にお洒落。整理し尽くされた室内には厳選のアイテムが並びます。
▲ 腕時計もさることながら、インテリアの隙間をさり気なく飾るクロックも非常にお洒落。整理し尽くされた室内には厳選のアイテムが並びます。
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「そしてどうせアレコレ考えるのなら、一気にオーデマ ピゲやパテック フィリップなどの“アガリ時計”を手に入れてしまえば……、と思ったこともありました(笑)。そんな時に良いアドバイスをくれたのが、時計を良く知る友人です。彼いわく“王道で使いやすいモデルが一番失敗しませんよ”とのこと。それを受けて、最終的に的を絞ったモデルがコスモグラフ デイトナなんです」(坪根)

ラグジュアリーだけどキチンと実用性も兼備

ご存知、世界的な人気ウォッチであるロレックスのデイトナ。こちらはRef.116520。いわゆる第五世代と呼ばれるモデルであり、2000年から2016年まで生産されたロングセラーモデルです。
▲ ご存知、世界的な人気ウォッチであるロレックスのコスモグラフ デイトナ。こちらはRef.16520。いわゆる第4世代と呼ばれるモデルであり、手巻きムーブメントから自動巻きムーブメントへ大きな進化を遂げた歴史的モデルです。
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熟考の末に選び出した一本は、いわゆる5桁ナンバーをもつコスモグラフ デイトナ。腕元を男らしく引き締めてくれるブラックダイヤルがひとつのポイントです。身に付けて良し、周囲の評判も上々だったことで非常に満足した坪根さん。半年後にもう一本、手に入れることになったと語ります。
コスモグラフ デイトナの二本持ちは、ロレックス愛好家の夢と言えるもの。メインは休日使用ということで、非常にクリーンな状態です。両方ともにRef.16520。この第4世代から防水性能が100mに変更され、風防はサファイアガラスを採用し、現行のデイトナに繋がるルックスを完成させています。
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「それがこちらのホワイトダイヤル。当初は現行モデルも視野に入れていました。しかしちょうど良く巡り合うことができず、5桁のRef.16520を再度手に入れることになりました。本来は先にスポーツモデルを所有したのであれば、もう一本はドレスウォッチを、とすべきかもしれません。ですが、あまりにコスモグラフ デイトナが気に入ってしまい、白黒の二本で揃えてしまおうと思ったのです(笑)。ただし、それはドレスウォッチを避けているというワケではありません」(坪根)
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「それは僕の現在のライフスタイルには、スポーツタイプの時計がより良くマッチすると思うから。医者の格好と言うと、“白衣にネクタイで薄型時計”とイメージする人も多いでしょう。しかし昨今は白衣は着用するものの、衛生上の観点からもネクタイをしない人が増えています。特に僕のような形成外科医などは、治療に際して患者に触れることが多く、手技においても清潔さを保つ意味から時計もしないという人が少なくないのです。ゆえに僕も時計スタイルを楽しむシーンは、もっぱら休日になるのです。オフタイムを寛ぐ軽快なカジュアルな装いには、コスモグラフ デイトナのようなクロノグラフがよく似合うと思い、このスタイルとなりました」(坪根)

クロノグラフのなかでもコスモグラフ デイトナをセレクトしているのは、“間違いのない一本”だからと坪根さん。リセールバリューの面でも安定しているし、何よりプロダクトとしての完成度に惚れ込んでいるからと強調します。
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コスモグラフ デイトナと似たエッセンスを持つスポーツカー

ポルシェ911カレラは去年購入したもの。ちなみにその前の愛車もポルシェだそう。王道のアイテムを愛好する坪根さんは“911とデイトナは非常に共通点の多いプロダクトだと思う”とのこと。
▲ ポルシェ911カレラ カブリオレは去年購入したもの。ちなみにその前の愛車もポルシェ911だそう。王道のアイテムを愛好する坪根さんは“911とコスモグラフ デイトナは非常に共通点の多いプロダクトだと思う”とのこと。
「日常のアイテムとして使いやすく、しかもデザイン的にも研ぎ澄まされた定番品が僕の好みです。特にコスモグラフ デイトナは精度も耐久性もパーフェクト。突き詰めた機能性が美観となっているところも魅力です。そういった視点は時計に限らずクルマやインテリアのチョイスにも共通しています。ここ数年、ポルシェの911を乗り継いでいますが、それはスポーツカーとして非常に優れたスペックを持ち、しかも洗練されたデザインを備えているから。部屋に置く家具にしても北欧を代表するデザイナーのものなどを中心に選んでいます。それほど派手ではありませんが、しっかり実用的で長年愛用できる、スマートな定番品が自分にとって心地良いのです」(坪根)
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整理製糖されたリビングルームには、坪根さんチョイスの家具が並びます。椅子はポール・ケアホルムの傑作ローチェア。北欧らしいクールな味わいがインテリアを引き締めます。
▲ 整理整頓されたリビングルームには、坪根さんチョイスの家具が並びます。椅子はポール・ケアホルムの傑作ローチェア。北欧らしいクールな味わいがインテリアを引き締めます。
服装にしてもネイビーやホワイトなど落ち着いたカラーが坪根さんの好み。非常にシックかつスポーティなスタイルは、ポルシェやコスモグラフ デイトナと非常にマッチしているように見えます。

「ただし、これから年を経て立場や勤務スタイルが変われば、オーデマ ピゲやパテック フィリップなどのドレスウォッチが欲しくなるかもしれません(笑)。ですが、当分はこのスタイルを楽しみたいと思っているんです」(坪根)
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坪根隼次郎 (美容クリニック院長)

● 坪根隼次郎 (美容クリニック院長)

2006年甲南大学法学部卒業後、杏林大学医学部に入学し、2016年卒業。2018年に都内市中病院をはじめ、がん専門病院や大学病院にて形成外科医としてキャリアを積む。2023年から個人経営の都内クリニックにて院長として勤務。趣味は時計やインテリア、それにドライブ。

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