語らずとも視線を引き付ける「エクストリームウォッチ」

腕時計の世界にも“スーパーカー”のようなモデルが存在します。それが、時計ブランド各社が最新＆最高峰の技術と職人技で製作する「エクストリームウォッチ」と言える代物です。

ムーブメントの開発に時間と手間がかかりますし、作れる職人が限られるため、生産数はごくわずかで価格も掟破り。搭載する複雑機構も見るからに普通の腕時計とは一線を画すため、付けているだけで周囲の人は注目せずにはいられません。

時計によってタダ者ではないことは無言のうちに伝わっていますから、あなたはいつものとおり自然体で振る舞えば良いだけ。超希少な時計をサラリと付けていることこそが、あなたを魅力的に映すのです。

最大出力は1015馬力、最高速は350km/hオーバー、0→100km/hの所要時間はわずか2.5秒という、掟破りのパフォーマンスで世界を驚かせた、ランボルギーニ初のハイパーEVハイブリッドスポーツカー「レヴエルト」。

エクスカリバーコレクションにその世界観を落とし込んだ最新スケルトン・フライバック・クロノグラフは、クロノグラフ秒針の挙動を安定させるセカンドブレーキシステムと、120度表示のクロノグラフ積算計という2つの特許技術を搭載。これぞ“腕に付けるハイパースポーツカー”そのものです。

航空宇宙関連で使われる最先端の素材を惜しみなく使い、 “時計界のF1マシン”というコンセプトで2001年に誕生したリシャール・ミル。

世界のトップアスリートをアンバサダーに起用して、過酷なプロスポーツの現場で無類の耐久性を証明し、異次元の高級時計として今や世界中のセレブリティの間で絶大な人気を誇ります。

本作は、独自の工夫を満載した初の完全自社製ムーブメントを搭載するフライバッククロノグラフ。スイングピニオン式という仕組みで、クロノグラフの駆動エネルギーを香箱から直接供給することで時計の精度劣化を防ぎ、ムーブメント全体のパフォーマンスを最適化します。

ブランドの真髄がこれ1本で楽しめる、コレクションの中でもトップクラスの人気モデルです。

1846年に始まる長い歴史を持ち、1980年代に発表した伝説の天文3部作をはじめ、時計史に残る伝説的な複雑時計の傑作を続々と世に送り出してきた名門ブランド、ユリス・ナルダン。

時計愛好家に愛されるこのブランドが、2001年に世界を驚かせた話題作が初代フリークです。ユーモアを込めて付けられた“異形のモノ”というネーミング通り、文字盤も針もリュウズもありません。しかも、センター・カルーセルと呼ばれる特殊機構自体を文字盤中央に置き、それ自体を分針にするという革命的なモデルでした。

そして、その画期的な基本メカニズムとデザインを20年以上の時を超えて継承するのが2023年に発表されたこちら。見た目もメカニズムも究極の個性派時計です。

2004年、2人の天才時計師、ロベール・グルーベルとステファン・フォルセイによって創業されたグルーベル・フォルセイ。ダブル・トゥールビヨンを筆頭に、機械式時計の究極の精度に挑む超絶トゥールビヨンモデルの世界を追求してきました。

その最新作が、世界30本限定のこちら。2つのテンプを30度の角度で組み合わせ、文字盤6-7時位置の間にあるスフェリカルディファレンシャル機構で4分おきに誤差を半分にするという、時間精度を向上させる自慢のメカニズムを搭載しています。

また、ケースには一般的な加工の8倍という超高圧で作った特殊カーボンファイバー素材を採用。複雑時計愛好家が憧れる究極の1本です。