いまなぜブルガリの最新時計はマニアにも注目されるのか!?

人気時計ブランドを傘下に収めるLVMHグループが、2020年1月にウォッチフェアを開催。LEON本誌およびLEON.JP編集長・石井が現地まで足を運び、「ブルガリ」の最新動向を取材しました!

華やかな世界観をもつラグジュアリーメゾンでありながら、時計技術でも最高レベルに達したブルガリ。特に薄型ムーブメント技術で多くの世界最高記録を樹立しています。この成熟した時計技術は、看板コレクション「オクト」へと投入され、今年も魅力的な新作となって結実しました。

ケースの厚さが6.9㎜しかないという、世界最薄のミニッツリピーターウォッチ。この小さなスペースにゴングやハンマーなどを組み込むだけでも凄いことですが、音質を向上させるためにインデックスに穴をあけ、ダイヤル側に音を響かせるというアイデアも秀逸です。

 「薄型を極めた『オクト フィニッシモ』は、SSやセラミックモデルがリニューアルされ、質感が増しました。ブレスレットモデルの充実によって、さらに多くのファン層を獲得しそうです。また世界最薄ミニッツリピーターも驚愕! 伝統的な時計技術をモダンなデザインでまとめる手法は、ブルガリが最高位でしょうね」 （編集長・石井）
　
さらには「オクト」で培った技術や経験を、レディスウォッチへと投影してきたのも今年の特徴です。
 「女性のための世界最小トゥールビヨンが登場。もはや小宇宙です」 （同）

ブルガリの時計技術は、変わらずロマンと驚きに溢れていたのでした。

硬くて加工が困難なセラミック素材でありながら、多面カットのケースや立体的なブレスレットを実現した、ブルガリの時計技術の凄みを感じる新作。ケースの斜面やベゼルはポリッシュ仕上げ、平面部分をサンドブラスト仕上げにすることで、モノトーンながらメリハリのある輝きに。

2018年に表面加工した“白”モデルが登場しましたが、今年はステンレススチールの質感をそのまま楽しむスタイルに。極薄ムーブメントを使用しており、ケースの厚みはわずか5.15㎜。しかし細部まで丁寧にサテンとポリッシュで磨き分けており、金属の鈍い輝きで手元をアピールできます。

薄型技術を極めたブルガリは、今度はレディスウォッチでも世界記録樹立。世界最小のトゥールビヨンウォッチは、美しい驚きに満ちています。

知性や幸運の守り神である蛇をモチーフとするレディスウォッチに、世界最小サイズのトゥールビヨンモデルが誕生。ジェムセッティング技術と時計技術をハイレベルで融合した、ブルガリ オブ ブルガリな時計です。