オリジナルを超えた最新の「名作スポーツウォッチ」

スポーツウォッチの誕生には、心躍るストーリーがともにあります。例えば、パイロットが安全に飛行するため、レーサーの計時のため、はたまた、宇宙へ旅立つため……。

その中でも、オリジナルのデザイン・機能を継承するモデルは、まさに歴史的ストーリーごと味わう楽しみがあるのです。しかも、長年デザインを受け継ぎながら微細にブラッシュアップされ続けているので、そのディテールには通も納得！

今回は、オリジナルの機能と最新スペックを備えた極めつけの名作スポーツウォッチをご紹介します。

パイロットウォッチの中でも特に計器らしいデザインを備えた名作が、ブライトリングのナビタイマーです。国際オーナーパイロット協会の公式時計として、1952年に開発、1954年に会員用として誕生したこの時計は、飛行前に管制塔に提出する飛行計画書を書く際などに使う航空計算用計算尺をベゼルに搭載しています。

全面リニューアルされた2022年の新作は、ケースや風防、ベゼルのディテールの見直しで、よりスリムな見た目に。ケースサイズと文字盤カラーのバリエーションが増え、よりファッション目線でも楽しめる点もうれしいポイント。

モータースポーツに関わるクロノグラフを数多く世に送り出してきた名門タグ・ホイヤー。その中でも“絵になる名作”といえば、傑作レース映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着用した角型防水ケースクロノグラフ、タグ・ホイヤー モナコでしょう。

この新作は、映画の舞台となったル・マン24時間レースで活躍した「ガルフレーシング」のマシンカラーを文字盤に採り入れたスペシャルモデル。

ロングパワーリザーブが自慢の最新自社製クロノグラフムーブメント、Cal.ホイヤー02が初搭載された点も大きな魅力です。

アメリカ航空宇宙局（NASA）の過酷なテストに唯一耐え、1965年にアメリカの宇宙飛行士の正式装備品に採用された、オメガのスピードマスター プロフェッショナル。1969年にアポロ11号の宇宙飛行士とともに史上初めて月面に降り立ち、“ムーンウォッチ”の愛称で知られています。

あれから50年を超えた今も進化を続けるコレクションの最新作がこちら。ケースとブレスレットには、従来のイエローゴールドより色味が淡く、美しい輝きが続くオメガ独自の“ムーンシャインゴールド”を採用。

しかも、マスタークロノメーター認定の手巻きムーブメントを搭載し、ムーンウォッチの中でも、最もラグジュアリーな逸品といえるでしょう。