“腕時計上級者”が滲み出る「カラフルな複雑時計」のこなし方

近年、腕時計がますますカラフルになり、時計×着こなしのカラーコーディネートがファッションシーンでも当たり前になってきました。そこでさらにリッチに差別化を図るには一体どうすべき？　

その最適解としてぜひぜひ導入していただきたいのが、「カラコン時計」。つまり、カラフルな味付けを施したコンプリケーション（複雑）時計のこと。今季は華麗に色づいた複雑時計が大豊作なのです。

カラコン時計に合わせて装いも組み上げたなら、洒落感もステイタス感も一足飛びにアップすること間違いナシ！ つまり、ファッション目線でもゼンマイ目線でも際立つことができるのです。

ブレゲを代表するラグジュアリースポーティウォッチとして知られるマリーンコレクション。クラシカルなコインエッジケースや伝統のギョシェを駆使した波紋ダイヤルなど、エレガントな要素をふんだんにあしらっています。その新作となるマリーン オーラ･ムンディ5557は、ユニークな複雑機構を積み込んだ実用的なコンプリケーション。

開発に3年を費やし4件の特許を取得しており、ワンクリックで世界旅行に出かけられるワールドタイム機能がポイントです。プッシュボタンと簡単なリューズ操作で第二時間帯を調整可能できる使い勝手の良さもうれしい限り。地球をイメージしたブルーの文字盤とストラップが、装いに若々しさと清涼感を添える一本です。

見るからに海を想起させるマリーン オーラ・ムンディ 5557は、服装も青白を基調としたマリンスタイルがベストマッチ！ ストライプシャツを軸にネイビーパンツを合わせた装いならビーチやクルーズ船上はもちろんのこと、たとえ街中でも海原やビーチを感じさせる爽快なルックスとなること確実です。

43.9mm径という迫力あるホワイトゴールドケースにより、軽快な装いにも存在感をプラス。表情豊かに世界地図を描いたブルー文字盤と相まって、スケールの大きさ、大人の余裕がさり気なく腕元から漂います。

時計愛好家から絶大な支持を得ているパテック フィリップの永久カレンダー。歴史あるスイス時計が育んだ美観と技術を詰め込んだ複雑ピースは、まさにパーフェクトなグランドコンプリケーションです。

2017年に登場し好評を博した永久カレンダー搭載モデル5320に、今季待望の新色が登場。前作では味わいあるクリーム色でしたが、本作ではヴィンテージを再解釈した色っぽさに溢れるローズゴールド調のオパーリン文字盤を採用しました。

ダイヤルレイアウトや40mmケースの形状、ムーブメント等に変更はありませんが、それだけ5320のデザイン完成度の高さが分かります。まさにゼンマイオヤジが夢見る究極の一本でしょう。

深い趣味性と艶っぽさを感じさせるローズゴールド調の文字盤へと変化した5320。この美しい艶感を生かすにはコーディネートでも色気を醸す装い方がベストマッチ。

例えば、スーツスタイルでも、着流すように軽く羽織れるソフト仕立て、かつストラップに合わせたブラウンカラーで統一感を意識して。

シャツはあえてドレス系ではなく胸元が開いたオープンシャツで遊びの気分を加えましょう。茶スーツとも馴染み良く色気を感じさせるくすみピンクならもう、申し分なし！ 品よく色気を纏った、違いの分かる“上級カラコンスタイル”の完成です。

“手の届くラグジュアリー”をブランドコンセプトに、スイスメイドの高品質な時計を手の届く価格で提供するフレデリック･コンスタント。ハイライフ コレクションは、ケースとブレスレットやストラップが一体化した美しいデザインや、インターチェンジャブル仕様のストラップを擁した現代的なシリーズです。

その最高峰ともいえるハイコンプリケーションモデルは、永久カレンダーとトゥールビヨンを組み込んだ自社製ムーブメントCal.FC-975を搭載。ローズゴールドケースモデルとネイビー文字盤とストラップの組み合わせにより、リッチさと清涼感を兼ね備えます。

1968年にデビューを飾ったメモボックス･ポラリスに端を発するポラリスコレクション。今季は、満を持してシリーズ初となる永久カレンダーモデルをリリースしました。

ポイントのひとつが、新設計のムーブメントCal.868AA。従来の北半球ムーンフェイズ表示に加え、南半球におけるムーンフェイズをレトログラード表示にてプラス。超複雑モデルにして実用的に使いやすいのも魅力です。

さらに、鮮やかなブルー文字盤のグラデーションも注目点。ムーンフェイズやカレンダーが見やすいだけでなく、そのトーンに合わせてブルーから白などへの段階コーディネートにて付けこなすことで、洒落感も必然的にアップ。お洒落が楽しくなる美的ハイコンプリでもあるのです。