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2021.05.16

日本初上陸! 非日常を極めた大人のラグジュアリーホテル「W 大阪」の楽しみ方

今年3月、日本に初上陸したマリオット・インターナショナルのラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランド「W」を冠する「W 大阪」。鮮やかなネオンの煌めく“ザッツ大阪”感溢れるエネルギッシュな空間作りは世のオヤジさんたちのソウルをきっと刺激するはず。“映え”狙いの若者に独占させておく場合じゃありませんぞ!

CREDIT :

文・写真/江藤詩文

▲ Wのロゴが輝くアライバルエントランス。
パリならシャンゼリゼ、ニューヨークなら五番街、そして大阪なら御堂筋。そんな大阪のメインストリートに、マリオット・インターナショナルのラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランド「W」が日本初上陸。3月16日、「W 大阪」がオープンしました。

漆黒を背景にクリスタルが煌めくファサードを抜けると、コレクションのランウェイを思わせるピンクのネオン。日常からすっぱりと切り離された見事な空間演出に、期待感が高まります。

ソリッドなエクステリアの監修を手がけたのは、大阪が誇る世界的建築家・安藤忠雄さん。深みのある黒で彩られた27階建てのソリッドなビルは、ミニマルでシンプルながら正面にはクロムボールでできたWロゴが輝き、夕方から夜にかけてなんとも色っぽく変化していきます。
そんな外観とは裏腹に、レセプションのある3階のロビーフロアに上がると、そこはカラフルな色の洪水で、まるで大人のためのおもちゃ箱。というのも江戸時代の大阪は、幕府から贅沢が禁止され、表向きは控えめに装ったものの、その裏で豪奢を極めた遊びを楽しむのが粋だったとか。そんな大阪商人の心意気を、現代的解釈でモダンに表現しています。
カラフルながらもスタイリッシュなインテリアをデザインしたのは、ロンドンやスイスのヴェルビエなど世界各国の「W」ブランドをプロデュースしてきたオランダ・アムステルダムの建築会社コンクリート。とりわけラウンジ「LIVING ROOM(リビングルーム)」は、道頓堀のネオンからインスピレーションを得たというネオンライトが輝き、漫才用のマイクを設置したステージやDJブースがあるなど実にフォトジェニック。これ、スマホで撮影するとものすごい“映え”ます。
▲ ラウンジ「リビングルーム」。
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そんなイケてる空間デザインが先行して話題になっていますが、食いだおれの町・大阪に来たからには、グルメだって思う存分楽しみたいもの。実は“花より団子”の筆者は、3階のブラッセリー「Oh.la.la...(オーララ)」を目当てにW 大阪を訪れたのでした。
▲ ブラッセリー「オーララ」のダイニングルーム。朝食こちらでサービスされます
というのも、ここの料理をW 大阪とともにプロデュースしているのは、ミシュラン二つ星、2021年版アジアのベストレストラン50で8位に輝いた、大阪を代表するフレンチ「La Cime(ラ・シーム)」オーナーシェフの高田裕介さん。高田さんは、2020年版アジアのベストレストラン50で、同業のプロの料理人が選ぶ「シェフズ・チョイス賞」を受賞するほどのすばらしい料理人。
▲ 「ラ・シーム」オーナーシェフの高田裕介さん(左)と総料理長の村山茂さん。
そんな高田さんとタッグを組んだのは、W 大阪総料理長の村山茂さん。「自分自身がまた食べたいと思える、ファインダイニング未満のハレの日の料理」(高田さん)を、「ガストロノミーになじみのない若い人でも、肩肘はらずに楽しめるように」(村山さん)、フレンチをベースにしながらもその枠を超え、フランスに影響を受けた北アフリカや中東、東南アジアのエッセンスまで感じられる料理を堪能できます。
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フード&ビバレッジは他に、大阪らしい鉄板焼きの「鉄板焼MYDO(まいど)」、ピエール・エルメとコラボしたパティスリー「MIXUP(ミックスアップ)」、紹介制の「鮨 うき世」、プールサイドにある「WET BAR(ウェットバー)」の計6つ。

特に注目は「鉄板焼MYDO(まいど)」。大阪出身のインテリアデザイナー・森田恭通さんがデザインを担当し、同じく大阪出身のアーティスト・黒田征太郎さんがアートワークを描き上げた鮮やかでゴージャスな空間で、ユニークなメニューを味わえます。
フロアごとにテーマカラーが異なる全337室の客室は、大阪港の海や桜からインスパイアされたデザイン。Wらしく各部屋にMixbar(バーセット)が備えられ、ピローには遊び心、クローゼットにはサプライズの演出も。とりわけ最上階に1室しかない「エクストリームWOWペントハウススイート」は、これぞWなスイートルーム。1泊100万円~(税サ抜)にも関わらず大人気とは、さすが大阪商人直伝の豪快な遊びっぷり!
こちらのホテルのカラーをまさに身をもって体現しているのが総支配人の近藤豪さん。ワールドクラスのラグジュアリーホテルで、革ジャンを着たGMなんて見たことありません。「W 大阪は単なる宿泊施設ではなくデスティネーションホテル。感度の高い大人が、ここに来ることで五感に刺激を受けて、クリエイティビティを解き放ち、また新しいカルチャーを創造する。そんな文化の発信拠点でありたい」と近藤さん。
▲ 総支配人の近藤豪さんは「LEON」をご愛読いただいているとか。ありがとうございます!
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確かにW 大阪に足を踏み入れると、テンションが上がって自然とパワーチャージされてきます。仕上げは、「DETOX.RETOX.REPEAT.(デトックス、リトックス、リピート)」がコンセプトの4階へ。フィットネスセンター「FIT(フィット)」や屋内プール「WET(ウェット)」でワークアウトもいいですが、イチオシは「AWAY SPA(アウェイスパ)」。

ラグジュアリースパといえば、リラクゼーションを目的にしたものが多いですが、こちらはコンセプト通り、疲れなどマイナスなものをデトックスして、パワーをリトックス(再チャージ)するトリートメント。ハワイ発の医学の知識に基づいて開発されたラグジュアリーなナチュラルプロダクト「JK7」を用いたトリートメントは、セラピストの技術力の高さと相まって効果抜群。リピートしたくなりました。1日元気に過ごせるので、午前中にぜひどうぞ。
元祖LEON世代にとってはなつかしいあの時代が、モダンに再構築されてリバイバルしたようなW 大阪。オヤジさんは元気になれるし、若い女性にはインスタ映え間違いなしのデスティネーションなので、ぜひ連れ立って遊びに行ってみてくださいませ。

■W 大阪

住所/ 大阪府大阪市中央区南船場4-1-3
HP/ https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/osaow-w-osaka/

●江藤詩文(えとう・しふみ)

世界を旅するフードライター。ガストロノミーツーリズムをテーマに、世界各地を取材して各種メディアで執筆。著名なシェフをはじめ、各国でのインタビュー多数。訪れた国は60カ国以上。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」(小学館)シリーズ3巻。Instagram(@travel_foodie_tokyo)でも旅情報を発信中。

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