オヤジを酔わせるアメリカ南部の“音”と“食”【2】

我らがジローラモとお届けしている「セレブなバカンス連載Web LEON版」。こちらでは、その連載で紹介していない、海外の最新トラベル事情、オススメリゾート、オヤジのモテる遊び場を特別編としてご紹介します。記念すべきその第１回目は、“ブルース”と“南部料理”で訪れる人々を魅了するアメリカ南部の旅。オヤジさん好みの音と酒と食に酔う、メンフィス〜ニューオーリンズへ南下していきましょう。

何百とあるアメリカの国立公園のうち、街がまるごと国立公園という珍しい場所。その名の通りに、50度近い源泉がそこかしこから湧き出しており、これをジェットバス、サウナ、ホットパックなどの入浴用で利用する“バスハウス”が点在しているので、彼女とふたりで楽しめるスポットです。禁酒法がまだ存在した時代に、療養のためにこの地を訪れた人々の娯楽として、酒、ギャンブルが発達、男の娯楽地としても栄えました。もともとは、スペインの探検家エルナンド・デ・ソトが金を目的に開拓した地でしたが見つからず、代わりに見つかったのが温泉だったそうな。

ホットスプリングスで美肌になった彼女を連れて、今宵はメンフィスの音を楽しむホテル「マディソンホテル」へ。音楽をテーマにしたこちらのホテルでは、いたるところに楽器やレコード、音楽モチーフのモニュメントや絵画が飾られれ、窓を開ければ、どこかから路上演奏のジャズが夜風とともに運ばれてるロマン溢れるホテルです。館内を散策した後は彼女とふたりで街へ。流れる生演奏に耳を傾けながら、メンフィスの穏やかな夕刻を味わいましょう。

夜が更けたら、マディソンホテルから歩いて10数分のビールストリートにあるファインダイニングレストラン「Itta Bena」へ。イタリアンですが、アメリカンな食材と調理法がミックスされているので、いわゆる日本で食べるイタリアンとは違ったおいしさです。そしてこのレストラン最大のポイントは、下階がジャズを生演奏で楽しめる「BB KING'S BLUES CLUB」であること。食事を良い雰囲気で楽しんだら、怪しげな秘密の裏階段から下りて、最高のジャズと美酒に酔いしれましょ♪