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2026.09.20

ニョニャってなんだ⁉︎ 食通カップルも大満足な美食の島「ペナン」で至福のグルメ旅

東洋の真珠とも呼ばれるマレーシアのペナン島は美食の島としても知られる人気の旅行先。グルメにも協しない彼女とデートしたくなる、ファインダイニングやミシュラン掲載のローカルレストランの情報もお届けします。

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文・写真/小浜みゆ 編集/森本 泉(Web LEON)

東洋の真珠とも呼ばれるマレーシアのペナン島── 首都・クアラルンプールから飛行機で約1時間で到着するその島は合言葉が“EAT、 EAT、 EAT!”という美食スポット。食通のマレーシア人が、週末に美食を求めて訪れるほど格別のグルメが集まっています。ミシュランガイドも注目していて、2023年版から4年連続で「ミシュランガイドクアラルンプール・ペナン」を発行。近年はラグジュアリーホテルやレストランも増え、洗練されたハイエンドな旅行先として進化しています。


豊富な美食体験の中でも、特にマレー料理と中国料理が融合したマレーシア独自の「ニョニャ料理」は、脳が活性化するほど未知なる刺激的な味わい。筆者も初めての味に知的好奇心が刺激され、帰国後しばらくは、その価値ある体験の余韻から抜けられませんでした。グルメに妥協しない彼女とデートしたくなる、ファインダイニングやミシュラン掲載のローカルレストランの情報もお届けします。

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ココがレストラン……? 魅惑の「ブルーマンション」でアジアンコンテンポラリーを満喫

映画『クレイジー・リッチ!』のロケ地にも採用された「ブルーマンション」。

▲ 映画『クレイジー・リッチ!』のロケ地にも採用された「ブルーマンション」。

ペナン島のジョージタウンは、「マラッカ海峡の歴史的都市群」として世界遺産に登録されている美しい街。そのランドマークとして有名なスポットが「チョンファッ ツィー ザ ブルーマンション」です。実業家のチョン ファッ ツィー氏によって19世紀後半に建てられた邸宅で、藍で彩られた目にも鮮やかな建物はエキゾティックな美しさが印象的。建物内部も素晴らしく、ぜひ彼女と訪れていただきたいオススメスポット!

「予約しておいたよ」とサプライズで彼女を連れて行って欲しい「Indigo Restaurant」。

▲ 「予約しておいたよ」とサプライズで彼女を連れて行って欲しい「Indigo Restaurant」。

こちら、多くの旅行客は、見学だけして帰ります(見学も人気のため、要予約)。しかしラグジュアリーなふたりには、ぜひこの歴史的建造物内にある「Indigo Restaurant」で食事をする、特別な時間を味わってほしいのです。同店のコンサルタント・エグゼクティブシェフとしてレストランを監修するのは、ペナンのミシュラン1つ星レストラン「オ・ジャルダン」のキム・ホック・スー氏。マレー料理と中国料理が融合した「ニョニャ料理」から着想を得た料理をはじめとする、アジアンコンテンポラリーのファインダイニングです。

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ランチ・デギュスタシオン(6品 RM180)

▲ ランチコースの「ランチ・デギュスタシオンは6品でRM180(約6800円)。

コース料理は季節ごとに内容が変わり、今回は夏のランチコースを体験。ペナンやマレーシアの食材を中心に使っているのも特徴で、写真はペラ州で採れた淡水エビを炭火で焼いた一品です。エビの頭の下に隠れているのは、小エビの塩辛「チンチャロ」、エビのミソ、エディブルフラワーの3層のハーモニー。エビの旨みとともにチンチャロの独特な発酵の風味が広がり、初めて味わう美味しさに脳が刺激されました。洒落た歴史的建造物の美しい雰囲気で楽しむ、新鮮な料理は感動もの!

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細やかに火入れされたペナン州バターワース産のシーバス。ホワホワ!

▲ 細やかに火入れされたペナン州バターワース産のシーバス。ホワホワ!

マレーシアの朝食の定番・カヤトーストをIndigo流に再解釈したデザート。

▲ マレーシアの朝食の定番・カヤトーストをIndigo流に再解釈したデザート。

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ニョニャ料理の基本を味わうならココ。ミシュラン掲載のローカルレストラン

歴史ある建物に移転した「Ivy's Nyonya Cuisine」。

▲ 歴史ある建物に移転した「Ivy's Nyonya Cuisine」。

ファインダイニングを楽しむだけでなく、ローカルレストランで「ニョニャ料理とは?」を学ぶのもおすすめのデートコース。「Ivy's Nyonya Cuisine」はミシュランガイドでビブグルマンに連続で選ばれている名店です。2007年創業で、3年前に世界遺産・ジョージタウンにある現在の店舗に移転しています。

カリッとした食感と五香粉の独特な味わいが絶品の鶏肉料理「ロバッ(Sサイズ RM20)」。

▲ カリッとした食感と五香粉の独特な味わいが絶品の鶏肉料理「ロバッ」はSサイズ RM20(約800円)。

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料理の前に、ペナンの歴史を簡単に。18世紀後半、それまでジャングルに包まれていた島はイギリスの植民地となり、大規模な開拓がはじまりました。その時に、労働者としてインド人、中国人、マレー半島からマレー人が移住。そして中華系男性とマレー女性が結婚し、生活の中で生まれたのが「ニョニャ料理」です。


現在、多民族国家のマレーシアで最も多い民族はマレー系ですが、ペナンでは半分以上が中華系。さまざまな民族の文化が入りまじっているからこそ、独自の料理が創造され、美食の島へと成長── それがペナンなのです!


「美味しい」のはもちろん大切ですが、その裏にある歴史やストーリーを知ると、より深みのある味わいに。それがカジュアルレストランであっても、プレミアムな美食体験になるものです。

大根に似た野菜「ジカマ」など、野菜を千切りにしてオイスターソースで味付けした「ジュー・フー・バン・カン・チャー(Sサイズ RM38)」。辛いサンバルをつけ、葉っぱで包んでから食べます。

▲ 大根に似た野菜「ジカマ」など、野菜を千切りにしてオイスターソースで味付けした「ジュー・フー・バン・カン・チャー」はSサイズ RM38(約1450円)」。辛いサンバルをつけ、葉っぱで包んでから食べます。

骨付き鶏肉の旨辛な「カピタン・チキン・カレー(Sサイズ RM35)」。ごはんがすすみます!

▲ 骨付き鶏肉の旨辛な「カピタン・チキン・カレー」はSサイズ RM35(約1300円)。ごはんがすすみます!

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レモングラスが香る、バナナの葉で包まれた「オタオタ(RM25)」。

▲ レモングラスが香る、バナナの葉で包まれた「オタオタ」はRM25(約750円)。

「Ivy's Nyonya Cuisine」では旧正月に味わう伝統的な野菜料理「ジュー・フー・バン・カン・チャー」をはじめ、魚のすり身にハーブを混ぜた「オタオタ」など、ニョニャ料理をふんだんに楽しめます。個人的にはコブミカンのとても良い香りが広がる「カピタン・チキン・カレー」と、五香粉で味付けした鶏肉を湯葉で巻いて揚げた「ロバッ」は、忘れられない絶品料理。食通のおふたりにぜひ食べて欲しいです!

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まるでアート! 美食の島に誕生した、新進気鋭レストラン

12席限定のカウンターに座り、チョン・チアン・フンシェフの調理を目の前にして食事を楽しめます。

▲ 12席限定のカウンターに座り、チョン・チアン・フンシェフの調理を目の前にして食事を楽しめます。

美食の島・ペナンでは新進気鋭のレストランも続々と誕生しています。2026年版のミシュランガイドにも掲載された「Mémoire」は、ふたりの心に残る芸術的なひと皿を楽しめるガストロノミーレストラン。シェフのチョン・チアン・フン氏はシンガポールのラッフルズ・ホテルやマリーナベイ・サンズで経験を積み、故郷であるペナンに戻ってから2023年に「Mémoire」をオープンしています。

ディナーコース(6品 RM 288)。

▲ ディナーコースは6品でRM 288(約1万1000円)。

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全6品のディナーコースは、モクモクと煙が立ち上るアミューズからスタート。伝統的な「オタオタ」を、フィッシュボーンのクラッカーで挟んだ一品です。シェフのルーツであるペナンのニョニャ料理を、楽しいパフォーマンスとともにモダンに進化させています。

シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイを、ペナンのフルーツサラダ「ロジャック」で表現。火をつけると、まるでライトアップしているかのよう!

▲ シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイを、ペナンのフルーツサラダ「ロジャック」で表現。火をつけると、まるでライトアップしているかのよう!

平たいパン「ロティチャナイ」をキャンバスに見立て、バジルやカレーソースで絵を描くように味わいます。

▲ 平たいパン「ロティチャナイ」をキャンバスに見立て、バジルやカレーソースで絵を描くように味わいます。

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ビールが隠し味の「和牛のBBQソース煮込み」。複雑な味わいとトロトロ和牛が絶品!

▲ ビールが隠し味の「和牛のBBQソース煮込み」。複雑な味わいとトロトロ和牛が絶品!

メインは選ぶことができ、取材では和牛のBBQソース煮込みをチョイス。爽やかなビターオレンジジャムがアクセントになり、ナイフを入れずとも崩れるほど柔らかな和牛を堪能しました。Mémoireのコース料理は、デザートまで驚きの連続。シェフの魔法を、現地で楽しんでみてくださいね。

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まるでヨーロッパ。白亜のホテルでアフタヌーンティーを

 「イースタン・アンド・オリエンタル・ホテル」の真っ白に輝く、大理石のコリドー。

▲ 「イースタン・アンド・オリエンタル・ホテル」の真っ白に輝く、大理石のコリドー。

歴史散策が楽しいジョージタウンで英国統治時代の異国情緒を味わえるのが、「イースタン・アンド・オリエンタル・ホテル」。シンガポールの有名なラッフルズ・ホテルと同じサーキーズ兄弟が手がけた、1885年創業のマレーシア最古のホテルです。真っ白な大理石を贅沢に使ったコロニアル調の空間を歩くと、気分はヨーロッパ!

パーム・コートの英国式アフタヌーンティー(1人RM 99)※写真は2人分

▲ パーム・コートの英国式アフタヌーンティー(1人RM 99)※写真は2人分


そしてホテル内のパーム・コートで楽しみたいのが、英国式アフタヌーンティー。セイボリー・デザート・スコーンが、伝統的な3段スタンドで提供されます。スコーンを自家製パイナップルジャムで味わうのが、イースタン・アンド・オリエンタル・ホテルのアフタヌーンティーならでは。日常から離れ、ふたりで優雅な時間を過ごせますよ。

イースタン・アンド・オリエンタル・ホテル

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世界遺産に宿泊する贅沢。「ザ プレステージ ホテル ペナン」

「ザ プレステージ ホテル ペナン」の「ロフトスイート」。

▲ 「ザ プレステージ ホテル ペナン」の「ロフトスイート」。

せっかくペナン島を訪れるなら、さらに特別な体験として、“世界遺産に泊まる”という選択肢も。「ザプレステージ ホテル ペナン」はジョージタウンの世界遺産エリアの中心地に位置するラグジュアリーホテルで、独立系のデザインホテルを厳選している「DESIGN HOTELS」に加盟しています。

廊下が永遠に続くかのように見えるのもマジック?

▲ 廊下が永遠に続くかのように見えるのもマジック?

この「プレステージ」という名前、どこかで聞き覚えがあるというオヤジさんもいるのではないでしょうか。実はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールがライバルとして対決する天才マジシャンを演じた映画『プレステージ』(監督は今をときめくクリストファー・ノーラン!)から着想を得ていて、マジックのような遊び心あふれるデザインが随所に施されています。映画は2006年に公開。今から20年前ということで、月日が経つのは早いものですね!

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プレミアデラックス(42平米)

▲ プレミアデラックスでも42㎡と広々。

シースルーのシャワールームにドキドキ……♡ 写真提供/ザプレステージ ホテル ペナン

▲ シースルーのシャワールームにドキドキ……♡ 写真提供/ザプレステージ ホテル ペナン

客室はホワイト、グレー、ゴールドをセンスよく配色した上質な空間。映画から着想を得た360度ガラス張りのシャワーがとてもセクシーです(カーテンで隠すことも可能)。冷蔵庫のビールやソフトドリンクはコンプリメンタリー。プレミアデラックスやロフトスイートにはそれぞれ特別なアメニティも用意され、ロフトスイートは特別なラウンジにもアクセスできます。

ザ プレステージ ホテル ペナン

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9月からは福岡発のクアラルンプール直行便も! マレーシア航空でペナンへ

クアラルンプール-ペナンも、マレーシア航空が運航中。

▲ クアラルンプール~ペナンも、マレーシア航空が運航中。

ペナン島への行き方は、クアラルンプールで乗り継ぎ、ペナン島へ向かうとスムーズに到着します。クアラルンプールへはマレーシアを代表するフラッグ・キャリアの「マレーシア航空」が、東京・大阪からの直行便を毎日運航中。さらに2026年9月3日からは福岡からの直行便の運航がスタートし、ますます日本からのアクセスが便利になりました!

出発まで、空港夜景を見ながら乾杯♡

▲ 出発まで、空港夜景を見ながら乾杯♡

帰りはビジネスクラスを利用し、クアラルンプールの「ゴールデン・ラウンジ」で優雅なひとときを。ワイン、ビール、ウイスキーなど好きなドリンクを飲みながら、乗り継ぎ時間を有意義に過ごせます。料理も自由に楽しむことができ、アッサム・ラクサやイポー・ホー・ファンなどさまざまなマレーシアの麺料理が日替わりで登場するヌードルバーも名物です。

マレーシア航空

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新たな食の扉を開くような旅ができる、マレーシア・ペナン島。著者がマレーシアを訪れたのは3回目でしたが、ペナン島ではまったく新しい体験をすることができました。「旅の目的はグルメ」というフーディーなカップルに訪れてほしい島です。自分の知らない“味”に出会う、至極のラグジュアリーをペナンでご堪能ください!

マレーシア政府観光局

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