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2026.07.25

ついに「シックスセンシズ ロンドン」が開業! ここに泊まると、帰国後にもっと健康になる!?

2026年3月、遂に、「シックスセンシズ ロンドン」が開業。「シックスセンシズ」といえば、ホテル業界のウェルネスを牽引する存在であり、いまや20カ国以上に展開する人気ブランドです。そのホテルが英国初進出。気になる実態を現地リポートでお届けします!

BY :

文/大石智子(ライター)
CREDIT :

写真/大石智子 編集/森本 泉(Web LEON)

ホテル業界のウェルネスを牽引する「シックスセンシズ」が英国に初進出!

ついに「シックスセンシズ ロンドン」が開業! ここに泊まると、帰国後にもっと健康になる!?

最新ウェルネスを求め、ロンドンへ

ロンドンに行かねば。今年3月に「シックスセンシズ ロンドン」が開業したとのニュースを聞き、好奇心を抑えられなくなりました。


「シックスセンシズ」といえば、1995年の創業時から、“ウェルネス”と“サステナビリティ”を軸にホテルとリゾートを造ってきたブランド。いまではホテル業界の必須キーワードとなっているそれらを、まったく浸透していない30年前から追求してきました。


目的は、ゲストが到着時よりも心身が整った状態で帰路につくこと。“シックスセンシズを持ち帰る”をテーマに、理想の睡眠、腸活、体幹の鍛え方etc.新たなウェルネス習慣をつくるきっかけを提案してくれるのです。

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シックスセンシズ」は、全施設でサウンドヒーリングを無料提供する非常に珍しいブランド。

▲ 「シックスセンシズ」は、全施設でサウンドヒーリングを無料提供する非常に珍しいブランド。

ウェルネスのトレンドセッターだから、サウンドヒーリングやクリオセラピー(冷却療法)といった近年話題のセッションも、流行る十数年前から取り入れてしまう。そんな、早すぎる「シックスセンシズ」と、ウェルネス先進都市ロンドンが出会ったら、どうなるのか? それを探りに、ロンドンへ向かいました。

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ヘルシーになる前に、まず建物が格好いい!

荘厳な門がまえ。

▲ 荘厳な門がまえ。

「シックスセンシズ ロンドン」への期待が膨らんだのは、1911年創業の老舗百貨店「Whiteleys」をリノベーションした建物だと知ったから。それはつまり、立地も最高だということ。ノッティング・ヒルに近く、ケンジントン・ガーデンズに面するクイーンズウェイに位置しています。

1911年当時のままの入口。

▲ 1911年当時のままの入口。

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ホテルに着くと宮殿のような柱廊があり、扉の両側には4人の女性の彫刻が。「女性たちは、よく見ると異なる季節を表しているのですよ」と、ドアマンが教えてくれます。確かに左端の女性はノースリーブで、右端の女性は寒そうにストールを巻き、足元はスケート靴。何とも元百貨店らしい! こういう点に気づくと、ほお〜と歴史建築に魅せられます。いつから人は、建物に顔や動物、人間を置かなくなったのかな、とも。

デザインコンセプトは“Hope and Nature”。

▲ デザインコンセプトは“Hope and Nature”。

館内は大英帝国時代の華やかさを残す空間。当時のタイルや柱が生かされ、アイコンである大階段が目に映ります。昔のロンドンっ子たちが、お洒落のために登り降りした階段です。そういう何万人もの人が、高揚した気分で通った場所というのは、気がいいような。

床に今も残る「Whiteleys」のモノグラム。

▲ 床に今も残る「Whiteleys」のモノグラム。

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ホテルに生まれ変わると、館内に2本のユーカリの木(1本20m超!)が象徴として植えられました。滞在中にどんどん判明していくのですが、ここは“ボタニカル”を大きなテーマとするホテル。デザインにもウェルネスにも、植物がそこかしこに登場するのです。


チェックインから、早速、ボタニカル体験が始まります。ウェルカムドリンクは“A GINGER HELLO”。かつてこの地ではジンジャービールが滋養飲料として親しまれていたので、近隣の生姜を使ったジンジャー・コンブチャで旅の疲れを癒してくれるのです。

5種のボタニカルカード。

▲ 5種のボタニカルカード。

次にゲストは5枚の植物カードから直感で一枚を引き、植物占いじゃないですが、植物ごとのメッセージを読みます。例えば、私が引いたのはジンジャーで、こんな文言が。


「情熱に火をつけよう。勇気と熱意をもって行動しよう」


なぜジンジャーにこの文言かという細かなことは気にしない。「情熱に火をつけます!」と素直にテンションを上げるのが楽しいのです。なぜなら、これは「シックスセンシズ ロンドン」の歓迎の儀式だから。


そして、カードキーを受け取り客室へ。「3基のエレベーターは赤青緑に分かれていて、色ごとの気分の変化が楽しいですよ」とスタッフ。乗り込んだのは奇遇にも“情熱の赤”で、高揚を右肩上がりに客室に入ったのでした。

3色3機のエレベーター。

▲ 3色3機のエレベーター。

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客室はまさに“ロンドンの邸宅”

「コートヤード スイート」のリビングルーム。

▲ 「コートヤード スイート」のリビングルーム。

ウェルネスと関係なくとも、心地よいから常宿にしたい。そう思う人も多そうな客室です。宿泊したのは「コートヤード スイート」。淡いブルーやグリーンを基調に、中庭が客室の延長のように存在し、空を広く感じられる部屋でした。ギラギラしていない富裕層の邸宅の空気感と言いましょうか、もう今晩はルームサービスで、という気分になります。

一番のお気に入りはバスルーム。寝室のすぐ隣に丸いバスタブが鎮座し、ディテールはしっかり「シックスセンシズ」らしいのです。例えば、シャワールームには2種類のシャワージェル。ひとつは活力チャージの“PEP UP”、もうひとつはリラックスの“CHILL OUT”で、気分や時間によって使い分けられます。これは世界でも相当珍しいはずで、私も初めて見ました。


トイレがTOTOのウォシュレット付きなのも流石。近年、欧州のホテルでもウォシュレットが普及してきましたが、最高峰TOTOを選ぶホテルにはプライドを感じ、胸が熱くなります。

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右上から時計回りに、履き心地が最高なコットンのスリッパ、夜更けのおやつのマドレーヌ、オーガニックコーラの「KARMA COLA」、センスがよいドライフラワー。

▲ 右上から時計回りに、履き心地が最高な天然素材のスリッパ、夜更けのおやつのマドレーヌ、オーガニックコーラの「KARMA COLA」、センスがよいドライフラワー。

ディナー後、客室に戻るとラベンダーとタイムのマドレーヌが置いてあり、“ささやかな夜のご褒美です”とのメッセージが添えられていました。ラベンダーは寝つきをよくする香りと言われているので、ギルティのようで身体に優しい。


水素水を作るボトル、プラントベースのグミ、オーガニック前提のワインやクラフトビールなど、ミニバー周辺も何ともヘルシー。それでいてテキーラ「ドン・フリオ 1942」を冷やしてくれているのもいい塩梅です。

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ロンドン最大規模のウェルネス施設に潜入!

さて、客室でひと休みしたら、いよいよ「シックスセンシズ スパ ロンドン」を見学。約2,300㎡もの空間で体験できることを、8つのポイントに分けてご紹介していきます。

① “ウェルネス スクリーニング”からスタート!

呼吸テストや血圧測定などを行い、45分で完了。

▲ 呼吸テストや血圧測定などを行い、45分で完了。

「シックスセンシズ」では全施設で“ウェルネス スクリーニング”と呼ばれる健康チェックを実施(無料)。スマートテクノロジーを使い、自律神経の状態やエネルギーレベルなどを分析します。その診断を元に、滞在中にどんなプログラムを受けるべきか、個別にアドバイスをくれるのです。今回はイタリア人コーチのシルビアさんが担当。彼女の朗らかさのおかげで安心してウェルネス体験を始められましたし、一気にホテルへの親しみが湧きました。

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② 地下鉄みたいなプールがフォトジェニック

ライトが美しいプール。

▲ ライトが美しいプール。

ウェルネス施設はかつてのロンドン地下鉄を思わせるデザインで、20mのプールが象徴的。プラットホームのようなアーチ型の天井で、半楕円形の空間にデッキチェアが並びます。ロンドンのホテルでは初となるマグネシウムプールも用意。プールエリアには2種のサウナと水風呂も設置されています。

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③ 最新セラピー&ボディメンテナンスの設備が凄い!

高気圧の中で高濃度の酸素を吸収できるハイパーバリックチャンバー。

▲ 高気圧の中で高濃度の酸素を吸収できるハイパーバリックチャンバー。

ある意味、身体がひとつでは足りない。13のウェルネスル空間と6つのトリートメントームで目撃した設備の例は以下。

13のウェルネスル空間と6つのトリートメントームで目撃した設備の例。

未知の言葉もあり、人間の健康欲と回復欲、それに答えるマシン開発の進化に驚きます。忙しい大都会の富裕層は、マイナス110℃のカプセルに入り疲労回復をはかるのかと。ちなみに、自動車以上の価格がするマシンも少なくありません。

正直、レッドライトセラピーなど、どんな人が利用するのかな……と思っていたのですよね。そうしたら、超人フットボーラーで、Wカップでも大活躍したノルウェー代表アーリング・ハーランドさんの公式YouTubeにリカバリー習慣として登場。YouTubeには他にも同ホテルと共通するアイテムが5つ以上は出てくるので、超人対応もできるほどの施設と理解しました。

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④ 325㎡のジムはトレーニングマシンの見本市

高濃度酸素マシンを使ったトレーニング。

▲ 高濃度酸素マシンを使ったトレーニング。

ジムには、お馴染みの「Technogym」はもちろん、米国の高強度インターバルマシンの「Vasper」やボート漕ぎマシンの「Hydrow」、英国「CAROL」のバイクなどが揃い、ジムマニアが見ても面白いラインナップ。いま大流行りのHYROX(世界共通フィットネスレース)のセッションも用意します。水分補給として、フランス産海塩を使った電解質ウォーターを用意しているのも流石!

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⑤ 最新テクノロジーを駆使するバイオハッキングラウンジも!

左上から時計回りに、Therabodyの振動式音響療法ベッド、Normatecのコンプレッションブーツ、HigherDOSEのLEDフェイスマスク、バイオハッキングラウンジ内観。

▲ 右上から時計回りに、Therabodyの振動式音響療法ベッド、Normatecのコンプレッションブーツ、HigherDOSEのLEDフェイスマスク、バイオハッキングラウンジ内観。

バイオハッキングとは、テクノロジーを活用して、心身の健康を最適化するウェルネスアプローチ。そのためのラウンジには、最近、日本での購入者も増えているコンプレッション(加圧)ブーツや、LEDフェイスマスクなど、自由に使える機器が揃い、ゆったり過ごせます。

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⑥ デ・マミエールのトリートメントを用意し、創設者本人が来る日もあり

モロッコ出身でセラピスト歴20年のマリエムさん。「デ・マミエール」使用のボディトリートメントは60分290ポンド〜

▲ モロッコ出身でセラピスト歴20年のマリエムさん。「デ・マミエール」使用のボディトリートメントは60分290ポンド〜。

スパでは、英国で開発された100%天然由来成分のスキンケアブランド「デ・マミエール」の製品を使用。肌のみならず心のバランスをも整える効果が期待できるらしく、そういったニーズが高いことに現代らしさを感じます。


それらを使うトリートメントでは、リンパの流れを促進して毒素の排出をサポート。リンパ系は皮膚の表面近くにあるため、優しくソフトなマッサージとなり、何より、セラピストのマリエムさんが凄腕でした! 最初に皮膚に着地した瞬間から違いがあり、「デ・マミエール」が醸す植物の香りにも癒されます。


また、特筆すべきは「デ・マミエール」創設者のアニー・デ・マミエールさんが毎週木曜にこのスパに来ること。同ブランドの商品を使ったフェイシャルを、創設者本人により受けることが出来るのです。彼女は高度なハンドテクニックで著名人をも魅了するトップフェイシャリスト。60分360ポンドからですが、美容体験としては貴重でしょう。

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⑦ サウンドヒーリングを含むウェルネスプログラムが充実

ネパールなどでサウンドヒーリングを学び、10年以上のキャリアをもつアルゼンチン出身のパウラさん。

▲ ネパールなどでサウンドヒーリングを学び、10年以上のキャリアをもつアルゼンチン出身のパウラさん。

最近、日本でも広まりつつあるサウンドヒーリングとは、シンギングボウルやゴングの周波数に身を委ね、心身の緊張を解くセラピー。ただ寝ているだけなのに、気づけば音が身体中に浸透し、大人の子守唄のような気持ち良さがあります。眠りに落ちる人も多く、気になっていたその理由をサウンドセラピストのパウラさんに聞きました。


「私たちは普段、無意識のうちに身体や心をコントロールして、緊張を抱えています。音の振動・周波数は、そのコントロールを自然に解放する手助けをしてくれます。多くの方が眠りと感じますが、実際には完全な睡眠ではなく、深い瞑想状態、眠りと目覚めの間のような状態です」とのこと。


うたた寝にも近く、つまり、とても心地いい。そんなサウンドヒーリングも含め、「シックスセンシズ」では日替わりのウェルネスプログラムを全施設で用意し、ロンドンでいえば7日で30種以上(主に無料)。基本はグループセッションで宿泊者とメンバーシップ会員が集まり、楽しさもあるので必須体験です。

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⑧ ハーバルセッションでボタニカル大国を実感!

メディカル・ハーバリストとのセッション。60分160ポンド。

▲ メディカル・ハーバリストとのセッション。60分160ポンド。

世界の「シックスセンシズ」でロンドンでしか受けられないのが、1対1のハーバルセッション。要は薬草療法です。漢方でいう漢方薬剤師であるメディカル・ハーバリストのカウンセリングを受け、自分に合ったボタニカルのアイテムを調合してもらえます。


最新テクノロジーを備えるウェルネス施設でありながら、最たる推しが“植物の力”。ここにきて古典回帰なのが面白い。ウェルネスへの意識が高まるいま、ロンドンでは昔ながらの薬草療法が見直されているとハーバリストのレベッカさんが話します。


「昔から英国には薬草薬局があり、人々は体調が悪い時に気軽に立ち寄って相談していました。私たちは、そんな地域に根づく薬草薬局を再び広めたいと考えています。私は認定メディカル・ハーバリストを養成する学校に通っていましたが、当時、過去最大の生徒数と聞きました。自称ハーバリストではなく、解剖学や病理学などを4〜5年学んだ認定ハーバリストを目指す人が増えているのです。植物のエネルギーは強力で、体に大きな影響を与えるので、しっかりした訓練が重要なのです」


栄養面や神経系のサポートのために来る人もあれば、予防医療としてのニーズも高いとか。実際に感じたハーバルセッションの醍醐味は、ハーバリストに自分の様々なことを話す点。普段は人に言いづらいことも言語化し、問題を明確化できます。というのも、ハーバリストに次々と質問されるのです。“ドラマなどで見た欧米式カウンセリングだ!”みたいな楽しさもあります。ちなみに筆者は、「いびきが大きい」なんて話を相談。直結した解決にならずとも、見過ごしていたことに再び向き合えます。

私にはライラックのボタニカルウォーターが蒸留されました。

▲ 私にはライラックのボタニカルウォーターが蒸留されました。

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フルーツに頼らないバーに、一度は行ってほしい!

ひとりでも過ごしやすいバー。

▲ ひとりでも過ごしやすいバー。

レストランの選択肢は以下の6軒。上3軒はビジターも入れるホテルのレストラン&バーで、下3軒は宿泊者とメンバーシップ会員のみの限られた空間です。

レストランの選択肢は以下の6軒。上3軒はビジターも入れるホテルのレストラン&バーで、下3軒は宿泊者とメンバーシップ会員のみの限られた空間です。

まず、一度は行って欲しいのは「Whiteley's Bar」。お洒落でラウンジのように寛げる雰囲気で、何よりカクテルのバランスがいい! 秘訣は、意外にもフルーツをあまり使わないこと。特に、飾りのためには使いません。無駄に捨てるものが多くなってしまうからです。


「リンゴをジュースにしたら皮を乾かして飾りにしたり、生クリームが残ったらショートブレッドにしたり。使い切ることと飾りを両立できる時にはつけます。また、私たちはライムジュースを使わず、ライムの乾燥粉末を使っているので、余ったジュースを捨てることもありません。新鮮なライムに近いですし、粉末を使うことで、他にはない面白い表現も出来るんですよ」とバーテンダーのクリスチャンさん。


なんとも「シックスセンシズ」らしい発想で、それをバーチームが楽しんでいる。フルーツに頼りすぎないことで、新しい発想が生まれているのです。見た目は潔くシンプルだけれど、何を飲んでも美味しく、ノンアル対応も柔軟。なんて勘所のいいバーなんだと思いました。

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左は「ネグローニ」ですがカンパリを使わず、ロンドン発の「58 & Co」を使用。右はラベンダーやキュウリ、メスカルを使った「ジャングル コンパス」(ともに18ポンド)。

▲ 左は「ネグローニ」ですがカンパリを使わず、ロンドン発の「58 & Co」を使用。右はラベンダーやキュウリ、メスカルを使った「ジャングル コンパス」(ともに18ポンド)。

「シックスセンシズ」の朝食はどこも安定して野菜が多く、自家製発酵飲料によるショットが揃い、ロンドンも然り。アップルサイダービネガーを使った「ROCKET FUEL SHOT(ロケット燃料ショット)」は、「効く〜!」と感じる酸っぱ強い味わいで、身体が一気に目覚めます。このショットを入れ過ぎた私に、「それ、全部一気に飲むと危険ですよ!」と気づいてくれたスタッフさんの優しさも、いい思い出。


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「The Dome Bar」「Place Restaurant」「Scala Bar」はメンバーシップ会員にとってのサードプレイス的空間でもあるので、写真や動画を撮るのはNG。そのため落ち着いて過ごせます。PCを広げて仕事をするロンドン市民が近くにいる中、ランチをしたりお茶をしたり。趣味や仕事に没頭し、合間に食事もできるので、会員さんが羨ましくなります。

以上、振り返ってみると、一番の収穫は「身体が資本」を改めて感じられたこと。様々な人が心身を整えることに多くの時間とお金を費やしているのを目の当たりにし、最終、重視されるのはそこなのかと。


自分は心身ともに健康だと思い込んでいましたが、ぽっちゃり体型には甘んじています。運動不足から急激な不調が訪れる40代。コーチのシルビアさんとの、「日本に帰ってもピラティスを続けてくださいね」という堅い握手が記憶に残ります。正直、ピラティスは月2回しかやっていませんが、「汗をかこう!」という話も心に残り、テニススクールに通い始めました。“シックスセンシズを持ち帰る”は、確かに存在するのです。


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自分の名前をリボンに書いて蝶の羽に。

▲ 自分の名前をリボンに書いて蝶の羽に。

帰り際に立ち寄ったのは、ゲストの名前で埋め尽くされた蝶々のボードの前。ゲストの感謝が形になった蝶々が植物に囲まれ、そこに自分の名前を貼って帰路に。これも自然を愛する同ホテルらしいディテールでした。またロンドンに戻った際には、バーでカクテルを飲んで、この蝶々を再び眺めたいものです。

ケンジントン・ガーデンズまでは徒歩5分なので、一度は散歩を。樹齢100年以上の大木が並び、ボタニカルに特化した「シックスセンシズロンドン」の滞在とシンクロします。

▲ ケンジントン・ガーデンズまでは徒歩5分なので、一度は散歩を。樹齢100年以上の大木が並び、ボタニカルに特化した「シックスセンシズロンドン」の滞在とシンクロします。

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「Six Senses London」(シックスセンシズ ロンドン)

大石智子 LEON

大石智子(ライター)

出版社勤務後フリーランス・ライターとなる。男性誌を中心にホテル、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチのため、毎月海外に渡航。スペインと南米に行く頻度が高い。柴犬好き。Instagram(@tomoko.oishi)でも海外情報を発信中。


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