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2022.08.27

モテるオヤジは今こそハワイ!? コロナ禍のワイキキ4泊6日滞在レポート【前編】

出入国手続きはコロナの影響で面倒くさいし、1ドル約140円という驚異の円安。ハッキリ言って、今ハワイに渡航するのはかなり大変な気が……。それでも! やっぱりハワイは一番行きたい場所。ひと足お先にハワイ・オアフ島を訪れたLEON編集部員がつぶさにレポートいたします。

CREDIT :

文/近藤高史(LEON) 写真/Hisashi Uchida コーディネーター/Maya Kudo

いざ出国! と、その前に……

ハワイ  JAL
ハワイへの渡航はワクチン接種2回以上でOK(8月末現在、1回未満の場合は要特別申請)なので、比較的行き来がしやすい場所。そして今回のハワイ行きのフライトはJAL。

スマホで「接種証明書アプリ」と、JALの推奨アプリ「VeriFLY」、また帰国時に使用する「My SOS」をダウンロードし、いざ羽田空港のチェックインカウンターへ。

8月以降はうれしいことに1日2便に増便された羽田発のJALハワイ便も、筆者の渡航当時(7月中旬)は1日1便。夏休み前ということもあり、さすがにまだ海外路線利用客もそれほど多くなく、3組ほど並んでチェックイン。

カウンターで米国政府への「宣誓書」(Attestation)なるものにサインして無事、税関へ。幾多の難関を通り抜けることになるのだろうかと警戒していたものの、荷物検査もパスポートコントロールも拍子抜けするくらい実にスムース。思いのほかすんなり空港内に入ることができた。

緊張感から忘れていた空腹を思い出し、JALのファーストクラスラウンジを覗いてみることに。
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ハワイ  JAL
▲ JAL国際線ファーストクラスラウンジのエントランス。和の佇まいが空港にいることを忘れるほど。

JALのおもてなしがヤバい!

リニューアルしたばかりのラウンジでは、席に座ったまま、スマホでバーコードを読み込み食事が注文可能。ラーメンの名店「阿夫利」のゆず塩ラーメン、職人が握ってくれる寿司など、至れり尽くせりではないか! 

機内食大好きなワタクシだが、ラーメンはハーフサイズだし、寿司も3貫で1皿という小ポーションなサイズ感がいろいろ楽しめてうれしい限り。ビールもワインもシャンパーニュも、もちろん寿司に合わせて日本酒も焼酎もウイスキーも揃っている。

そんな大人の隠れ家のような雰囲気を漂わせる空間にはテーブルサッカーのゲームコーナーがあったりと、何時間でも過ごせちゃうところなのだが、そろそろ搭乗時刻。

PM8:40、さあ、いよいよ本当の出国だ。
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JALの機内温度は海外エアラインより快適!?

ハワイ  JAL
▲ 筆者の渡航時は1便/日だったが、8月より2便に増便された羽田-ハワイ路線。
2年半ぶりの海外渡航。ハワイ(アメリカ合衆国)ならではのESTAとか、両替など海外脳が鈍っていてドタバタしてしまったのだが、頭というより身体が(!?)忘れなかったのが、国際線ならではのエアコンの寒さ。

JALは国内線ではコロナの影響で枕もブランケットも貸し出しを停止しているので、国際線では借りられるのか、事前に電話問い合わせ(結論から言うと、全席で借りられる)。少々、安心しつつも南国に行くまでは寒さとの戦いになることを覚悟して機上の人になったのですが、アレ???寒くない! むしろ快適。

実はこれ、日本人の多くの人の暑さや寒さを感じる温度というものを研究し、快適に過ごせる機内温度24.0℃に設定しているからなのだとか。いやぁ、実に細やかな気づかいじゃあありませんか! 

気のせいか、CAさんたちも再びハワイ便に乗れる喜びでイキイキして見えたし、機内エンタメも機内食も機内アルコールも以前よりレベルアップ(コレも気のせい?)したようで、約8時間10分のフライトは実に快適だった。
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ついに到着! 空港はコロナでどうなった!?

▲ ダニエル・K・イノウエ国際空港は変わらぬ姿で我々を乗せたJAL便を迎えてくれた。8月から1日に2便の羽田-ホノルル便、成田や関空、セントレアからのホノルル便も運航。また、成田からはハワイ島・コナ空港への便も週に3便が復活した。
大きな揺れもなく、無事、ダニエル・K・イノウエ国際空港に着陸したJAL074便。と、気になるのはコロナ後の入国管理。ところが、パスポートコントロールは「渡航目的」(おキマリの観光と返答)と「滞在期間」(4nights and 5daysと返答)のみ聞かれ、あっさりと通過。ターンテーブルで荷物を受け取り、いよいよ!という段で、捕まってしまった。指先でクイクイと呼ばれ、荷物を開けさせるアレである。

職業や仕事内容、日本での住所、渡航目的などなど質問責め。ウワサでは某ファッション誌は水着撮影で訪れて、ココですべての水着を没収されたというが、何とかここを切り抜け、ついに! ハワイの地を踏めたのだ。現地時間にしてAM11時。スコール直後のハワイは東京に比べて涼しくて気持ちいい。迎えのバスに乗り、ワイキキへと向かうことに。
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あのハワイがこう変わった!

目に入る景色は以前と何ら変わらなく見えるワイキキの風景。近代的なビルが多少、増えたように感じられるくらい。だが、サンゴ礁、ウミガメ、熱帯魚、アザラシetc……。コロナで観光客が激減、おかげで静寂とゴミのない自然を取り戻したワイキキには、驚くことにホテルの目の前のビーチにまでそんな生き物たちが帰ってきたのだとか。

そんなこんなで、自然の恵みと内なるアロハの精神に立ち返ったハワイは、いま空前のサステナブル。それもハワイらしい考え方のサステナブルが島のあちこち、いやすべてに浸透している。

現地にいるとハワイ語で「マラマ」という言葉をあちこちで目や耳にするのだが、それは「思いやりの心、大切にする心」という意味。ハワイの自然や文化やあらゆるものを財産ととらえ、それを大切に残して後世に受け継いでいくという取り組みが盛んなのだ。

そのマラマの精神とサステナブルの考えが上手にミックス。例えば、海や自然をきれいにして環境に優しくすると、ハワイの自然がいつまでも残される、だからサステナブルなモノを使おう、という流れだ。

それゆえビーチで使用許可されているサンオイルや日焼け止めは、環境に優しいものだけに指定されているし、サンゴ礁で知られるハナウマベイは完全予約制(大人ひとり25$、1日最大1400名)で訪問客数をコントロール。ダイヤモンドヘッド州立自然記念公園も同様に事前予約制になり、
大人ひとり5$、駐車場代は10$など、軒並み有料化によって入場人数を制限している。
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さらに、ハワイを守るために立ち上がったこんな人もいる。サーフ系ミュージックで知られるJack Johnsonが立ち上げた団体『Kokua Foundation』と、ノースショアにあるショップ『General Store』では、エコとライフスタイルをミックスさせた雑貨屋さん。ココではハワイのサステナブルを学びながらエコな雑貨を購入できると地元の人や観光客に大人気。

また、もっともマラマの精神が感じられる観光スポットといっても過言ではないのが『ジュラシックパーク』など映画のロケ地としても有名なご存知『クアロアランチ』。

オアフ島の北東部に位置するココは、元はカメハメハ大王の所有地。島の中央の山あいという土地にアリイ(首長)がいることで、漁師の獲物と農家の収穫物と山の猟師の獲物を物々交換していくことで島全体がマラマの精神でひとつになる、という考え方のいわば聖地のような場所で、ハワイ固有の在来鳥類は13種、在来植物は25種3000本あると言われ、そんなパーク内を巡るサステナビリティツアーが大人気となっている。
さらにハワイの固有種を育てて広く知ってもらおうという動きを積極的にしているのが『Ko Hana Rum』(英語)。すべてハワイ固有のサトウキビを栽培し、世界的にも珍しいアグリコール製法という、サトウキビの絞り汁を発酵させてAll made in ハワイでラム酒を造っている。

と、このように例を挙げればキリがないほど、ハワイはいま、島中がサステナブルムード。そんな島のムードを理解して、積極的にハワイの自然環境を保全するような上質でリッチ(円安+物価が本当にヤバい!)な大人な観光客にこそ、観光で訪れてほしいらしい。女性に優しく地球にもハワイに優しく――。モテるオヤジの皆さん、それでもハワイは行きたい場所、ですよね?

※ マラマについてもっと詳しく知りたい方はこちら
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