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2026.10.10

雛形あきこが22年ぶりの写真集で魅せた「ただエロいだけでも可愛いだけでもない“メロい”表情」とは?

22年ぶりとなる写真集『三原色』を発売する雛形あきこさん。10代でグラビアの第一線を走り、現在は俳優、タレントとして幅広く活躍する彼女が、48歳の今だからこそ表現できた“大人のメロさ”とは? 若き日の思い出から夫婦の関係、年齢を重ねる楽しさまで聞きました。

CREDIT :

写真/北浦敦子 ヘアメイク/野口由佳(ROI) 文/山口昭子 編集/鎌倉ひよこ、森本泉(Web LEON)

雛形あきこ 三原色 ar  LEON  写真集 メロい

10代で芸能界入りし、グラビアアイドルとして一世を風靡。その後も俳優、タレントとして活躍を続けてきた雛形あきこさんが、写真集『三原色』を発売します。今回目指したのは、かつてのように「求められる自分」を表現するのではなく、今の自分を自然体で映し出すこと。年齢を重ねたからこそ好きになれた自分、そして「まだまだ変わっていきたい」という思いを伺いました。

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今の私をどう撮ってくれるんだろう、という興味がありました

── 22年ぶりとなる写真集『三原色』。制作を決めた一番のきっかけは何だったのでしょう?


雛形あきこさん(以下、雛形) 去年、編集の方がホームページを通して「一緒に写真集を作りませんか」と連絡をくださったんです。その方が『ar』という若い女性向けの雑誌を作っている方だったことに、まず興味を持ちました。


私が若い頃にやっていたグラビアや写真集は、圧倒的に男性向けが多かったんです。もちろん、それによって私を知ってくださった方も、ファンになってくださった方もたくさんいるので、とてもありがたいことでした。


でも、年齢を重ねた今の魅力を同性の目線で見たら、どんなふうに引き出してもらえるんだろう。普段は若い女性に向けて雑誌を作っている方が、今の私をどう撮ってくれるんだろうって。そこにすごく興味が湧いて、「今ここで写真集を出すこと自体がチャレンジになるかもしれない」と思ったんです。

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── これまでも写真集のお話はあったそうですね。


雛形 お声がけいただいたことはありました。でも、一歩踏み出すきっかけまではいかなかったんです。今回は「今までやったことのないものが作れるかもしれない」という興味と、年齢を重ねた今だからこそ挑戦してみたいという気持ちが、ちょうど重なったんだと思います。


── 制作では、雛形さん自身の意見もかなり反映されたとか。


雛形 そうなんです。ここまで「私はこういう写真集にしたい」「こういうものを着たい」というところから作ったのは初めてでした。


若い頃は、求められるものがすごく明確だったんです。“雛ポーズ”と呼ばれる定番のポーズがあったり、あまり笑わなかったり。表情やポーズも含めて「雛形あきこはこう」というものがありました。


でも今回は、今の自分の内面も含めて、いろいろな面が写真に表れたらいいなと思って。水着やランジェリーも、レースの繊細さや色、肌にどうなじむかまで相談して、一着ずつ丁寧に選びました。スタッフの皆さんが私の希望をちゃんと形にしてくださったので、本当に自分が作りたいものを作れたという感覚があります。

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“大人のメロさ”って、こういうことなのかな(笑)

── 最初に思い描いたのは、どんな写真集でしたか?


雛形 ナチュラルなものにしたいと思いました。すぐそばに私がいて、普段過ごしている時間の1ページをちょっとのぞいているような。作り込んだものより、今の等身大の自分が見えるものがいいなって。それを見た方が「年齢を重ねていくのって楽しそうだな」と思ってくださったら最高だなと思っていました。

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── 一方、編集者さんからは「メロい写真集にしたい」という提案が。


雛形 そうなんです。でも最初は「メロい写真集って何?」と思いました(笑)。私はあまり“メロい”という言葉を通ってこなかったので。そこから編集の方が考える“メロい”と、私がやりたいことを合わせていって、最終的には“大人のメロさ”になったと思っています(笑)。

── 大人のメロさとは?


雛形 説明するのが難しいんですけど、ただエロいだけではなくて、可愛いだけでもない。ちょっと身近に感じられるエロスだったり、女性から見た体の曲線の美しさだったり、健康的な部分だったり。そういうものを全部含めた感じ……なのかな(笑)。


── 撮影は沖縄の小浜島。かなりリラックスした現場だったようですね。


雛形 フォトグラファーの三瓶(康友)さんたちスタッフと、ものすごく食べました(笑)。島に着いて、まず写真を撮るんじゃなくて食事をしたんです。フェリーに乗る前にうどんを食べて、アイスを食べて、降りたら唐揚げやお蕎麦を食べて……。


「1日何食」という概念じゃないんですよ。時間がなくて食べられないから今食べるんじゃなくて、“食べる隙間があったから食べる”(笑)。写真集の撮影って普通は少しセーブしそうなものなのに、いつも以上に食べていました。


でも、スタッフの皆さんとそんなふうに過ごして仲間のような空気になっていたからこそ、出せた表情もあったと思います。

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── 水着でカメラの前に立つのは20歳以来とのことですが、緊張は?


雛形 それが、すごく自然でした。「この海、ちょっと入る?」「ここに座ってみようか」みたいな会話の中で、ふわっと撮影が進んでいったので。水着も「解禁します!」と意気込んだわけではなく、今の自分を表現するためのひとつのアイテムとして自然にそこにあった感じです。水着もランジェリーも洋服も、全部が必要だったんだと思います。

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丸みは残しながら、少し引き締める身体を目指しました

── 今回の撮影に向けて、身体作りもされたそうですね。


雛形 普段からトレーニングはしていたんですけど、今回は半年ぐらい集中してやりました。筋トレを週2回、ピラティスを週1回。丸みは残しながら、少し引き締めるような身体を目指していました。


やっぱり身体が少しずつ変わってくるとうれしいし、「もうちょっと頑張ろう」と思えるんですよね。それがこうして一冊になったことで自信にもなったので、筋トレはこれからも続けようと思っています。(webLEON読者の)男性のほうが筋トレをされている方は多いと思うので、逆に教えてほしいくらいです(笑)。

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── 食事や生活習慣で、長く続けていることはありますか?


雛形 10代の頃からずっと続けているのは、“どんなに忙しくても湯船に浸かること”。その日の疲れやむくみを落として、一度リセットする。40度ぐらいのお湯にゆっくり浸かると、睡眠の質もよくなる気がするんです。


10代の頃はグラビアをやっていたので、「むくみたくない」「一日中メイクをしているから肌を守りたい」というのが目的だったんですけど、今は何より睡眠の質(笑)。同じ習慣なのに、年齢とともに目的が変わりましたね。でも、ちゃんと眠れると次の日のパフォーマンスも全然違うので、これはずっと大事にしています。

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10代の頃は「わけもわからない自信」があった

── 10代のグラビア撮影は、今とはかなり違いましたか?


雛形 10代の頃は、わけもわからない自信がありました(笑)。子供だから、周りの方が「いいね」と言ってくれたら、それをそのまま信じられる。「こうやってほしい」と言われたら「もちろんやります!」って。求められるものに応えることを繰り返して、それができていると思える自信もありました。


でも今回は、ゼロから自分で「こういう自分を表現したい」と考えて作っていった。そこは大きく違いますね。


── そもそも芸能界に入ったのも中学生の頃でした。


雛形 14、15歳だったので、そんなに明確なビジョンがあったわけではないんです。お昼のドラマに出て、少しグラビアをやって、写真集を出して。それだけでも、中学生だった私には一気に世界が広がったように感じました。

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▲ 『三原色』より。撮影/三瓶康友

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── その頃、イエローキャブの野田義治社長から熱烈なスカウトを受けたそうですね。


雛形 野田さんの熱意がものすごかったんです。それと、ものすごい自信(笑)。「絶対に売ることができる」「やりたいことは全部叶えてあげられる」って、すごい自信を持って言うんです。


そんな人、それまで会ったことがなかったんですよ。売れるかどうかなんて誰にもわからないのに(笑)。でも、これだけの熱量で自分のことを思ってくれる人には、もう出会えないかもしれない。だったら任せてみてもいいのかなって。


── 実際、所属後はものすごいスピードで仕事が増えていった?


雛形 「一緒に頑張ろう」と言ってから、1週間もしないうちにハワイへ行くことになりました(笑)。現地でも毎日、「今日はこのカメラマンさんと撮るよ」「次はこれを撮るよ」という感じで、何を撮っているのかよくわからないまま、帰国したら次から次へと雑誌が出る。自分の日常にはなかった世界が突然始まって、とにかく目まぐるしかったですね。

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▲ 『三原色』より。撮影/三瓶康友

── それを楽しめたのは、若さも大きかったのでしょうか。


雛形 そう思います。14、15歳だったから、深く考えるより「面白い」「楽しい」で突き進めた。バラエティをやって、ドラマをやって、グラビアをやって。笑ってもらえたらうれしいし、お芝居を褒めてもらえたらうれしい。それだけで次へ行けたんですよね。大人になって、いろいろわかるようになってからだったら、考えすぎてしまったかもしれません。

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まだまだ変わっていける。今の自分にも期待しています

── 写真集のタイトル『三原色』には、どんな思いを込めましたか?


雛形 若い頃は「白でいたい」と言っていたんです。白ならいろいろな色に染まれるから。でも今は、真っ白な何もないところからではなくて、すでに自分の色は持っている。そのうえで、まだ別の色にもなれる柔軟性があるって、すごく素敵なことだと思うんです。


だから、一色に決めるのではなく『三原色』。まだまだチャレンジしたいし、いろいろなものになってみたい。そんな今の自分にも期待している、という思いが入っています。


── Instagramには「重ねた時間の分、好きな自分が増えました」と書かれていました。


雛形 若い頃は、内面的にも外見的にもコンプレックスがたくさんありました。それを見せたくないとか、違う自分になりたいと思うことのほうが多かったんです。


でも今回は、「今の私ってこういう人間です」というものが、できるだけ見えたらいいなと思えた。それって、自分が嫌だなと思うところまで認められるようになったということなのかなって。長い時間をかけていろいろな人に出会って、いろいろな経験をしたからだと思います。

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夫は一番の理解者で、一番厳しい目線を持つ人

── ご主人の天野浩成さんは、今回の写真集について何と?


雛形 作る時も、出来上がったものを見た時も「カッコいい」と言ってくれました。一番の理解者で、応援してくれている人でもあるんですけど、一番厳しい目線を持っている人でもあるので(笑)。たぶん、私がこの一冊に真剣に向き合っていなかったら怒られたと思うんです。でも、ちゃんと向き合って作ったものを「カッコいい」と言ってくれたので、それなら自信を持って皆さんに届けられるものになったのかなと思えました。


── 天野さんも、雛形さんの「チャレンジし続けるところや潔さがカッコいい」とおっしゃっていました。


雛形 でも、そんなふうに思い切って挑戦できるのは、周りに理解してくれる人たちがいるからでもあるんです。だから自分も、やりたいことに思いきりチャレンジできる。すごくありがたい環境だと思っています。

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自分のことをちゃんと愛せている人は、カッコいい

── 最後に、雛形さんが思う「カッコいい大人」とは?


雛形 自分をちゃんと持っていて、自分のことをちゃんと愛せている人だと思います。自分の好きなところが増えると、それが自信になるし、余裕もできる。そうすると人にも優しくなれるし、周りのことも見えるようになると思うんです。


私自身も、そういう大人になっていきたい。そのためには「私はこうだから」と決めつけるのではなく、柔軟でいたいと思っています。

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── 雛形さん自身も、ずっと自分を好きでいられたわけではない?


雛形 もちろん、嫌になることはたくさんあります。「なんでできないんだろう」「ダメだな」と思うこともあります。でも、それをひとつ乗り越えられたら、少し前に進めた気持ちになる。「できたじゃん」って自分をちょっと褒めてあげられる。そういうことの繰り返しなのかなって。それが人生……って言うと、ちょっと話が大きくなっちゃいますけど(笑)。


でも、できなかったことができたり、思っていた以上に誰かに評価してもらえたりしたことが自信になって、嫌いだった部分が好きな自分に変わっていくことはあると思います。

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● 雛形あきこ(ひながた・あきこ)

1978年1月27日生まれ、東京都出身。中学生で芸能界入りし、グラビアアイドルとして人気を博す。その後、俳優、タレントとしてドラマ、映画、舞台、バラエティなど幅広く活躍。2026年10月16日、22年ぶりとなる写真集『三原色』(主婦と生活社)を発売。沖縄・小浜島を舞台に、現在の自然体の魅力を収めている。

Instagram

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『三原色』

14歳でのデビュー以来、バラエティやドラマなど幅広いジャンルで活躍し続ける雛形あきこさんの“大人のメロさ”がつまった記念すべき一冊です。色気を放つ大人の女っぽさから、少女のように無邪気にはしゃぐ笑顔、そして20歳以降封印してきた水着グラビアでは圧巻のスタイルを披露しています。

撮影/三瓶康友、発売日/2026 年10 月16 日(金)

定価/4400 円(税込)、主婦と生活社刊

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