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2026.07.31

◾️ Special Interview with “BIG BANG”Junto Nakatani 【vol.01】

中谷潤人選手「負けた悔しさよりも、得たもののほうが多かった試合でした」

ボクシング史上に名を残す激闘から約3か月。スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチの勝利を逃すも、ますます評価を上げている中谷潤人選手を直撃取材。先日、結婚を発表し、公私ともに充実する中谷選手がファッショナブルな装いに身を包み、登場します。 初回は、井上尚弥選手との世紀のビッグマッチを忌憚なく振り返っていただきました!

CREDIT :

出演/中谷潤人(世界3階級制覇王者) 写真/HIRO KIMURA(W) スタイリング/久保コウヘイ ヘアメイク/yoboon 文/安岡将文 撮影協力/BIG BANG GYM 編集/石井 洋、吉田奈緒子(ともにWeb LEON)

第8ラウンドの激闘中に見せた笑顔のワケとは?

中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)

真に強いオトコは優しい。「愛の拳士」こと中谷潤人選手の笑顔を見ると、そう確信させてくれます。驕らず、慎み深く、静かに燃える。現在、WBC世界スーパーバンタム級1位の彼は、去る5月2日に開催されたスーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチを経て、今何を思うのでしょうか?

「この1年間、頭の片隅にはずっと井上選手がいました」

昨年の春にお届けし、大反響を呼んだ連載「大人なモードの遊び方」におけるファッション撮影とインタビュー。当時は、WBC世界バンタム級王座を獲得し、無敗のまま3階級制覇を果たしたばかりでしたが、すでに井上選手とのビッグマッチを見据えた想いを語ってくれました。

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そして今回、スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチを経て、再びファッション撮影&インタビューを敢行。先日の試合について、そして現在地、また、新婚ほやほやのプライベートについてなど、3回に渡ってお届けいたします!

── すでに語り尽くしているかとは思うのですが、スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチの試合結果をどう受け止めていますか?

中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)

中谷潤人選手(以下、中谷) まず率直に、東京ドームという大きな舞台で本当に多くの方々から声援をいただき、感謝しています。勝つことはできませんでしたが、自分の持てる力を存分に発揮しました。

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── 観客動員数が約5万5000人という規模は、日本ボクシング史上において最大級でした。


中谷 会場の規模はもちろん、相手選手においてもそれまで以上にスペシャルであったことは間違いないです。


── 昨年の春にも取材させていただきましたが、当時もすでにこのタイトルマッチの話題が上がっていました。1年間、どのような気持ちで過ごされてきましたか?

中谷 やっぱり頭の片隅にはずっと井上選手がいました。昨年の12月にサウジアラビアで行われたエルナンデス選手との試合も、井上選手との対戦を想定したものでしたから。先日のタイトルマッチに向けて、キャリアを積み重ねた1年でした。


── 前回のインタビューでは、ビッグマッチが目前に迫っても普段通りマイペースで構える性格だとおっしゃっていました。今回も変わらずでしたか?

中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)
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中谷 今までの感覚とは違いましたね。トレーニングメニューは自分がやるべきことをやるというスタイルを貫きましたけど、やはり心の中ではつねに(井上選手を)意識していました。それに、サウジアラビアでの対戦がスーパーバンタム級転向初戦でしたし、1年間でかなり成長できたなと自負しています。


── しかし、今回でキャリア初の黒星となりました。


中谷 ネガティブになる部分はもちろんありました。素直に悔しいですし。でも、同時に気づきの部分がすごく多くて、負けた悔しさよりも得たもののほうが多かった試合でした。ファンや周囲の人たちからも、「良いファイトだった」と言っていただきました。もっと責められるかと思っていたのですが。


── 注目度が高い試合ほど批判的な評価も多くなりがちですが、今回においてはそのような雰囲気はありませんでしたね。

中谷 井上選手も僕も、お互いがやるべきボクシングをしっかりとやれたからだと思っています。お互いの駆け引きも、楽しんでもらえたのではないでしょうか。


── 第8ラウンド、中谷選手が攻勢をかけるなかで笑顔を見せていたことも話題になりました。

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中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)

▲ フォトグラファーHIRO KIMURA氏の「ちょっとロックなスタイルも似合うよね」という声に、ギターを奏でるポーズで応える中谷選手。

中谷 拳を合わせるなかで、お互いがどんな練習をしてきたのか、どう研究してきたのかが分かってくるんですよね。そうすると、今考えていることもお互いに伝わってきて、楽しくなってきちゃうんです。実際に言葉には出さないですけど、心の中で会話しているというか……。「こうしたらこう来るか……まぁ、そうだよな」って感じです(笑)。


── 世紀の頭脳戦と評する人も多かったようですが、まさしくですね。

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中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)

▲ ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)


一見するとベーシックな黒デニムのセットアップ。「アメカジは好きです。でも、いつもはゆったりしたサイズが好み。ここまでストイックなスリムデニムは新鮮です」(中谷選手)。インナーに着たオンブレチェックのフランネルシャツも相まって、まさしく王道のアメカジスタイルに見えます。しかし、シャツにはラインストーンとボウタイがあしらわれ、シューレースとボリューミーなフォルムが視線を集めるスニーカーとともに、ありきたりではないことを示します。あからさまに奇をてらわず、しかし淡々と、確実に進化を続けるボクサーのように。

中谷 そうですね。でも、さっき言ったみたいなことを実際に頭で考えているわけではないんです。井上選手のようなボクサーが相手だと、一瞬の間でパンチが飛んできますから。しかもスピードがあるだけでなく、変化が激しい。考えているうちに(パンチを)もらっちゃいます。だから日々、シミュレーションしながらトレーニングを積み、考えるよりも前にカラダが反応するようにしてきたんです。

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── 前半部分は作戦ミスと、トレーナーご自身が認められていましたが。


中谷 当初からの作戦通りに試合を運んでいました。中盤から後半にかけて、特に8ラウンドぐらいからも当初の作戦通りで良い動きができたと思っているのですが、結果として負けてしまったので作戦ミスと言われればそうなのかもしれません。


── とはいえ、日本中、いや、世界中のボクシングファンを魅了した激戦でした。


中谷 多くの方々に「良い試合だった」と声をかけていただきました。改めて本当に感謝しています。


※ Special Interview 【vol.02】に続きます

中谷潤人選手 ブルゾン13万6400円、シャツ16万9400円、パンツ8万6900円、ベルト7万2600円、スカーフ2万6400円、靴15万4000円、タンクトップは参考商品/すべてディースクエアード(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)

Profile

● 中谷潤人(なかたに・じゅんと)

1998年1月2日、三重県生まれ。小学生の時にボクシングと出会い、中学2年・3年でU-15大会を連覇。中学卒業後は単身アメリカへ渡り武者修行に。2015年にデビュー戦となるミニマム級4回戦で勝利。翌年、全日本新人王を獲得。2017年には初代日本フライ級ユース王者、2018年に日本フライ級日本王座に。2020年にはWBO世界フライ級王座決定戦で勝利。2度の防衛を経てスーパーフライ級に転向し、2023年にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得。世界2階級制覇を果たす。2023年にはバンタム級に転向。2025年、WBC世界バンタム級を制し、世界3階級制覇を達成。6月には、IBF世界バンタム級王座の獲得にも成功した。三度の防衛を経て、スーパーバンタム級に転向。同年12月にサウジアラビアで行われたセバスチャン・エルナンデス選手との同級初戦に勝利し、今年5月には東京ドームで井上尚弥選手と対戦。辛くも判定負けを喫し、キャリア初の黒星となる。先日、プロゴルファー田村亜矢選手との結婚を発表した。


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