必要なのは炎に映る妄想じゃなくてほのかな香り

友人知人を自宅に招いた土曜日の昼下がり。シャンパンやオードブルを手に集まる仲間とのひと時を楽しむべく、玄関にはお気に入りのディフューザーと来客用のスリッパを。ささやかだけれど、そんなおもてなしの心は間違いなくパーティーを盛り上げてくれますから、ここはヌカリなしといきたいところです。

で、忘れちゃいけないのが、トイレのケア。って、掃除の話じゃありません。使用したあとに“安心”が得られるようになっているか否かがと〜っても大切！というお話です。

だって、扉の向こう側に次の人が待っていたりしたら、そりゃ万全の状態でトイレから出たいですよね。ましてや出てきた淑女に気まずい思いをさせるなんて、モテるオヤジの名が廃るってもんです。

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー（以下、ビュリー）」は、まさにそんな時にうってつけの逸品。箱の中に入っているマッチをひと擦りして、半分くらい燃えたところでそっと炎を消す……と、煙と一緒に立ち上るほのかな香りが空間を優しく包んでくれる、というシロモノなんです。

マッチ売りの少女は炎の先に暖かいストーブや美味しそうな食事を見ましたが、淑女は炎の先に貴兄の優しさを見るってわけです。モテる気遣いって、そういうことなのですよ。