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2021.06.11

VOL.11「ライバルへの嫉妬との付き合い方」

男の嫉妬を逆転させて自分の力にする方法とは?

世界のラグジュアリー人脈に通じ、社交界の裏事情にも詳しい謎の有閑マダム、カトリーヌ10世さんが、日本の男性諸氏が陥っている、ファッションと恋愛の無自覚・無意識の怠慢に覚醒を促し、読者を洗練へと導く連載です。

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文/カトリーヌ10世 イラスト/ユリコフ・カワヒロ、林田秀一

謎の有閑マダム、カトリーヌ10世さんが、日本の迷える男性諸氏を洗練へと導く連載。今回のテーマは……。

■ Theme11「ライバルへの嫉妬との付き合い方」 

自分が一番でありたい男の嫉妬は強烈です。自分よりも若く有能で、しかも女性にモテるイイ男という後輩が視界に入ってきた時、あなたはどのような反応をしますか?

笑顔を作り大歓迎という寛容な態度を見せながらも、心の片隅に黒っぽい嫉妬が渦巻くという葛藤と一度や二度くらいは闘ってきたLEON読者は少なくないのではないかしら。

もてあます嫉妬の感情とどのように付き合うか? 
ひとつの回答を間近に見た思いがしたので紹介します。その男はオペラ歌手。人気・実力とも誰もがナンバーワンと認めるぶっちぎりのバリトンのスターです。数年後、彼とほぼ同じレパートリーを歌う、育ちの良い好青年のバリトンが名を上げてきました。その一年後、韓流スターかと見まがう美貌と美声を兼ね備え、しかも性格が三枚目という最高に女性ウケする第二のライバルがのし上がってきました。さらにその半年後、数カ国語で歌うことができるインテリのうえに、愛くるしい美貌にまで恵まれているというひと回り下のバリトンが登場しました。

彼のもやもやたるや。遠からず自分の地位を脅かしそうな後輩ライバルたちの活躍ぶりを見るたびに、「つぶしてやる」という思いがこみあげます。

しかし彼は賢かった。嫉妬を自覚しながらも、「つぶす」どころかむしろ逆の行動に出たのです。ライバルたちに話しかけ、面倒を見る。いろいろな場で引き立てる。そうして相手のために尽くしているうちに不思議と好意が生まれます。後輩たちも彼によくしてもらうことで、彼を慕い、恩返しをしようとします。

そうこうするうちに、彼のなかの嫉妬も薄らいでいき、気がつけば、世界でも例のないバリトン4人のユニットを結成するまでに仲良くなっていました。ファブ・フォー(素敵な4人)の威力は大きく、公演をすれば各人のファン×4という数のファンが来るのだから興行的にも大成功。翻って、それぞれのソロでの人気もウナギ登り。彼は以前よりも多くのファンを獲得するにいたりました。

ライバルは、つぶすよりもむしろ積極的に組むと、ご利益が多いことに「目覚めなさい」。感情のコントロールが必要なのは最初だけ。にくきライバルのために尽くす自分を面白がる。心を疲弊させず、キャリアを長持ちさせる秘訣です。

カトリーヌ10世

グローバル化が進む社交界事情にも通じる。密かな趣味は人間観察とコスプレ。好きな飲み物はモンラッシェ。日本ではほとんど知られていない、ある小国の女王とのウワサも!?

2021年2月号より

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