五十嵐亮太、松井大輔、武田 竜がゴルフ・ガチ対決！ 1ホール目からハイレベルな展開に

ヤクルトスワローズの守護神として活躍後、メジャーリーグに挑戦した五十嵐亮太さん。日本代表としてワールドカップに出場して、フランスリーグでも活躍した天才ドリブラーの松井大輔さん。アルペンスキーから技術スキーに転向して、前人未到の全日本技術スキー6連覇を達成した武田 竜選手。

野球、サッカー、スキーとまったく異なる競技の第一人者の共通項は、ゴルフが大好きな点。というわけで、オヤジ世代の3人が、ゴルフのガチンコ対決に挑みました。

まずは、直前インタビューからお届けします！

── 初対面のふたりとの対決となりますが、ラウンド前の心境はいかがですか？

五十嵐　けっこう緊張しています。ふたりに対して緊張しているのではなく、ゴルフのラウンドはいつも緊張します。だから、（スタート前は）絶対に練習させてほしい（笑）。野球だと「投手は孤独だ」と言われますが、ゴルフはもっと孤独。ラウンド中は心が折れる瞬間があるけど、それに負けないように頑張りたいです。気持ちだけは。

── 野手よりも投手のほうがゴルフが上手と、よく言われていますよね？

五十嵐　結局は（ゴルフが）好きかどうかなんです。ヤクルトの先輩でも野手で上手い人のほうが多い。最近だとウッチー（内川聖一さん）なんかめちゃくちゃ飛ぶし、全然勝てる気がしないです。

── 最速158km/hの五十嵐さんも飛ばしそうです！

五十嵐　体も大きいし、飛ばすポテンシャルはあると思います（笑）。でも、そんなに振れないし、当たらない。ドライバーで240〜250ヤードくらい。今日イチでも270ヤードくらいですね。

── 今日のコンディションはいかがですか？

松井　実はフットサルをやっている時に臀部（おしり）で肉離れを起こしちゃって（苦笑）。でも、ゴルフは大丈夫！ 昨日もシミュレーションゴルフで練習してきました。サッカーはできない状態ですけど、ゴルフは腕で打つから問題ありません（笑）。

── ゴルフとサッカーの共通点は何ですか？

松井　共通点はあまりないけど、距離感の出し方はちょっと似てます。それと、サッカーもゴルフも最後はボールを入れるスポーツ。カップインした瞬間が「GOAL！」みたいな感じで気持ちイイです。

── 得意なクラブは？

松井　日替わりですけど、アプローチが一番好きなのでウェッジですかね。サッカーもゴルフも基本的には独学ですけど、ゴルフはデータもけっこう見ます。昨日もシミュレーションゴルフでスピン量をチェックしていました（笑）。

── 最近のゴルフの調子はいかがですか？

武田　今年は調子がイイですね。ドライバーを「タイトリスト」の『GT3』に替えてから飛距離も伸びたし、アイアンショットも安定している。最近は80を叩かなくなりました。

── 今回はハンデ戦です。直近5ラウンドの平均スコアが78の武田選手は「ハンデ6」、平均スコア92の松井さんは「ハンデ20」、平均スコア97の五十嵐さんは「ハンデ25」にさせていただきました。

武田　たしかに平均スコアから算出するとそうなるけど、一流スポーツ選手ってゴルフをやっていても信じられないショットを打つし、トラブルショットに強い。このハンデだと負けちゃいそうな気がします（笑）。

── 「ザ・ゴルフクラブ竜ヶ崎」の印象は？

武田　クラブハウスが豪華だし、全体的に広々としていて心地良いですね。林間コースだから、ドライバーショットを曲げると苦しい展開になりそう。クレバーなゴルフをしたいです。

３人は、「ザ・ゴルフクラブ竜ヶ崎」の本格的な林間コースをどう攻略していくか注目です（アスリートゴルファー対決ということで、距離の長い「青ティー」を選択しました）。

緊張のスタートホール。1番ホールは320ヤードのパー４。打つ順番は松井さん、武田選手、そして五十嵐さんとなりました。

肉離れが心配された松井さんですが、朝イチショットでしっかりとフェアウェイをキープ。武田選手の当たりは良かったもののバンカーへ。五十嵐さんはティーショットを右に曲げて、木の脇に付けてしまいました。

五十嵐　ちょっと松井くん、そのケガ、嘘じゃないよね!?（笑） 一番ナイスショットじゃん。そういう演技やめてよ（笑）。

松井　いえいえ、ホントですよ！ いつもより軽めに振ったのが良かったかも（笑）。

武田選手のバンカーショットはグリーンオーバーしてしまい、1番ホールはボギー。松井さんはツーオンに成功してパー。2打目を木に当ててしまった五十嵐さんですが、3打目のアプローチをピンまで1mに付けてパーセーブに成功しました！


武田　ふたりとも上手い！ ハンデあげすぎじゃないですか!?（笑）

2番ホールは587ヤードと距離のあるパー5。オナーの松井さんは1番ホールに続いてナイスショット。1番ホールがボギーの武田選手は、松井さんをオーバードライブして250ヤード飛ばしてきました。五十嵐さんはフルスイングするも、テンプラ気味のミスショットに。

2打でグリーンを狙わずにレイアップした3人は、3打目勝負に挑みます。

松井さん、武田選手は見事にグリーンオン。武田選手はバーディパットを決めて、1番のボギーを帳消しにしました。松井さんは3パットのボギー。五十嵐さんは再びナイスアプローチでしたが、3パットでダブルボギー。

松井　ナイスバーディ、さすがです！

武田　ありがとうございます。取り返しました。

五十嵐　本気出すのが早すぎるって（笑）

3番ホールは390ヤードのパー4。見通しの良いまっすぐなホールで、ドライバーの飛距離を勝負してもらいます。ドラコン賞の賞品として、「グランド ハイアット 東京」の食事券（3万円分）を用意しました！

武田　イイですね。

松井　（当たった人は）誰と行くんでしょうか？（笑）

五十嵐　ここで野球選手の意地を見せるよ！

オナーの松井さんはここでも軽めに振ってフェアウェイをキープ。気合い十分の五十嵐さんは、力強いフルスイングで周囲を驚かせるもボールは左方向へ。武田選手のティーショットも飛距離が出ていたものの、ボールはわずかに左のラフ。

結果、松井さんがドラコン賞を獲得しました！

このホールは武田選手がパーで、松井さんと五十嵐さんはボギー。

4番ホールは161ヤードのパー3。ドラコンに続いて、お次はニアピン勝負です！

賞品は、東京・代官山にある高級サロン「スパ ダマイ」から提供されました。ゴルファー向きに開発されたメニュー「ビフォー ゴルフ トリートメント」のチケットと、ボディケア用の化粧品セットを手に入れるのは果たして……!?

しかし、3人ともグリーンを外してしまい、該当者なし。ニアピン賞は持ち越しになりました。松井さんはアプローチを寄せてパー、武田選手と五十嵐さんはボギー。

武田　ニアピン、惜しかったですね。

五十嵐　グリーンに乗っていたら、ピンに寄っていたかも……。ヨシ、次で獲ろう！


4ホールを終えた中間スコアは、

武田選手　＋1（17打）
松井さん　＋2（18打）
五十嵐さん　＋4（20打）

ハンデを加算すると五十嵐さんが1位、松井さんが2位、武田選手が3位というまさかの展開に。

前半OUTコース vol.02に続きます！

● 五十嵐亮太、松井大輔、武田 竜がゴルフ・ガチ対決！ 勝負ウエアで勝ったのは!?

● 大久保嘉人さん、スキー武田 竜選手、K-1村越優汰選手がゴルフ・ガチ対決！【着こなし編】

● 【ゴルフ対決 vol.1】 大久保嘉人さん、スキー武田 竜選手、K-1村越優汰選手のうち、バーディ発進したのは……!?