スマホ時代こそ、見られているのは手帳とペン

デジタル全盛の時代だからこそ、スケジュール管理はもちろん、備忘録としての手帳を活かす人やペンに愛着を感じる人は、当然いらっしゃいます。そこでスマホにリンクできる手帳、偉大な人物へのオマージュから生まれたペンをはじめ、誰に見られても堂々としていられるアイテムをご紹介します。

惜しいと思うことがあります。お洒落で見るからに上質なスーツを着ているのに、雨の日は平気でビニール傘を差している方。もったいないなと、画竜点睛を欠くといいますが、詰めが甘ければ、それまでの苦労が水の泡になってしまいます。

これ、手帳やペンも同じこと。ビジネススーツをパリッと着ていながら、取り出すアイテムが身なりに不釣り合いでは、せっかくの服装も形無し。ですので、会議や商談の場で書類にサインをするさい、胸元から取り出すペンはあなたにふさわしいものを選びましょうよ。

なにより、好きなペンでお気に入りの手帳にスラスラと字を書く所作は自他ともに心地よいものです。デジタル時代だからこそ、大人はスタイルにふさわしい手帳とペンを持っているのが望ましいんです。

モダンなデザインで人気の日本発のレザーブランド、「トフ アンド ロードストーン」。こちらは人気の手帳であるクオバディスとのコラボモデルです。

傷が目立ちにくいシボ入りのゴートレザー（山羊）と、頻繁に行う開閉に便利なカバーのマグネットボタン仕様。ペン差しもきちんと付いているので至極便利です。クレジット機能付きのカードポケットまであるから、簡単な打ち合わせなら、これ一冊でこなせます。

クオバディスといえば文字を書いても裏透けしにくい紙質と予定を管理しやすいカレンダーのデザインが魅力。とりわけこちらの正方形のエグゼクティブタイプは忙しい大人の男性に絶大なる人気。

一見するとモダンな極薄プラスチックケース。実はこれ、フランス発の機能的な手帳なんです。

紙面の一番下にあるQRコードをスマホの専用アプリで読み取れば、データをスマホの中でも管理できるという仕組み。しかもSNSのマークの下にあるボックスはチェックを入れると、直接それぞのSNSツールの投稿画面に画像が現れる機能になります。

また使用している亜麻製の紙は世界で最も軽いライティングペーパーで1平方メートルあたりわずか48.5グラム。ケースがマグネットなうえに、リフィルもマグネットでケースに固定でき、使い方次第で大きく展開できるのです。

手書きでありながら、スマホに対応できるなんて、まさにビジネスツールの最先端ですね！

本物の切手が貼られた意欲作が英国の名門ダンヒルから登場。一見、送られてきた封筒のようですが中身はちゃんと罫線のついた手帳です。これなら気になったアイデアや仕事の重要事項を、つらつらとメモするのも楽しくなるでしょう。

なにせ、この洒落たデザインでから、打ち合わせの卓上にポンと置くだけで、会議を和ませたり、盛り上がること必至です。

慌ただしい状況でも臨機応変に対応できる、これがボールペンのいいところ。万年筆の貫録と情緒はもちろんいいのですが、現実的な視点で選ぶならシーンを選ばず、素早く書き出せるボールペンが正攻法でしょう。

内ポケットからスッと取り出したとき、視線を集めるような選択
が肝心。こんなペンなら、周囲の視線を独り占め！　ってな名作を今回はラインアップします。

スイスの筆記具の名門、モンブランを知らぬ方は、いらっしゃらないかと。モンブランは毎年、ひとりの作家の功績をたたえた「作家シリーズ」を発表しています。

気になる今年は、西洋文学の礎となった叙事詩「オデュッセイア」、「イリアス」で知られる、古代ギリシャの詩人ホメロスにスポットを当てました。

先端の付け根にアキレウスの兜の模様はエングレーブしたほか、グリップの抑揚はアキレウスの槍を象ったのだとか。これがあれば、仕事上のライバルに圧勝できるかも。

男はいくつになってもヒーローに憧れるもの。洒落た大人の男性のヒーローと言えば、「007」ことジェームズ・ボンドをおいてほかにはいません。

彼自身も作品中でペン型のスパイツールを使いこなしていましたね。さて、フランスの紳士装身具の名門、エス・テー・デュポンでは、そんな007をイメージした限定コレクションを展開中。

このペンはブラックナチュラルラッカーに極上のギヨシェ彫りを施した傑作。軸に入った007のロゴが、あえて主張控えめなので仕事用に最適です。

現在、トータルで男性のライフスタイルを提案する英国のダンヒル。彼らの出自は自動車愛好家のための製品でした。その後、長年、喫煙具や小物のほか、洋服も手掛けるなど、男性の色艶を任せたらピカイチ。そんなブランドですから、ペンコレクションも実にお見事。

写真の最新モデルは精巧なつくり、洗練されたデザイン、耐久性といずれも申し分ありません。持った感じは適度な重さがあって安定感抜群。この重量感があればこそ、無駄に筆圧を掛けなくても滑らかな書き心地が実現されるわけです。

スイスで生まれた画材と高級筆記具のブランド、カランダッシュ。その定番中の定番が、エクリドール シリーズです。鉛筆と同じ六角形のボディは誰が握っても収まりやすいうえ、表面の繊細な紋様がホールド感を高めてくれます。

真鍮の上にシルバープレートのパラジウム仕上げをかけた質感は高級感満点。胸ポケットに挿せば、着こなしのワンポイントとして活用できます。

サイン姿が素敵に見える、キャップにワザありの万年筆＆ペン
書類にサインをするときにはぜひ、筆記用具にもこだわっていただきたいもの。上質かつ個性のある万年筆やペンならサイン姿もキマリます。

6000円台から買える！ 大人も使える“お手頃万年筆”
久しく手紙なんて書いていない。昨今はそんな人も多いでしょう。どうです？　万年筆でちょっと書き物してみませんか？　ボールペンを卒業して万年筆デビューってのも、ビジネスマンとして格が上がりますよ。

若者には真似できない最も贅沢な大人の手帳選びとは？
一つご質問。最も贅沢な大人の手帳の選び方をご存知でしょうか？　LEON.JPは、一流ドコロが作る使い切りノートこそ最上級であろうと思うのであります。