気分がアガる新作財布４点。ルイ・ヴィトン、ボッテガ、ディオール、ベルルッティ

春財布＝張る財布という語呂合わせから、春に財布を新調することは縁起が良いとされています。時期においては、文字通り春シーズンに買い換えるのが良いとする説や、新春ということで年明けが良いとされる説もありますが、まぁその辺りは気分次第ってことで（笑）。

とかく最近はあまり良い話題がありませんが、財布は日々使うものとあって新調すると心機一転感がダイレクトに楽しめます。微々たるものだとしても気分をアゲるために、今回はひと遊びある財布を集めてみました。キャッシュレスによって、時計と同様にアクセサリー的な側面が求められはじめている昨今の財布。会計時につい眺めてしまいたくなる財布があれば、ちょっとは気分も晴れそうですよね。

春夏の新作として登場したポルトフォイユ･ブラザNM。ルイ･ヴィトンお得意のモノグラム･モチーフにタペストリーモチーフを組み合わせ、キャンバス地に織り上げています。本来アイコニックなはずですが、織りによる表現と色数を抑えたことで、結構シックです。

内装はレザー製。カードは16枚で名刺入れ付きと、収納力はかなりの充実ぶり。ビジネスで敬遠されがちな総柄モノですが、こんなキャンバス地なら馴染んでくれます。

見どころは、言うまでもなくコーナーのターンナップデザイン。切り落としを貼り付けているのではなく、実際に折り込まれています。素材はピュアグレインカーフを採用。シボの入った同レザーは傷が目立ちにくいとあって、デイリーに愛用するには打ってつけです。

内装は薄手のカーフ。外装のピュアグレインカーフとともに、しっとりと手に馴染む感触を楽しめます。カードは6枚、札入れは2つと、コインポケットなしのイマドキ仕様。

1960年代に生まれた“ディオール オブリーク”これまでジャカード織りによって伝統的なパターンを披露してきましたが、新作では“ディオール オブリーク ギャラクシー”へと進化。スムースカーフスキンへのパンチングによる表現は、銀河を名乗る通り未来的で宇宙的な魅力を備えます。

意外にシックなのが“ディオール オブリーク ギャラクシー”の特徴。とはいえ、内装のレザーはリフレクティブ仕様となっており、ギャラクシー感を演出しています。

シグネチャー キャンバスに、パティーヌが施されたヴェネチアレザーを組み合わせたロングジップウォレットのイタウバ。アクアブルーやグラスグリーンといった大胆な色使いも披露する中、色気で選ぶならこのシマルレッドでしょう。クラシックともストリートとも取れる、絶妙なバランス感です。