人気のミニバッグ、今秋の買いは小振りショルダー！ ディオール、バレンシアガなど

ストリート&スポーツトレンドと並行して、手荷物が少なくなったことによるバッグのコンパクト化が、もはや定着の様相を見せています。それどころかトラベルバッグとして便利なサイズとあって、行楽シーズンの今、益々人気を集めています。

とはいえ、これまでのスポーティ目線とは一線を画す動きが。ベルトバッグやワンショルダーといったスポーティさを強調するバッグから、スクエアフォルムのスポーティさを控えた、いわゆるコンパクトショルダーが人気のよう。

色柄やプリント、ディテールでは相変わらずストリート&スポーティ感を披露しつつも、形がスクエアフォルムになることで、大人な落ち着き顔になってくれます。

ダウンといったヘビーアウターを羽織ることを考えても、前掛けしやすいスクエアの方が便利。合わせやすさも兼ねるとあらば、この秋冬はコンパクト&スクエアがバッグ選びの指針となりそうです。

カモフラ柄の本体にストライプ柄ストラップ、クリアパーツによるFFモチーフと、一見ストリート要素が強めな派手バッグに見えます。しかし、中綿入りのナイロン生地による柔らかな質感が、意外に落ち着いた印象に。そもそも、カモフラ柄の発色も抑えめですしね。

クリスチャン ディオール アトリエの名を記した、サファリ メッセンジャーバッグ。グレインレザーに重厚感を漂わせながらも、サイズは休日の身の回り品を収納するのに最適なコンパクトぶりを披露。ウェビングを想起させるフロントのテープデザインが、オトコ心をくすぐります。

職人への敬意を示す今シーズンを、まさに表したヴィンテージ感溢れるバッグ。素材は屈強に仕上げられたカウレザー。ロングウォレットをひと回り大きくしたサイズ感で、堅いレザーがタフさを誇示します。大振りなメタルリングとチェーン使いに、ロックなエッセンスも。

形としてはスポーティなロングウォレット。素材もナイロンキャンバスでリフレクターラインと共にスポーティさを後押ししますが、スクエアフォルムであることに加えてモノトーンを配色したことで、シックな大人顔にまとまっています。薄マチなので、冬はアウターの中に背負えます。

感覚的にはコンパクトバッグというより、ウォレットバッグといったところ。カードは12枚、背面にもオープンポケットを配した収納性の高い作りは、バッグとウォレットを兼ねます。