【人気】大人にこそ似合う、上品ミリタリーコート４選

機能的な作りのミリタリーコートの場合、ともすれば野暮ったい印象になることも。それも、オリーブグリーンやカーキといったミリタリーカラーなら、なおのことです。あくまで、大人のコーデに馴染む洗練されたミリタリーを楽しむなら、やはりメゾン系を狙うのが得策でしょう。

上質な素材使いやトレンド感のあるシルエット、はたまた意外性のある柄やワッペンなど、メゾン系ならではのハイセンスな解釈は、武骨なミリタリーを洒脱に見せてくれます。土臭い雰囲気を回避する方法としては、コート以外をドレッシーにまとめるという方法が定番ですが、コート自体のバランスが取れていれば、さらにトレンドのカーゴパンツを合わせることだって可能になります。

タフさが魅力のミリタリーではありますが、大人のミリタリーはあくまでスタイリッシュに見せてナンボですよ。

コットンギャバジン製のトレンチコート。エポレットやチンストラップ、レザーバックルやウエストベルトといったトレンチお馴染みのディテールを採用していますが、カーキグリーンとは一味違う明るめなグリーンが、ミリタリー一辺倒を回避。ライニングも、アーティスティックです。

自然を題材にしたモチーフのライニング。ライオンやタイガーといったココンチ十八番のアニマルモチーフは、塹壕コートが由来のトレンチをアート顔に見せてくれます。

トレンチコートの金字塔といえばここですが、こちらはオーバーサイジングを採用したウエストミンスター。タンブル加工したトロピカルギャバジンによるドレーピーな生地感によって、そのゆとりあるシルエットを際立たせます。クラシカルにしてトレンドでもあるシルエットは、ダークミリタリーカーキカラーを柔らかに見せます。

M-51、別名モッズコートを想起させるフード一体型のロングコート。袖先や裾に配したギャザーがスポーティな印象をアピールしますが、素材はなんと総レザー。子羊の革を薄く鞣しアンライニング仕立てにすることで、ロングレングス&ミリタリーグリーンの武骨さと裏腹に、軽やかな着心地を楽しませます。

N-3BとM-51をミックスしたような、ゆったりシルエットのミリタリーコート。コットンリネンのキャンバスに、コットンボアライニングを配し保温性を確保しています。ハンドウォーマーポケットやレザーの三角留めなど、ミリタリーな武骨さを示すディテールを配しながら、背中にはアートなワッペンが。

ニューヨークを拠点に活動するアーティストのコーディ・デフランコが手がけた、シェニールワッペンを背中にデザイン。武骨な中に、ストリート感を加味します。