最近のお洒落なビジネスマンは、シャツはストライプばかり着ている件

たとえば初対面の相手に印象強く残すなら、相応のキャラが必要ですよね。とはいえ誰もが強烈な個性の持ち主であるわけもなく、そこのところを服装でカバーできるのが、着こなしがビジネスにも直結している理由です。

そんなとき、色や柄で個性を演出するのは有効ですが、ビジネスの場であまり派手な色柄はオフィスエレガンスに相応しいとは言えない場合も。そんなときこそストライプのシャツが使えるんです。中でもロンドンストライプ（ブロックスストライプ）がおすすめ。同じ幅のストライプが均等に並ぶ柄で、ストライプがくっきり見えるのが特徴。ちなみに”ロンドンストライプ”は和製英語ですので、海外では通じません。

タイはクラシックなストライプや小紋柄、もしくはシンプルな無地など、どんなタイでもシャツがストライプならVゾーンはモダンに見えるのです。縦の太縞がVのラインにきりっとした印象を加味してくれるので、清潔感に加えて凛々しさと精悍さを持ち合わせた「頼れる男」に見せてくれるんです。世界のビジネスマンもストライプシャツを着てらっしゃるのはそんな理由からでしょう。

こんなシャツが一枚あるだけで、大人の上品なエレガンスを感じさせてくれますし、忙しいビジネスマンには朗報かと。必ずや頼もしい仕事の武器となるはずです。

ともすれば地味に落ち着いてしまいがちな無地のグレースーツもストライプシャツを合わせれば、Vゾーンがグッと引き締まり、途端にお洒落な印象に。グレーと相性の良いブラウン系のタイも、シャツの縞色と合わせることで胸元に統一感が生むポイント。ヴィンテージ風の柄タイなら、モダンな印象になります。

イタリアを代表する大御所ブランドのシャツをOEM生産していたことで知られる、「チット」のオリジナルブランド。それゆえ優雅な曲線を描く襟羽根はモダンなルックのドレスシャツになっています。そこへ洗い加工を施してあるので、ノータイのカジュアルなスタイリングもお手のもの。きっちりプレスすれば、スーツにだって似合います。

台襟高めのナポリシャツを代表するブランドらしく、クラシックな着こなしが得意なバルバのドレスシャツ。カーブを描くシャツの襟羽根は、引き締まった表情になります。しかもこちらはダブルカフスゆえ、暖色系のタイと合わせれば、ビジネスレセプションなど華やかな席にもぴったり。ナポリ男の粋を感じられるはずです。

泣く子も黙るシャツ生地の名門、トーマスメイソン社が麻布テーラーのために織ったエエクスクルーシブなストライプ生地。パープルという色が持つ高貴な印象は、タイドアップしたスーツを３割増しにアップグレードしてくれるでしょう。やや長めの襟羽根も、エレガントな大人のシャツといった雰囲気を香らせています。

「トゥルッツィ」など高級シャツの専門ブランドを束ねる、SAITT社のブランドのひとつが「ラボレジオーネ サルトリアーレ」。イタリア生地にこだわったストライプ柄は、クラシックではあまり見られない黒を配色。モノトーンのVゾーンに効く、黒いストライプという選択はありそうでなかったVゾーンを可能にしました。洗い加工を施しながら、カラーステーを入れた襟羽根も独特の表情を醸します。